愛する魂の冒険者たちへ




この世には、なぜ

 

「ワクワクすること」と、

 

「ワクワクしないこと」の両方が存在するんでしょうか。

 

 

 

自分のワクワクは自分にしかわからず、、、

 

 

 

他の人がいくら

 

「これさ、ワクワクするんだよ。ねーっ!?」と言っていても

 

 

 

自分にはピンとこないことも

 

たくさんあります(ですよね?!)。

 

 

 

 

 

ただ、

 

自分がワクワクしないことは、

 

誰かのワクワクすることだったりするんですよね。

 

 



そんなこんなで

「あなたがやりたくない“嫌なこと”は何を教えてくれるのか?」


という記事を載せてください、

 

というひらめきがありまして、、、

 








やりたくない“嫌なこと”


実はこれも、

 

大好きなことと同じくらい、

「貴重なこと」を教えてくれることがあります。




で、載せさせていただくのは


「あなたがお空の上で決めてきたこと〜みことちゃんの物語」の一部です。



 

 

 

 






では、、、

「あなたがやりたくない“嫌なこと”は何を教えてくれるのか?」


*主人公の10歳の女の子、みことちゃんが

 

「お空の上」にプチ里帰りをして、

 

お空の上にいる「白いヒゲのおじさん」とお話ししている、という設定です。

 


〜〜〜

(第12話)

「それでね、みことちゃん。

一つ大事なことを付け加えておこうと思ってね。


生きてると、いろんなことがある。

時には、自分が本当にやりたいことや、

大好きなことや、ワクワクすることが、

わからなくなっちゃうことがあるんだよ」




「ヘェ~!なんで!? 私なんか、大好きなことだらけだよ」




「うんうん。子どものうちはだいたい、そうなのさ。

ところがね。大人になっていくにつれて、

“あれ? 自分って誰だっけ? 自分って何をやりたいんだっけ?”

ってなってしまう人もけっこう多いんだ」




「そういえば、前に、おうちでテレビを見てた時、

みんなで将来の夢の話になったことがあったんだよ。


その時、ママが言ってた。

“ママは、やりたいことがよくわからない。

昔はあった気もするけど、今はよくわからない”って」




その時、みことちゃんと、みことちゃんのお姉ちゃんが口々に、


「ママは頭がいいし、かわいいからなんでもできるよ!」

「ママは今、忙しいからさ」


と言いましたが、なんとなく空回りした感じがありました。




そこで、よせばいいのに、パパが

「パパもそう思うよ。だけどママは体調を整えるのが先だね」

と言って、一瞬で空気が硬くなったのでした。




ママは「あなたに何がわかるの」と立ち上がり、

 

別の部屋に行ってしまいました。




《もう。あんなだから、このさき、離婚しちゃうんだよ! ああ、嫌だなあ》




そんなみことちゃんをじっと見ながら、おじさんは言います。




「あのね。もし、やりたいことがわからなくなったとしても、

それは一時的な、

 

魂の記憶喪失みたいなものなんだ。


必ず思い出せるから、心配いらないんだよ。

そういう時は、休憩時間だと思って、

 

思いっきりのんびりするのもアリなんだ。


それで、そんな時に、役立つヒントがあるんだよ。


それはね。“嫌なこと”。 “これをやるのは嫌だなあ”ってこと」





「ええ~!? どういうことよ」





「“嫌なこと”ってね。

それなりの理由があるんだよ。

時には、好きなことと同じくらい、

 

いや、それ以上のヒントをもらえるんだ」




「ええ~っ!そうなの!」




「念のために言うけど、

 

“嫌なこと”を、ずっと考えてなさいとか、

“嫌なこと”を、我慢した方がいいってことじゃないよ。

“胸の中に咲いてるお花”が枯れちゃうからね」





みことちゃんは、小学校の学年主任の先生を思い出していました。

この先生は、ものすごく厳しくて、ネガティブなものの言い方をします。


ちょっとした計算ミスした時にも、

すごくネガティブな反応をするので、

男の子たちが

 

「ミス・ネガティブ」とあだ名をつけたほどです。


担任の先生が、赤ちゃんを産むための休暇を取った間、

ミス・ネガティブが、算数の授業を受け持ちました。





「あら、あなた、みことさん! 

またこんなミスして!

もう高学年なんですから、自覚を持ってください。

答案用紙に変な漫画なんて描いて!

