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愛する魂の冒険者たちへ



前世療法の講座のなかで、

 

「自分の名前」についての話題が出ました。

名前って、とっても不思議ですよね。

親や名付け親がつけてくれた、名前。

 

 

好きだったり、そうじゃなかったり、

 

小さい頃はいやだったけど、

 

だんだん好きになったり、ってこともあります。

 

 




実は、魂、という観点からすると

「名前」は、「自分で選んで生まれてきている」らしいのです。




「名前には自分の魂の望みが隠されている」らしいのです。





僕は今はご縁あって「普」(あまね)という名前を名乗らせていただいています。


普通の普。普遍の普。

ステキな本や

 

楽しくヘルシーに生きるヒントが

 

あまねく行き渡りますように、

 

という祈りを込めた名前です。

(もちろん、もともとの名前も大切に思っています)


 

 

 

 

 

 

 




タイミング的にいいかな、と思ったので、久しぶりに、

「あなたがお空の上で決めてきたこと〜みことちゃんの物語」の「名前」の回を載せさせていただきますね。





・・・あなたの名前を読み解くと、

 

そこにどんな祈りや、

 

魂のビジョンが浮かび上がってきますか?

 

 

 

 

よかったら、コメントや

 

リブログ先で書いてみてくださいね。

 

 

 

 

きっと、同時代の仲間たち、

 

ご先祖様、守護霊様といった

 

見えない世界からの応援が入ると思います。

 

 

 


