愛する魂の冒険者たちへ
今日は、十一面観音様の縁日となっています。
長谷寺さんのご本尊が十一面観音様です
とても縁起のいい日なので、以下をシェアさせていただきます。
ちょっと気分がモヤモヤした時、
唱えると、
部屋の空気感や、気持ちがすっきりとして
元気が出てくる
「短いお経」があります。
父母のところに遊びに行った時も
唱えることがありました。
突然お経を唱える息子を見て
どう思っているのか
「へーっ!?」と言って
驚いてましたが。。。笑
宿泊先のホテルの部屋などでも唱えることがありますよ。
最近はオンラインサロンのオフ会で、鎌倉の海辺にいったとき
西田はひそかに唱えてました。😀
唱えやすくて、
おはらい的なこと、浄化、運命良化につながると言われている
「世界一短いお経」。
それは
『延命十句観音経』
えんめいじゅっくかんのんきょう
です。
沖ヨガの
佐藤松義先生(イタリア政府公認 沖道ヨガ総合自由大学教授)に
「呼吸法としてのお経ですよ」と
教わって以来、よく唱えています。
では『延命十句観音経』をご紹介させていただきます。
『延命十句観音経』
えんめいじゅっくかんのんきょう
観世音 かんぜおん
南無仏 なむぶつ
与仏有因 よぶつういん
与仏有縁 よぶつうえん
仏法僧縁 ぶっぽうそうえん
常楽我浄 じょうらくがじょう
朝念観世音 ちょうねんかんぜおん
暮念観世音 ぼねんかんぜおん
念念従心起 ねんねんじゅうしんぎ
念念不離心 ねんねんふりしん
42字しかなく
ごろよく、唱えやすく覚えやすいお経です。
これを、できるだけ「ひと息」で、
息を吐き切るようにして唱えます。
スピードは、唱えやすいような速さで。
このなかで
与仏有因(よぶつういん)
与仏有縁(よぶつうえん)
という節がありますが
「だれもが皆、悟りに至る完全無欠な素因を持っている」
「だれもが皆、悟りに至るためのご縁をいただいている」
というような意味なのだそうです。
誰もがブッダ(悟った人)になる要素を持っていて、
日常のなかに、いつもどこにでも
内側に備わっている
仏性(感謝や慈悲)の精神を発現するためのチャンスがある・・・
慈悲について補足しますと、
一般的には
「 いつくしむ 」「 あわれむ 」という意味にとらえることが多いようですが
仏教ではさらに詳しく、
「 慈 」とは「楽を与えること」、
「 悲 」とは「 苦・苦しみを抜くこと」
と説いている、と教わりました。
(人の苦しみを取り除いて、楽を与えること:抜苦与楽)。
ある高僧は 「己を忘れて他を利するは、慈悲の極みなり」 とおっしゃっています。
この場合の「己を忘れて」とは、
打算抜き、自分の損得勘定抜き、
といった意味合いになるようです。
ちなみに沖ヨガの佐藤松義先生によると、
インド〜ヒマラヤにはヨガの伝統があり、
お釈迦様もヨガ行者だった!!!!
のだそうです。
お釈迦様は激しい修行の末に、
苦行では悟れないと気づき、
苦行で疲弊しきったからだを休めていたところ、
スジャータという女性に「乳粥」をご馳走になり、
命を救われ、元気を回復。
菩提樹の下で瞑想して、
悟りを開かれた、ということです。
スジャータさんの優しさ・慈悲(抜苦与楽)の行為が
お釈迦様の大いなる悟りを助けた、ということに
深い意味を感じ取れる気がします。
『延命十句観音経』
えんめいじゅっくかんのんきょう
には次のような意味があるそうです。
『延命十句観音経』
えんめいじゅっくかんのんきょう
観世音 かんぜおん
観世音とは、一切を含み一切を超越した全宇宙の声、全自己の叫びです。
南無仏 なむぶつ
大自然に帰依し、心身ともに正すことを誓います。
与仏有因 よぶつういん
だれもが皆、悟りに至る完全無欠な素因を持っています。
与仏有縁 よぶつうえん
だれもが皆、悟りに至るためのご縁をいただいています。
仏法僧縁 ぶっぽうそうえん
そのご縁とは悟りに至った諸聖人、自然の法則、教えを伝える人々とのご縁です。
常楽我浄 じょうらくがじょう
自然は常に真理を与え、苦を楽とする能力、無我の自由、生命本来の清浄性(仏性)を与えてくださっています。
朝念観世音 ちょうねんかんぜおん
観音の心、すなわち無我の大慈悲心にて、今日一日を生き切ります。
暮念観世音 ぼねんかんぜおん
忙しくとも常にこの心を胸に抱き、自己を省みます。
念念従心起 ねんねんじゅうしんぎ
魂を込めてひたすら念じ、観音心を起こします。
念念不離心 ねんねんふりしん
自然と一体になった私たちの本心から、片時も心を離しません。
深遠な意味が感じられて、ちょっと難しい箇所もありますが、
僕はこの「延命十句観音経」大好きです。
観世音 かんぜおん
南無仏 なむぶつ
与仏有因 よぶつういん
与仏有縁 よぶつうえん
仏法僧縁 ぶっぽうそうえん
常楽我浄 じょうらくがじょう
朝念観世音 ちょうねんかんぜおん
暮念観世音 ぼねんかんぜおん
念念従心起 ねんねんじゅうしんぎ
念念不離心 ねんねんふりしん
リズムよく、一息で唱えると
心と体がスッキリするんですよね。
日々唱えていると、自分の波動が変わり、
また、諸聖人の加護が得られて
わるいことに出会わなくなる、
いろんな奇跡的な変化が現れることがある、
とも教わっています。
今日も快適な午後をおすごしくださいね。
今日も命にありがとうございます。
西田普
にしだあまね