愛する魂の冒険者たちへ
ある日のこと。
北鎌倉の円覚寺にお参りした後、
田宮さんは
「買い物がある」と大船まで出かけ、
僕はせっかくなので、
北鎌倉から、鎌倉まで歩いてみることにしました。
それで
やや疲れたので（笑）
いちど自宅に戻って、
昼寝して、ぐっすり眠ってから起きて、
冷蔵庫の中にある野菜スープの材料と、
保温ジャーの中にある酵素玄米と、
友人のお店で買ったワインをリュックに詰めて、
田宮さんちに行く準備しました。
パッと作れて健康にいい「ハーバード式野菜スープ」と、
田宮さんが作ってくれたキムチ納豆をおかずに
晩御飯にしようという話になっていたのですね。
ところが
自転車（この時乗ってたのは、１０数年来の愛車のビーチクルーザー）に
またがってこぎ始めたら
ガチャガチャと変な音がしてチェーンが外れてしまったのです。
ぼくんちのほぼお隣の神社の林や
裏山から落ちてくる枝があるのですが、
その小さめ枝の1本がいつの間にか、
自転車の後輪のところに挟まっていたらしく
それがチェーンにいたずらしたようなんです。
「うわあー、田宮さんを待たせちゃうなぁ」
と思いながら修理しました。
幸いにしてすぐ
チェーンは元通りになったのですが、
今度は携帯電話を忘れたことに気がついて、
取りに戻りました。汗
さらに…田宮さんちは僕の家から
自転車で15分ぐらいのところにあるんですね。
急げば10分程度です。
安全走行を心がけて到着したところ、
田宮さんちの前に、ちょっと大きな車が止まっている。
あら、そこに留まっていると、もしかして…
やっぱり駐輪場に自転車を入れることができません。
田宮さんちのマンションは、
きっちり駐輪場に止める構造になっていて、
路上駐輪などはできないし、
誰もやらない、
そーゆー場所なのですね。
しばらくウロウロした挙句、
思いついて、自転車を押して
マンションのオートロックの玄関から入って、
自転車を押したまま、
屋内にあるゴミ捨て場をくぐり抜けて、
裏から回って
駐輪場になんとかたどり着いたのでした。
さて、世の中に偶然はないといいます。
すべての物事には意味があるんですよね。
（このブログにもいつもそう書いています）
では、西田にとって、
田宮さんちに向かうときに、
自転車のチェーンが外れたり、
マンションになかなか入れない。
これにはいったい
どんな意味を見つけられるのでしょうか?
「今日は田宮さんに会うのやめておきなさい」
という天からのメッセージでしょうか? (笑)
「田宮さんに会うと、とんでもないことに見舞われるぞ」
と言うことでしょうか? (笑)
そんなことありませんよね。
そうなんです、
実際そんなことはなかったわけです。
これは笑い話レベルですけれど、
実は、普段、
特に直感肌の人が
ついやってしまいがちなのが、
「自分にとって、
あれっと思うことがあったときに、
必要以上にマイナスに解釈してしまうこと」
僕もよくよく気をつけています。
直感を頼りに生きると
人生がダイナミックに展開して楽しいのですが、
一方で、直感タイプが陥りやすい罠の1つが、
（ノリノリの時はいいのですが）
「一見、ネガティブに見えること」
が起きた時、
そしてネガティブに見えることが
何度か続いたときに、
一連の出来事を
実際のサイズ以上にマイナスに見てしまう・・・
ということかもしれません。
「自転車のチェーンが外れたから、
マンションになかなか入れなかったから、
田宮さんには絶対合わないほうがいい」
なんていちいち思っていたら、
楽しい夕食を食べそびれてしまうわけです。（爆）
これは晩御飯だったわけですが
もしも人生の選択肢、、、
例えば仕事選びとか、
恋愛とか結婚とか、
そういう時に、同じようなことを
やってしまったとしたら、どうでしょうか。
ちょっとのことで自分にストップをかけてしまったとしたら？？
それはそれで
そのときの選択で、
わるいわけでもないでしょうけれど、
やや
もったいない感じが漂いますね。
もちろん日常の事でも同様です。
日常の連続が人生ですもんね。
何が言いたいのかと言いますと、
明るく解釈しよう。
よくなるようにできている。
自分にとってムシがいいようにとらえてもいい。
自分がどうしたいかで、人生の感じ方、進み方を決めていい。
ほんとうに進みたいなら、進めばいい。
シンプルな話になってしまいますが、、、
外側で何が起きても、
最終的には
自分の意識が強いのだと信じています。
（もちろん、必要な危機管理はしっかりやるとして、ですが）
以上の話は以前の体験ですが、
思うところありまして、
ここにあらためて、のせさせていただきました。
もしかしたら、タイミング的に
どなたかの参考になるのかもしれません。
こうして記事にすることで
どなたかのお役にたてるように、
チェーンががちゃがちゃっと
外れてくれたのかもしれません（笑）
そう思うと、
「ネガティブにみえる出来事さえも、
自分のたましいを磨く
ために起きてくる」
という噂はやっぱりほんとうなのかもしれません。
それでは引き続き、素敵な９月１５日をお過ごしくださいね。
今日も命にありがとうございます。
西田普
にしだあまね