〜〜〜


胎内記憶(生まれる前の記憶)をテーマにした

「みことちゃんの物語」、好評をいただき、本当にありがとうございます。







今回のテーマは「名前」です。

みことちゃんは、

お空の上にいる白いヒゲのおじさんから、

一人一人の「名前」に秘められている、

すごいパワーについて、教えてもらうのでした。




それは、私たちが、お空の上で決めてきたことと

関係があるようです。




〜〜〜


僕は雑誌「ゆほびか」の編集長を務めさせていただきながら

ライフワークとして、童話や物語も書いてきました。



僕には5人の子どもたちがいます。

子どもたちが小さかったころ、

眠る前に一緒にふとんに入って、小さい手をにぎりながら、

僕が作った物語を話していると、

みんなとても喜んで、毎日、楽しみにしてくれていました。



お話しているうちに、いつの間にか、すやすや眠っていた、

あの手の小ささ、暖かさ、確かさは忘れません。



そして、ふだん、子どもたちと話していると、

時々、「意外なこと」を教えてくれることがありました。

「すごいなあ!」「僕より、ずっと魂が成長しているんじゃないか」と、

ハッとさせられることも、多々あったのです。



彼らが教えてくれた「意外なこと」をもとに、

一緒にお話を創っていったこともありました。  



その中に「胎内記憶」をテーマにして作った話があります。

胎内記憶というのは、子どもが生まれる前のことを覚えていて、

それを話してくれるんですよね。



例えば、こんな具合に。

「パパとママを選んだんだよ。ずっと、待っていたんだよ」

「ママとパパの声が聞こえたよ。パパ、ぞうさん歌ってたよ」

「ママに、大好き!って言うために生まれたよ」



この胎内記憶について、医師の池川明先生に取材したことがあります。

池川先生は、胎内記憶についての大規模な調査を行っています

(2002年の調査。長野県諏訪市の保育園や幼稚園で838人、

長野県塩尻市の保育園で、782人など) 。




池川先生は、こんな調査結果を教えてくれました。

●幼児の30%に、胎内記憶(お母さんのおなかのなかにいたときの記憶)がある

●20%に、誕生記憶(生まれてきたときの記憶)がある

●20%に、中間生記憶(お空の上にいたときの記憶)がある




実は僕の子どもたちも、生まれる前の記憶を聞かせてくれたことがあります。

「お空の上でぴょんぴょん飛び跳ねていた」

「天使だった」と。




子どもたちが、話してくれたエピソードを元に、

作ったお話が、「みことちゃんの物語」です。



主人公は、10歳の女の子、みことちゃん。

漫画が大好きで、絵を描くのが大好きで、

ご飯とお味噌汁が大好きで、宿題が嫌いな、普通の女の子です。




でも、みことちゃんには、誰にも言えない秘密がありました。

実は、みことちゃんは、

「お空の上にいる、白いヒゲのおじさん」と、内緒話ができるのです。

そして、みことちゃんは、「生まれる前のこと」を覚えているのでした。




*いま、みことちゃんは、持病の「ぜんそく」の発作を起こして

気を失い、「お空の上」にちょっとだけ里帰りしています。



〜〜〜




●みことちゃんの物語
「あなたの名前」に秘められたすごい力






白いヒゲのおじさんは、ニコニコして言いました。





「名前ってね。

とっても大きな意味があるんだよ。

まずね、伝えたいのは、

どんな人の名前にも、宇宙のものすごいパワーが

ぎっしり入っているってこと」






「ええっ! そうなの?」






「そうさ。



名前ってね。

すごく神聖なものなんだよ。

知ってるかな。

神様や天使や、仏様の名前を唱えると、

守ってもらえるという考え方って、

実は、世界中にあるんだよね」





「マリア様、お助けを~!

ジーザス!

とかっていうよねえ。

テレビで見たことあるよ」





「南無阿弥陀仏っていうのも、


阿弥陀如来っていう仏様に、呼びかけているんだよね。

インドの人たちは、オム・ナマ・シヴァヤなんて言ったりするよ。シヴァ神っていう神様さ。

名前を呼んで、その神様に祈ってるわけ。

困った時に神様の名前を叫ぶと、気持ちが楽になるんだよね。

・・・みことちゃ~ん!」





「え!?」





すると、突然、お空の上いっぱいに、

透き通った大きな鐘の音が鳴り響きました。

そして、はるかかなた上の方から、

まぶしく輝く巨大な光の文字が、

ドドド~っと降りてきました。






「た か は し み こ と」






と書いてあります。






「うわーっ! 私の名前!」







その「た か は し み こ と」の文字の輪郭には

七色の光がぐるぐる巡っていて、

全体はホワイトゴールドにきらめいていました。

一個一個の文字が、二階建てのおうちくらいの大きさがあります。





「ひゃあ・・・」

みことちゃんは、家族で行ったディズニーランドの夜のパレードを思い出しました。






おじさんは、木の杖をどこかからか取り出して、

「と」の文字をちょっとつつきました。

すると、「た か は し み こ と」の名前全体に、

立体アニメみたいに、いろんな人の顔や、場所、

数え切れないほどの昼と夜の場面が浮かんでは消えました。

そのたびに、文字全体から、

まぶしすぎる光があふれ出てきます。







「な、なに? これ」







「なにって、みことちゃんの名前でしょ。

だからね、これからは、

自分の名前を口にするとき、名前を書くとき、

《これは神聖な名前なんだ》というつもりで、

大切に言ったり、大切に書いたりするといいよ。

宇宙の応援が得られやすくなるからね」







みことちゃんは、どきっとしました。







というのも・・・

答案用紙やプリントに名前を書くとき、

乱暴に書いたり、

グネグネ書いたりしていたのです。

特に、嫌いな算数のテストのときに。

答案を出す時、ミス・ネガティブ先生がそれを見て、

ちょっと眉毛を上げるのがおもしろかったのです。

今度からは丁寧に、心を込めて書こうと思いました。

「あーバチが当たるかも・・・」




おじさんは笑って言いました。


「はははは! 青ざめなくて大丈夫。

バチなんか当たらない。

いつでも自分ができる範囲でベストなんだから。

みことちゃん。

好きな人の名前って、特別なものに感じるでしょ。

好きな人に名前を呼ばれると、ドキッとするよね」






みことちゃんは、お兄ちゃんのテニス部の友達を思い出しました。

いつもさわやかで、背すじが伸びていて、サラサラした髪をしています。

「おー、みことちゃん、こんにちは!」とキラキラした目で言ってくれる・・・。

もじもじするみことちゃんを見て、お兄ちゃんがニヤニヤしていたっけ。もう!





「ふふふ。

神様たちだって、好きな人から名前を呼ばれたら、ウキウキしちゃうんだよ」





「ふーん。そうなんだあ~。じゃあ。

白いヒゲのおじさん!」






すると、



「ぽう!」


と、マイケル・ジャクソンのように叫んで、白いヒゲのおじさんは、

「た か は し み こ と」

の文字の上にピョーンと飛び乗りました。






「おーい・・・」

おじさんの姿は見えません。






遠く上の方から、おじさんの声が聞こえてきます。

「わし、みことちゃん、大好きさ。みんなのこと、だーい好きなのさ」






「あ、ありがとうね、おじさん」






「お空の上から見てるとね・・・

一つ一つの命が燃えるように輝いてる。

みんなのことを思い出すだけで、幸せなのさ!

