小悪魔agehaメモリアルbook/謝罪文原文
1年ほど前、私の写真作品を無断で大量に使用し発売された「小悪魔agehaメモリアル」。
私とこれを制作した会社、発行した会社、販売した会社の3社の間で裁判になっていました。
この度、正式に私の主張が認められ、謝罪文が発表されました。
これまで、この件に関しまして様々なサポートと応援をいただきました皆様に、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
中は何十ページにもわたって、私の写真作品で埋め尽くされています。
この雑誌は売れて重版になったそうで、間もなく雑誌は正式復活しました。
私はこの雑誌の制作会社から写真の使用許可を求められた際、それを「正式かつ何度も厳重に」お断りしました。
にもかかわらず発売され、クレジットもまるで私が積極的に協力したかのようにも受け取れるような、誤解を招くような表現になっていました。
ある日、これが発売されていることを知って書店で手に取り、まさかという思いで本を開いて、そこに自分の写真を目にした時の衝撃というのは言葉に表せません。
茫然自失となって、その場で立ち尽くしました。
出版物というのは1点、2点の写真の無断使用、著作権侵害でも大変な問題となるのに、この本は100点、200点という桁違いのレベルでの無断使用。。本当に気が遠くなりました。
すぐに弁護士さんに相談して、問題の解決へと行動を起こしましたが、それが私の写真であることを証明するために、写真を保管しているサーバーの何十万枚あるか分からない写真の中から、一つ一つ全部オリジナルの写真データを探し出してきて抽出する必要があるとのこと。。
その膨大な数の当該写真を全て洗い出す作業に、とてつもない時間と労力がかかりました。
この作業をする中で、久しぶりに目にする写真から当時の様々な記憶が鮮やかに蘇ってきました。
そして、終わりの見えない作業を続けている途中、何でこんなことをやらなきゃいけないのかという虚しさと、どこにぶつけていいのか分からない怒りで涙が出そうでした。
この本の編集長の名前を確認すると、私が撮影を担当していた当時編集部にいた人物で、お互いをよく知っている間柄。
私のことを知っていて、よくもこんなことが出来たものだと呆れ返り、失望しました。
私たちの小悪魔agehaは復活などせずに、私たちの思い出の中で永遠にキラキラと輝き、生き続ける伝説の「蝶蝶」であって欲しかった。。