愛する魂の冒険者たちへ

 

 

 

ヒプノセラピーにはさまざまな技法がありますが

 

年齢退行療法というものがあります。

 

 

 

 

年齢退行療法とはなにかといいますと、、、

 

以下のような方法です。

 

 

 

【年齢退行療法】


現在の問題、

 

心の痛みや苦しみ、

 

マイナスの行動パターンや


心の癖の原因となっている「過去の出来事」へさかのぼり、


問題の軽減、解消につなげる療法です。


そのほとんどの原因が「幼少期のできごと」にあります。


癒されないまま放って置かれた

 

潜在意識下の「インナーチャイルド」に


目を向け、耳を傾け、

 

トラウマを癒していきます。

 

 

 

いわゆるインナーチャイルド(うちなるこども)を癒すわけです。

 

 

 

子供の頃の体験で

 

傷ついたインナーチャイルドを抱えたまま大人になると

 

なんとなく生きづらさが消えなかったり

 

特定のパターンを人生で繰り返すようになったりします。

 

 

 

 

たとえば以下のようなタイプがあったりします。

 

 

 

「傷ついたインナーチャイルドを抱えた大人」(アダルトチルドレン)のタイプ

 

1 ヒーローの子

家族の期待をいっしんにせおってがんばるタイプ

 

2 身代わりの子 

家族のネガティブな部分を自分が引き受けて病気、問題行動で表現するタイプ

 

3 いなくなった子

存在しないふりをして生き延びてきたかくれんぼタイプ


4 ピエロの子 

周囲を笑わせるおどけた仮面をかぶって不安を隠してきたタイプ


5 世話役の子 

親や周囲の面倒を見ることで存在価値を見出すタイプ

 


 

このほかのタイプもありますが

 

ここではこの5つの紹介のみにとどめておきます。

 

 

 

 

年齢退行療法では

 

子供の頃に心に傷をおった場面に戻って

 

心の中にまだいる「小さなその子(自分)」を癒す、、、

 

ということをするんですね。

 

 

 

 

そうすると、とても生きやすくなる、ということが起きます。

 

 

 

 

あるとき、西田はこのセラピーの実習中に

 

「周囲に対して、よくなってほしいという気持ち」を抱くのを手放したい

 

というテーマで

 

セラピスト仲間からセッションを受けました。

 

 

 

そういう気持ちって、

 

自分や周囲の幸せをじゃますることがあるんですよね。

 

 

 

 

「よくなってほしい」というのは、一見いいようでもありますが

 

欠落部分に目を向けているし、

 

自分が狭い価値観で抱いている、

 

自分や周囲への

 

身勝手な期待感なのかもしれません。

 

 

 

 

それをテーマに催眠誘導を受けたら、

 

浮かんできたのが、

 

 

 

父と母が激しくけんかしていて

 

小さかった自分がめちゃ怖がって、

 

兄がお風呂場に逃してくれている、

 

という場面でした。

 

 

 

もう忘れているような場面が出てくることもあるのです。

 

 

 

 

 

 

西田少年は

 

怖くて体が冷えていて

 

おふろばで震えていました。

 

 

 

 

 

で、これを、専門的な技術を用いて、

 

安全に癒していくのです。

 

(参考までに記しますと、

 

対話形式でどんどん深めていって

 

トラウマを解放する

 

ヒプノのセッションは、プロにやってもらうのが安全です)

 

 

 

 

話を戻しますと、

 

当時、おさなかった自分は恐怖でふるえ、

 

父と母に「けんかをやめてほしい」

 

ということができませんでした。

 

 

 

そこで、

 

「大人の自分」が過去にレスキューに行く、

 

ということをしました。

 

 

 

怖がっている小さな頃の自分を、いまの西田普が

 

抱きしめて、

 

安心できる言葉をかけてあげるのです。

 

「怖かったね、もうだいじょうぶだよ」と。

 

 

 

すると幼い自分は、

 

「あー、助けてくれる人がきてくれた!」と

 

とても喜びます。

 

 

 

そして、当時は父と母に言えなかった感情を、吐き出します。

 

でもこの場合、

 

小さな自分は、怖がっていて、本音を言えないので

 

大人の自分が言ってあげました。

 

 

 

以下のような感じです。

 

 

「そんなに喧嘩したら、小さな僕はどれだけ怖いか、

 

わかってる?