命って、本当に、みんなみんな神様なんだよ。

あなたたちの名前って、

本当は、神様の名前なんだよ」






「え?! わたしの名前も?」






「そうさ!」





そう叫ぶと、白いヒゲのおじさんが

「た か は し み こ と」

の文字の一個一個の上で、

猛スピードでムーン・ウォークを決めました。

最後の「と」の文字からツルッと滑り降りてくると、

おじさんはピタッと、両足を閉じて、大きく万歳するポーズを決めました。

周囲に生えている、お空の上の花が、「やんややんや」と歓声をあげます。





あっけにとられている、みことちゃんに、おじさんは、

万歳ポーズのまま、真顔で言いました。





「みことちゃん、って自分や誰かが言ったとき。

本当は、それは、

《みことちゃんという名前の神様が、

今、ここで生きていますよ。

宇宙で唯一の大切な存在が、ここにいますよ。

みことちゃん万歳!》

っていう、祝福みたいなものなんだよ」





「そ、そうなの?」





「みことちゃんが生まれた日本では、

イザナギノミコト(伊邪那岐命)

イザナミノミコト(伊邪那美命)

オオクニヌシノミコト(大国主命)

とかね、

たくさんの神様の名前に、ミコトってくっついてる。


あのミコトっていうのは、《命》(みこと)。

つまり、命はみんな神様ですよってことを、

昔の人はそれで表していたんだ」






「あ、それは、神社に行った時、ママが言ってた!」






「だから、かぼちゃのミコトとかさ。かぼちゃの命」






「ははは! それ、おもしろいね。

トマトのミコト、

きゅうりのミコト、

桜のミコト、

タンポポのミコト、

ミミズのミコト、

テントウムシのミコト、

ゾウさんのミコト、

ワンコのミコト・・・」






「そうさ。マグロのミコト、森のミコト、川のミコト、富士山のミコト」






「わあ~。富士山のミコト」

みことちゃんは富士山が地上でホカホカ笑うのを感じて、背すじがぶるっとしました。





「試しに、自分の名前に、《ミコト》ってつけて、呼んでみるといいよ。

鈴木一郎のミコトとか、山田花子のミコトとかね」






「え!?私は、高橋みことだから、高橋みことのミコトになっちゃうよ」







「そうだそうだ。素敵じゃないか!

特に寝る前に、やってごらん。

お布団の中で、両手を胸や、お腹や、体のどこかに当てる。

自分の名前に、ミコトってくっつけて、

呼びかけて《いつもありがとうございます》って言ってごらん。

その夜、深く休まるし、

解決したいことがある場合は、

夢でメッセージをもらえることもあるからね」





「ふうーん。高橋みことのミコト・・・いつもありがとうございます、って?」





「そうそう。地上に戻ったら試してごらん。

みことちゃんは、どうして、みことって名前になったか知ってるかい」





「パパとママが、私の顔を見てたら、浮かんで来たって」






「そうだね。

名前にはね。

その人が《今回の人生はこういうことをやりたい》って、

お空の上で決めて来たことのヒントが、

畳み込まれているんだよ。


 

