愛する魂の冒険者たちへ

 

 


生きてるといろんなことがありますね。

 

 

 

思いがけない事態に見舞われたり、、、

 

 

 

自分自身が

 

時には、びっくり仰天の

 

大ポカをやらかしてしまうことがあります。

 

 

 

でもそれが実は

 

「大開運のきっかけになる」

 

ってことがあるようなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「人生はよくなるようにできている」

 

「すべてはうまくいっている」

 

「すべてがうまくいっている」

 

 

 

と賢者たちから教わってきました。

 

 

 

うっそーん!と最初は思いましたが

 

だんだん、

 

こりゃあ本当かもしれないな、

 

と感じるようになっています。

 

 

 

特にカメラをうんと引いてみると

 

そのことが見えてくるようなんです。

 

 

 

 

 

 

一つ西田の生エピソードがありまして、

 

お恥ずかしい話なんですが…

 

 

 

 

僕は、長年、雑誌編集をしていたのですが

 

ゆほびかとゆほびかGOLD(マキノ出版)の編集をしながら、

 

雑誌でヒットした企画をムック(大判の単行本)に

 

まとめる仕事もさせていただいてたんですね。

 

 

 

 

雑誌をやりながら

 

単行本を掛け持ちで数冊走らせることもありまして

 

作業的にはきつい時もあったけど

 

楽しかったですよね。

 

 

 

年齢的に若かったし徹夜作業もまあ、

 

さほど苦にならなかったんです。

 

 

 

 

ところが・・・

 

ある時、ものすごい大失敗をしてしまいまして、

 

 

 

 

それは、本のカバーの裏に、

 

バーコードが付いているんですが

 

間違ったコードを入れてしまったのです。

 

 

 

たしか発売日の直前になって

 

取次さん(本の流通問屋さん)から連絡があったんです。

 

このままじゃ出荷できません。と。

 

 

 

 

ほんとに青ざめまして、

 

何しろその時は、

 

確か3万部とか4万部とか

 

刷っていたと思うんですけど、

 

それが全部回収となったら大騒ぎですし、

 

かかる費用も莫大なわけです。

 

 

 

 

 

 

*書籍は初版6000部くらいからスタートすることが多いですが

 

ムックは雑誌でヒットした企画を本にしていたので

 

売れる可能性が高く、初版部数が多かったのです。

 

 

 

なにしろ

 

発売日に本が出なければ

 

書店さんにも

 

読者さんにも大迷惑をかけてしまいます。

 

 

 

そのとき助けが入りまして、

 

印刷所の方から、

 

「小さなシールを作って

 

それを全部の本に貼っていきましょう」

 

と言うアイディアをいただいたんです。

 

 

 

手作業で貼りましょう、と。

 

 

 

 

それで担当だった西田(当時、ひら編集部員でした)はもちろん、

 

編集部の上司も、

 

同僚も、後輩も、

 

販売営業部門、総務のかたたちも

 

一緒に印刷所の工場まで行ってくれたんです。

 

 

 

 

山のように積まれた本。。。

 

その梱包を解いて、

 

シールをひたすら貼りまくりました。

 

何時間も何時間も・・・。

 

 

 

皆さん申し訳ありません、

 

本当にありがとうございます、

 

と心で唱えながら貼り続けました。

 

 

 

 

しかもその時、

 

マキノ出版のメンバーだけじゃなくて、

 

印刷所の方たちも

 

大勢手伝ってくださったんです。

 

 

 

 

雑誌の編集をやっていても、

 

普段は印刷所のかたとは、

 

いわゆる営業さんのかた以外とは

 

ほとんど会うことはありません。

 

 

 

そのときは印刷所で

 

印刷作業に当たっている

 

社員の方も

 

パートの方も

 

いらっしゃったと思うんですけれども

 

皆さん気持ちよく手伝ってくださったんです。

 

 

 

どなたかが、差し入れで、

 

おいなりさんをくださって、

 

もうシールを貼りながら涙が出そうになりました。

 

(あの甘じょっぱさは忘れません)

