■主張しない鍵盤奏者(キーボーディスト)
イギリスは沢山のプログレッシヴ・ロックバンドを生み出してきたがその中に『ピンク・フロイド』と『ジェネシス』がある。
60年代後半に誕生しロンドンのパブで演奏していた素人のバンドが20世紀後半にはスタジアム級バンドにまで上り詰めた。
どちらのバンドにも共通することがある。それはキーボード奏者が決して主張しないことだ。
①リック・ライト(ピンク・フロイド)
わりとイイ男
②トニー・バンクス(ジェネシス)
彼らのスタジオ・アルバムやライヴでほとんどソロ演奏がない。
普通、プログレのキーボードは、ELPのキース・エマーソンやYESのリック・ウェイクマンなど目立ちたがり屋が多い。
しかし彼らはプログレロックの特徴である雰囲気を醸し出しているのは間違いなく彼らだ。決して目立たずひたすらバッキングに徹している。私はそんな彼らが好きだ。