《氏名は使命》っていう言葉もあるんだ。

例えばね。


『陽子ちゃん』っていう名前の人がいるとするだろう。

その名前には、

《晴れの日も、雨の日も、

明るい人生を送れますように。

友だちや、家族、出会うみんなにとって、

暖かい日差しのような人でありますように》

っていう祈りが込められていたりするんだよ」






「そういうのって、漢字を見てたら、大体わかるものなのかなあ」






「そうだね。

文字の意味を、色々と調べてみたり、

それと、文字の成り立ちをたどってみるのもいい。

意外なことまでわかってくることがある。

みことちゃんだったら、『命』という文字について調べてみる。

それから、『みこと』という音の響きを感じてみる。

『みこ』とか、『こと』とか、そういうふうに、区切ってみる。

『高橋』という名字についても、同じようにやってみる。


その中で、自分にとって、ピンとくるものがあったとしたら、

そのピンとくるものが、自分にとっての正解。

魂が反応してるんだよね。



名前を大切に、何度も唱えているうちに、

深いところから呼び覚まされてくる場合もある。



もし、その時、わからなかったとしても、

周りの人たちの言葉や、目にしたものからヒントが来て、

だんだん意味がわかってくる。



なぜなら、その名前は、

自分がお空の上で選んできたものだから」





「そうなんだね。私、名前は、ママやパパがつけてくれたんだと思っていたよ」





「そうだよ、ママとパパがつけてくれたんだ。

そのお名前をつけてくれるように、みことちゃんが、

ママとパパにお空の上で頼んだんだよ。

そのお名前をつけてくれる、両親と家族を選んだってことさ。

見てごらん」






「た か は し み こ と」

という大きな光が、柔らかく燃え上がるように光ります。

文字の中に、立体映像が浮かびます。






小さな赤ちゃんが、小さなベッドですやすや眠っています。


「やっぱり、この子は、みことっていう名前がぴったりね」

「そうだね。みことちゃんって顔してる」

「パパー、ママー、じゃあ、この子は今日からみことちゃん?」

「みことちゃん。かわいい名前ねえ」

「じゃあみことちゃんで決まり!よーし、出生届出してこよう」

「みこと。命を大切に、ずっとずっと、幸せな人になるわ」

「友だちからは、みことちゃんとか、みこちゃんとかって呼ばれるかな?

きっと、人気者になるね・・・」




突然、場面が切り替わり、お家の中が映し出されました。




「みことちゃん、ご飯よー」

ホカホカの白いご飯と、お味噌汁と、女の子が見えます。

「みことちゃん、いただきますって言って食べるのよ」




次々、場面が切り替わり、みことちゃんが大きくなって行きます。

「みことちゃん、公園行こうか」

「みことちゃん、一緒にお買い物行くかい」

「みことちゃん、行ってらっしゃい。上履き持った?」

「みことちゃん、おかえりなさい。ポテトチップあるわよ」

「みことちゃん、お誕生日おめでとう」

「みことちゃん・・・」




みんなが、みことちゃんの名前を呼んでくれたその度に、

「た か は し み こ と」の

巨大な光の文字がなんどもなんども、

柔らかい炎に包まれました。





「そうだ、私は、みことちゃんなんだね。私、みことちゃんでよかったよ」




「みことちゃんは、

 

名前を呼ばれるたびに、

呼んでくれた相手にも、パワーをあげてるんだよ。



ついでに言うとね。


みことちゃんは今回の人生で、

鈴木みことちゃん、

高原みことちゃん、

東みことちゃん、

高橋みことちゃん。

そのどれかになる可能性があった。



その中で、ママとパパを見つけて、

高橋みことちゃんになる人生を選んだんだよ。

名前にはね、家族はもちろん、先祖みんなの願いや、

未来の子孫たちの願いも入っているんだ」





「なんだか壮大だねえ。名前ってすごいんだね」





おじさんはニコニコしながら言いました。

「でもね。途中で変えたくなったら、名前だって変えていいんだ」




「え?!今までの話、なんだったの・・・」




「ほら、結婚すると名字変わるだろう。


漫画家さんや作家さんとかなら、ペンネームってのもある。

変えたくなったら、変えてもいいのさ。

人間は、それだけの自由と、すごい力を持っているんだ」


(続く)



〜〜〜



みことちゃんの物語、今日はここまでにさせて頂きますね。





胎内記憶をもつ子どもたちは、次のように語っています。


●子どもが、この世界に生まれてくる理由


1)子どもは、親を選んで生まれてくる。
親を助けるために生まれてくる (特に母親を助けるために)

2)子どもは、マイナスの連鎖を
終わらせるために生まれてくる(闇を光に変えるために)

3)子どもは、自分自身の
人生の目的を達成するために生まれてくる。
親だけでなく、みんなを幸せにするために生まれてくる
(地球を愛で包むために)




 

 


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もしあなたが、自分がやりたいことがあるのだとしたら、

それは、あなたがお空の上で決めてきたことです。


僕はそれを全身全霊で応援しています。

すべての息子たち、娘たちが、自分自身の道を歩めますように。



今日も命にありがとうございます。
西田普
にしだあまね

 

 

アマテラス!で連載中