こんな問題もできなかったら、将来、困るわよ。

苦手な人ほど、

 

たくさんドリルをとかなきゃダメ!」




と、みことちゃんに宿題をどっちゃり出したのです。


(まずいことに、ミス・ネガティブの似顔絵を答案用紙に書いていたのでした)




以来みことちゃんは、

 

もともと苦手だった算数が大嫌いになりました。


テストでうんと悪い点を取るので、

 

お兄ちゃんがからかってくるし、ママが心配するし……。


最近では、帰ってきた答案を

 

ビリビリに破いて捨てることもありました。





「ははは。みことちゃんは、好き嫌いに素直だからね。

幼稚園の時、お弁当のピーマンを砂場に埋めたこともあったでしょ」



「み、見てたのね?! あれは、ピーマンの木が生えると思ったからさ……」



それには答えず、おじさんは続けます。



「“嫌なこと”ってね。

必ず、理由があるんだよね。

大まかに言えば三つあるんだけど、

 

 

一つめはね。

“今回の人生では、あなたにはは必要ないですよ”っていう、

魂からのお知らせ」




「あ、やっぱりね! 算数なんて、私の人生に絶対に必要ない!って思うもん。

計算とかさ、得意な誰かにやってもらえばいいもんねー、だ」




「ははは。まあ、そういうことって本当にあるんだよね。

これで、みことちゃんは、数学者にならずに済んだだろ。


でね、みことちゃんは嫌いな算数だけど、

 

他の人は大好きってこともある。

“人生をかけて算数をやりたい”って場合もあるんだよね。

例えば、ほら」




おじさんが手をサッと振ると、

 

空中に、映画館の特大スクリーンが現れました。




映し出されたのは、なんと、ミス・ネガティブが、

みことちゃんたちの卒業式で大泣きして、

ハンカチで一生懸命、涙と鼻水を拭いている場面でした。


花道を歩いてきたみことちゃんに、ミス・ネガティブは、

泣き笑いしながら何かを言っています。




「この先生はね、実は、

 

算数も、生徒も大好きでたまらない、

とっても情熱的な先生なんだよ。


ちょっと、スクリーンを見てごらん。

彼女は小さい頃に、おうちの商売が失敗して、

お金のことでずいぶん苦労しながら育ったんだ。


だから、生活の中で数字を大事にすることが、

 

人生や家族を守ってくれるって信じているんだね」




「うわあ、こんなの……。見せないでよー」



そう言いながら、みことちゃんは、

 

ミス・ネガティブのことがちょっと、

 

わかってきた気がしました。



《じゃあ、私に、あんな形で、

“あなたには算数はいらないのよ”って教えてくれたのかな? 

大きなお世話だよー……》




おじさんはもう一度手をサッと振って、

 

スクリーンを消しました。




「話を戻すとね。


人は、本当にやりたくない“嫌なこと”を、

我慢してやり続けてると、

 

体や心がぎゅーって、固くなっちゃうんだよね。


仕事やなんかでも、“嫌なこと”を続けてると、

自分の好きなことがわからなくなるし、

体調がうんと悪くなることだってあるんだよ。


体って、すごい力がある。

本当の気持ちを、ちゃーんと教えてくれるんだ。


自分の心や体が、「嫌だ!」って悲鳴をあげてるのに、

それを無視して、まわりの人が喜ぶからとか、

まわりの目が気になるからとか、

生活のためっていう理由で、

“嫌なこと”をがんばっちゃう人って多いんだ」





それを聞いて、みことちゃんは、

ママの顔を思い浮かべ、

次に、みことちゃんのお姉ちゃんの顔を思い浮かべました。





ママは小さい頃から、

 

勉強もスポーツもよくできる、がんばり屋さんでした。


ママは、自分ががんばれば、

 

お父さんとお母さんが仲良くなると思っていたのです。

弟も笑顔が増える。

家族がもっと笑顔になると思ったのです。





みことちゃんのお姉ちゃんも、

どんな科目もできるのですが、

本当は音楽をもっとやりたいと思っています。


勉強しながら歌ったり、

 

夜中に音楽のユーチューブを見ているのを、

みことちゃんは知っていました。





「みことちゃん。

ママのことも、お姉ちゃんのことも、心配はいらないよ。

必ず、自分の魂の望みを叶えていくからね。

もちろん、勉強ができるのも、素晴らしいことなんだよ。

なぜか得意なことって、

 

必ず、その人にとって、意味がある。

人生には無駄はないからね。




だけど、もし、他にもっとやりたいことがあるなら、

ちょっとずつでも、そっちを優先していっても、いいんだ。


そして、本当に、自分の元気がなくなっちゃうくらい

 

“嫌なこと”を続けるのは、

自分の命に対するイジワルみたいなものだからね。


そういうことは、ちょっとずつ、

 