 

 

 

 

 

それで結局二日間ぐらいかかって、

 

なんとか発売日に間に合わせることができたんです。

 

 

 

 

ほんとにお詫びと感謝しかなかったです。

 

 

 


 

1冊の本が出るまでには、

 

著者の先生のアイデアも経験も、

 

編集の現場の作業も、

 

印刷所の方のお仕事も、

 

流通に関わってくださる皆さんも、

 

書店さんも、

 

そして買って読んでくださる読者の方も

 

みんなの共同作業なんだっていうことが

 

身に染みてわかったのが

 

この時でした。

 

 

 

 

わかっているつもりでしたが、

 

心底理解できたんですね。

 

 

 

 

だけど、、、

 

一体経費がいくらかかるんだろうって

 

計算してみると莫大な額になるんですよ・・・

 

印刷所の方にも出動していただいたわけなので。

 

 

 

 

 

ところが印刷所の方が数日後いらして、

 

「今回はお代はいただきません、

 

いつもお世話になっていますし、

 

この本が売れることで

 

私たちも嬉しいですから」

 

とおっしゃってくださったんです。

 

 

 

 

 

 

本当にありがたかったですよね。

 

社内でも、

 

始末書未満の反省文を書きましたが、

 

それだけだったと思います。

 

 

 

 

当時の編集長や社長からは、

 

厳重注意の上、

 

チャレンジしてるとこういうこともあるよ、

 

との言葉をいただきまして・・・

 

 

 

 

 

結局この大トラブルがあった本が、

 

テレビで紹介されるなど

 

不思議な幸運の後押しをうけて

 

おかげさまで部数20万部ほどのヒットになりました。

 

 

 

 

もしかしたら、皆さんの思いが乗ったのかもしれないと

 

今は思います。

 

 

 

 

で、それ以降、

 

本の定価やバーコードに関しては

 

ダブルチェック、トリプルチェックをしようという

 

社内体制が組まれて

 

同じ失敗が起きないように改善されました。

 

 

 

 

西田個人としては

 

そこからさらに感謝の気持ちで

 

仕事させていただくようになりまして・・・

 

 

 

ここでこうして書かせていただいているのは

 

不思議な気分ではあります。

 

 

 

 

あの時を思い出すと、

 

一緒にシールを貼ってくださった

 

皆さんどうしてるかなぁって思いますし、

 

 

 

 

もう天国にいる同僚もいたりして、

 

目から汗が出てきそうになります。

 

 

 

 

 

 

ということで、この話をしていたら

 

田宮さんが再び

 

「それは素晴らしいご経験でしたね。

 

ご失敗おめでとうございます」

 

と言ってくれました。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

これは法則化は難しいかもしれないですが、

 

なにかで失敗したときは、

 

ある意味

 

 

 

 

「あなたは、もっと

 

何かを大切にすることができますよ」

 

「あなたはもっと感謝できますよ」

 

「そしたら、さらに開運、間違いなしですよ」

 

 

というサインなのかもしれませんね。

 


 

 

 

 

ということで恥ずかしながら

 

あらためてのシェアでございました・・・

 

 

 

 

 

 

 

なにかあったときは、

 

 

「人生はよくなるようにできている」

 

「すべてはうまくいっている」

 

「すべてがうまくいっている」

 

 

 

ということを思い出して・・・

 

 

 

 

なんなら、何度も何度も

 

ただ唱えてみることで、

 

言霊パワーが発揮されると思います。

 

 

 

 

 

また、田宮さんが言ってくれたように

 

「ご失敗おめでとうございます」

 

自分に言ってあげると

 

そこから不思議な「好転」が起きるかもしれません。

 

(それにしてもすごい言葉ですね)

 

 

 

 

それでは引き続き快適な土曜日をお過ごしくださいますように。

 

 

 

 

愛する家族の立つ大地が平安でありますように

 

お祈りさせていただきます。

 

顕彰大神通力 けんしょうだいじんつうりき

 

 

今日も命にありがとうございます。

西田普

にしだあまね