愛する魂の冒険者たちへ

 

 

 

 

 

今日、北鎌倉まで自転車で行きまして、

 

建長寺さんにお参りいたしました。

 

建長寺さんは禅宗のお寺で、

 

1253年に創建された歴史ある寺院です。

 

 

 

 

実は、

 

お参りの前に門前の

 

点心庵さんで

 

「けんちん汁」をいただくのが楽しみなのです笑

 

 

 

 

 

けんちん汁は、建長寺さんが発祥の地だといわれています。

 

精進料理なのですよね。

 

 

 

 

 

点心庵さんのけんちん汁は、建長寺さんから直々に伝授されたという

 

本格派。

 

 

・・・というのを抜きにしても、とってもおいしい、

 

なんというか優しいお味。

 

ごま油の香りがたまりません。

 

 

けんちん汁と、塩むすびとのセットでございます。

 

煮物とたくあんがついています。

 

よくかんでいただきます。

 

不思議な満腹感がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

けんちん汁をいただいた後に、お参りいたしました。

 

 

 

 

ご本尊の、地蔵菩薩様。

 

 

 

地蔵菩薩様は、地球さんの化身とも言われており、

 

無限の慈悲で私たちを守り導いておられる存在だということです。

 

子供たちの守り神ともいわれていますよね。

 

 

 

その真言は

 

「オン カカカ ビサンマエイ ソワカ」

 

地球さんありがとうございます。

 

 

 

 

 

こちらは苦行をされているお釈迦様の像。

 

苦行中だけに、

 

やせほそっておられます。

 

 

 

 

お釈迦様は「苦行では悟れない」と理解されたそうなのです。

 

 

 

有名なエピソードですが

 

スジャータさんという娘さんから

 

乳粥のほどこしを受けて、

 

心身の元気を回復して、

 

菩提樹の下で瞑想に入り、

 

悟りを開いたとされています。

 

 

 

このお話って、とても奥行きがあるというか、

 

味わい深い、と思うんですよね。

 

 

 

 

親切な行為が、

 

この宇宙でどのように働くのかを

 

教えてくれている気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

それで思い出すのが、

 

「かさこ地蔵」の昔話。

 

 

 

この昔話が

 

子供の頃から妙に好きなんです。

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

 

昔々、あるところに、心優しいおじいさんとおばあさんがいました。

 

 

 

 

ある年のおおみそか、

 

おじいさんは

 

降りしきる雪の中、

 

みちばたの6体のお地蔵さんに

 

「寒いでしょう」と

 

傘をかけてあげました。

 

 

 

その傘は、実は

 

お正月のお餅を買うために、

 

おばあさんと一緒に、

 

せっせせっせとつくった

 

売り物の傘だったのです。

 

 

 

売り物の傘は5枚。

 

お地蔵さんは6体。

 

傘が一枚足りません。

 

 

 

そこでおじいさんは、

 

自分のかぶっていた傘まで

 

お地蔵さんに差し出したのでした。

 

 

 

雪に濡れて帰ってきたおじいさんを、

 

おばあさんは

 

それはいいことをしましたねえ、と

 

優しく迎えます。

 

 

 

お餅はないし、

 

売り物の傘もなくなったけれど、

 

ふたりは、笑顔で眠りにつきます。

 

 

 

 

すると、、、

 

あけてお正月の朝はやく、

 

おじいさんとおばあさんのおうちに、

 

 

 

どっこいしょ、どっこいしょと

 

にぎやかに歌を歌いながら

 

「何者か」がやってきます。

 

 

 

 

 

玄関先になにか重そうなものを置く音が響きます。

 

どさっ、どさっ。

 

 


驚いたおじいさんとおばあさんが

 

表に出ると、

 

そこには

 

お餅やら、お正月飾りやら、米俵やらが

 

山のように積んでありました。

 

 

 

 

そして「光り輝く存在」が6体、

 

まぶしい雪景色の中を、

 

どってこ、どってこと

 

向こうのほうへ去っていくのが見えたのでした。

 

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

とまあ、簡単に記しますと、

 

こんなお話だったですよね。

 

 

 

子供の頃に感じた新鮮な驚きを忘れません。

 

それが いまだから感じる感激と重なります。

 

 

 

 

 

 

 

私たちがだれかに思いやりを示す、

 

親切にする、

 

 

その結果、何が起きるかは計り知れませんが

 

(なにかを期待をして行うことではありませんが)

 

 

 

お釈迦様とスジャータさんのエピソード、

 

かさこ地蔵の昔話は、

 

やはり

 

なにかを教えてくれているように

 

あらためて思われるのでした。

 

 

 

 

特に、、、

 

いろんなニュースで心が揺れる今のようなときや

 

ちょっとしんどいときこそ

 

思い出してみると

 

陽気暮らしや、

 

運気浮上のきっかけになるのかもしれないなあ、と感じます。


 

 

 

それでは引き続き快適な夜を、そして

 

素晴らしい朝をおむかえくださいね。

 

今日も命にありがとうございます。

西田普

にしだあまね