ダルマセリカに乗って② | 月刊!俺のつり!

月刊!俺のつり!

釣り股旅で想い出創り
実は俺なんておこがましい
歳を重ねると俺が俺がなど必要が無い事に気づく
自身を戒めるための俺になってきました
主役は魚、魚に感謝です

自信がまだ貧乏学生だったころ、旧車に乗る事が流行り始めていた。

それを信じないものは恐ろしいたたりにみまわれるという。その正体はなにか?

貧乏学生はエンスーと言われる旧車乗りの秘密を探っていると相模の国で一台の旧車に出逢う。その名は…

「赤影、いや、セリカ参上!」

 

N君から朗報…
おい!ダルマの写真あげるよ!ミーティングで見かけた奇麗なブルメタのダルマだ!

 

 

それと…
良いコンディションのダルマあってさ売って良いと言う人いたんだ…
海老名だから近いし行くか?

行く行く!何色?ブルメタ?

バージニア イエローだ!
イっ、イエロー⁈

 

 

いいだろう~フロントガラスも新しくしたらしい

いいなあ~

でもなエンジンがかからないらしい

へ?
直して乗るか?

はへ?

俺らも手伝うから…

 

 

1990年暑い夏…昼は紫外線を浴び、夕方はヤブ蚊に刺されながら…

先ずは原因調査をして淵野辺のトヨタ部品でパーツを取り寄せ…

カムチェーン…スプロケット交換…色々手を施し
次々と問題が発覚し再度追加でパーツを取り寄せ…
3度目の改修で…

 

これでまわしてみるか…

とN君…
セルを回し左右に揺れだす2TG…

ゴキュンゴキュン…キュンキュン…ブオッ、ブロロバー
ゴォーン、カオーン

 

 

泥沼にはまる不安があったが

シュコシュコと言う給気音が…

生き返らせてくれてありがとうと言っている

その音を聴きながら私は覚悟を決めるのであった

もう戻れない…


完全自己満足の世界
車は生き物…人並みにものを言う
つづく