やめる方向に持っていってもいいんだ。


自分を責めず、そして、できる範囲で、いいからね」




「そうだよね! 算数は、私、もうやめる。自分を責めないよ~」




「ははは。いきなりやめるのは無理な場合があるけどね。

そういう場合は、ちょっとずつやめて、

好きなことの時間を増やすこと。


“嫌なこと”も、

 

自分と向き合って、

魂の声、命の声を聴くチャンスをくれる。


で、本当に、“嫌なこと”だったなら、それは減らすこと。

やめてもいいんだよ。


そうすると、心や体が元気になるよ。

ワクワクする気持ちや、

 

好きだっていう気持ちや、

こういうことをやりたいなあっていうパワーも戻ってくるからね。




結局その方が、自分も嬉しいし、

周囲のみんなにとっても、地球の命にとっても嬉しいんだよ」





「うん。ママやお姉ちゃんにも話してみようかなあ」




「じゃあ二つ目。

“一見、嫌なことだけど、

 

深いところでは関心がある”って場合がある。


実は、長いご縁があって、

今回の人生で、必要なんだけど、

 

見ないふりをしていることがあるのさ。

そういう場合は、いざ、やってみると、

好きになるし、元気になる。

いわゆる“食わず嫌い”ってやつだね」




今度はパパの顔が思い浮かびました。 


もともと、土日は昼までゴロゴロしていたのですが、

突然、朝、早起きして、近所の公園でヨガをやっているのです。




「そういえばパパ、いきなりヨガを始めたよ。

体が硬いから、ヨガなんてやりたくないって言ってたのに。

今はねえ、体が痛くて大変だなんて言ってるけど、

教室に行ったり、なんか楽しそうにしてる」




「そうだろう。

内緒だけど、パパは、何回か前の人生で、

ヨガの本場ヒマラヤの山の中で、ヨガの修行をやっていた。

山の洞窟で亡くなったんだよね」




「えーっ?!」




「縁があるから、なんだか気になる。

縁があるから、感情が揺れ動くんだよ。


だからね。

すごく気になることがあったら、試しにやってみる。

全力で関わってみる。

それで、自分の体と心が元気になるかどうか、

楽しくなるかどうかを見てみるのさ。

それで決めるといいんだよね」





「うーん、そうなんだね」





「三つ目。

「嫌なこと、腹が立つこと、悲しいことがある場合、

それを解決するための才能を授かっている」



これ、よくあるんだ。

例えば、みことちゃんは、すごくつまらない漫画を読んだ時、どう思う?」




「読んで損したなあって、腹が立つね。

お前それでもプロか!ってさ」




「ははは。つまりみことちゃんは、

その作品よりおもしろい漫画を描ける可能性があるってことなんだ。

自分だったら、この世にもっといい漫画を提供できると思うからこそ、

 

腹が立つんだよ。

自分に関係なかったら、全然、心が反応しないものなんだ」




「確かに!私だったらこういう漫画にするなあって思うもんね」



白いひげのおじさんが、ちょっと黙って、ニコニコしてから言いました。



「みことちゃん、みことちゃんのパパの魂の物語を、ちょっと見てみるかい?」

みことちゃんの目の前がまぶしい空間に変わりました。




「みことちゃんのパパの過去生だよ。

時代も、場所も、立場も、外見も、性別もいろいろだ。

だけど、みんな、パパと同じ瞳を持っている。

同じ魂は、同じ瞳を持っているんだよ。


みことちゃん、パパの魂の視点になって、パパの過去生を見てごらん」

(後略)


〜〜〜





ということで、、、

 

2022年のいま、天秤座満月を前にした

 

この時期、必要な方に届きますように。





*この物語は、

 

胎内記憶(お空の上の記憶)がある子供たちや、

スピリチュアルな叡智を診療に取り入れている医師、

マスター(賢者)たちや

 

大自然に教わった内容から書かせていただきました。

 

共同創造してくれたパートナーの田宮陽子さんに心から感謝します。








胎内記憶をもつ子どもたちは、次のように語っています。

●子どもが、この世界に生まれてくる理由

1)子どもは、親を選んで生まれてくる。親を助けるために生まれてくる 

(特に母親を助けるために)

2)子どもは、マイナスの連鎖を終わらせるために生まれてくる

(闇を光に変えるために)

3)子どもは、自分自身の人生の目的を達成するために生まれてくる。

親だけでなく、みんなを幸せにするために生まれてくる

(地球を愛で包むために)







今日から、あなたの光の道が

さらに輝いていきますように。




すべての息子たち、娘たちが、自分自身の道を歩めますように。





今日も命にありがとうございます。
西田普
にしだあまね

 

4月23日(土)、鎌倉で半日イベントを開催します。