 

お父さんやお母さんはわからなかったかもしれないね。

 

育ててくれたことには本当に感謝しているよ。

 

ストレスが溜まって喧嘩しちゃうこともあると思う。

 

でも、そんなに喧嘩して、

 

食器が割れたりして、

 

子供の僕はすごく怖かったし、

 

からだが凍りつくほど冷たくなったし、

 

これからどうなっちゃうだろうって、

 

すごく不安だったんだよ」

 

 

 

 

そうやって、父母と会話していくうちに

 

父母も落ち着いていき、

 

 

 

イメージの中で

 

喧嘩をやめてくれて、

 

 

「そんなに怖かったんだね、わるかった、ごめんね」と

 

小さな僕に謝ってくれて、、、

 

 

 

兄にも謝ってくれて、、、

 

 

というようなことが起きます。

 

 

 

「和解が起きる」わけです。

 

 

 

そして家族で仲良くバーベキューする、という場面が展開しました❤️

 

 

*わかりやすくするためにシンプルにしています。

 

もっとフクザツなやりとりをしています。

 

 

 

 

とまあ、こういうことをして、

 

ハイヤーセルフ的な存在にも出てきてもらって

 

今の自分に助言してもらうこともします。

 

 

 

 

 

で、催眠から覚めると

 

「周囲に対して、よくなってほしいという気持ち」

 

が、自分のインナーチャイルドが癒やされたことで

 

薄まり、消えていっているのです。



 

潜在意識レベルの、

 

自覚できないような

 

心の痛みが消えると

 

 

ああ、ほんとうに大丈夫なんだということが、

 

自分のなかに広がっていき、、、

 

 

 

心の底にある不安や、

 

その裏返しである

 

自分や周囲に対する期待や、

 

自分ががんばらなくちゃいけないというような

 

プレッシャーが消えていきます。

 

 

そうすると

 

体も心も、うんと楽になるんですよね。

 

 


 

 

こんどのオンラインセミナーでは

 

「家族の問題を光に変える」ということを扱ったり、

 

リトリートでも、

 

「家族のこと」はテーマに出てくると思います。

 

 

またより専門的に学んで

 

セラピストを目指したい、というかたには

 

12月中旬に、この年齢退行療法のセラピスト養成講座を開催予定です。

 

(いずれもこの記事末尾参照)

 

 

 

 

 

自分で試せる方法としては、

 

もし、自分の子供のころからの

 

癒されていない思い出があるかな、

 

と感じるなら、

 

 

 

 

 

大人の自分が、

 

イメージの中で

 

小さなころの自分の気持ちを聞いてあげて、

 

その子が喜ぶ言葉をかけてあげて、

 

抱きしめてあげるといいかもしれません。

 

 

 

 

 

心の中でなんとなくイメージするだけでも違います。

 

 

 

 

さいごに、たくさんの、高次元の光を、

 

当時の、そこにいる自分、登場人物たちに注いであげます。

 

 

これをお風呂の中や寝床などで毎日やってみましょう。

 

それだけでだんだんスッキリする方もおられることでしょう。

 

 

 

そして、おすすめは、

 

毎朝、毎晩、ご先祖様に感謝のお祈りを

 

捧げていくことです。

 

 

最もシンプルには

 

 

朝起きた時に

 

「今日も目が覚めました。ご先祖様ありがとうございます」

 

夜眠る前に

 

「今日も1日無事に過ごせました。ご先祖様ありがとうございます」

 

 

 

 

癒しがはかどります。


 

 

 

 

 

それでは、引き続き快適な夜を。そして素晴らしい朝をお迎えくださいね。

  

今日も命にありがとうございます。

西田普

にしだあまね

 

 

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西田普による年齢退行療法セラピスト養成講座

 

 

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