愛する魂の冒険者たちへ

 

 

 

 

 

さてさて

 

僕は手塚治虫さんの漫画が大好きなんです。

 

 

 

 

ブラックジャック、

 

火の鳥、

 

ブッダ、

 

三つ目がとおる、

 

どろろ、

 

海のトリトン、

 

とかとか、、、

 

傑作がありすぎて

 

好きすぎて書ききれません。

 

小学生の時に担任のO先生が

 

学校に持ってきてくれて

 

全集を読みました。

 

O先生、感謝しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あるとき、カフェスローで、、、

 

『年末トーク&シネマ 宇井孝司×汐見稔幸 ~手塚治虫の思い出~』

 

というイベントがありました。

 

最晩年の手塚治虫さんとお仕事をされていた

 

アニメーション監督の宇井さん(写真向かって右)と、

 

白梅学園大学長で日本の教育学の

 

第一人者の汐見稔幸先生(同左)の楽しいトークがありました。

 

 

 

 

 

そして「ジャングル大帝」の第一話と

 

「森の伝説」という手塚先生の遺作の上映があったんです。

 

 

 

「森の伝説」は、

 

「森の生命の生々流転」と、

 

絵に、動くという意味での生命を吹き込んだ

 

「アニメーション映画の進化の歴史」を重ね合わせた、


未完の大作です。

 

 

 

 

 

この世を去る直前まで仕事をされていたという、手塚先生。

 

 

 

お二人のトークによると、

 

手塚先生は、

 

「何にでも命を見つける人」だったそうです。

 

だから、

 

「命をあいまいにする人間はゆるさないところがあった」

 

そして、お子さんには

 

「失敗しちゃダメという教育はしていなかった」

 

 

 

 

これはまるでお告げのように胸に響きました。

 

 

 

 

いろんなことが人生起きますよね。

 

ポジティブに見えることにも、

 

ネガティブに見えることにも「命」がある・・・

 

 

 

 

それらをおろそかにせずに、

 

全部生かしていくことが

 

どうしたって、今回、

 

生まれてきてやりたいことなんだなあって、

 

そんな風に感じたんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、、、本題はここからなんですが

 

手塚治虫先生には、

 

「手塚治虫のマンガの描き方」

 

って作品があるんですね。

 

 

 

 

 

 

 

目次は以下のようになっています。

 

第一章絵をつくる

1マンガは落書きからはじまる

2マンガの道具、選び方と使い方

3顔の描き方から構図まで

 

第二章案をつくる

1「案」を考えるためのふたつの方法

2「おかしさ」をつくる六つの要素

3マンガアイデア問題集

 

第三章マンガをつくる

1物語の考え方

2主役を決め、台本を書く

3人物の表情や動作から風景まで

 

ふろく――――マンガが描きたくなった人へ

 

(「手塚治虫のマンガの描き方」より引用)

 

 

 

 

 

 

尊敬する手塚先生の創作の一端を

 

かいま見ることができて

 

まあ僕なんかにとっては、

 

やたら楽しい本です。

 

 

 

 

 

 

 

で・・・

 

さいごの「ふろく」のところに

 

こんなことが書いてあるんです。

 

青文字は引用です。

 

 

 

 

どんなものを、どんなふうに描いてもいいのだ。

 

支離滅裂、奇っ怪破廉恥、荒唐無稽、

 

独善茫然自暴自棄、非道残虐陰惨無法、

 

狂乱狂恋百鬼夜行的なものを描いてもらいたい。

 

それが、つまり落書き精神だ、ということは冒頭に述べた。

 

(「手塚治虫のマンガの描き方」より引用)

 

 

 

 

 

なんだか、すごいですよね。

 

どう描いてもいい、

 

落書き精神で描いちゃえよ!!!

 

それが漫画なんだと。

 

そして手塚先生は次のように続けます。

 

 

 

 

圧力団体が、マンガをふくめた、

 

一方的なとりしまりや規制をしてしまうことがおそろしい。

 

これは、いうなれば言論弾圧だ。

 

 

 

しかし、マンガを描くうえで、

 

これだけは絶対に守らねばならぬことがある。

 

 

 

 

それは、基本的人権だ。

 

 

どんなに痛烈な、どぎつい問題をマンガで訴えてもいいのだが、

 

 

基本的人権だけは、断じて茶化してはならない。

 

それは、

 

 

 

一、戦争や災害の犠牲者をからかうようなこと。

 

一、特定の職業を見くだすようなこと。

 

一、民族や、国民、そして大衆をばかにするようなこと。

 

 

 

この三つだけは、どんな場合にどんなマンガを描こうと、必ず守ってもらいたい。

 

 

これは、プロと、アマチュアと、はじめてマンガを描く人とを問わずである。

 

 

これをおかすようなマンガがもしあったときは、

 

描き手側からも、読者からも、注意し合うようにしたいものです。

 

(「手塚治虫のマンガの描き方」より引用)

 

 

 

 

 

上に記されている3つ、

 

これっていろんな表現を

 

自分がするときに、

 

心に留めておきたいことだな、って

 

僕は思うんです。

 

 

 

 

 

 

少なくとも僕はやらないようにしたい、

 

行動レベルでやらんぞと思うんです。

 

 

 

 

 

 

子供たちが目にするものは

 

どこかで

 

人間賛歌、

 

この世の賛歌であってほしいから。

 

(子供たち・・・大人の中にいるこどもたちも含めて)

 

 

 

 

 

 

 

 

最近のいろんな騒動をみて

 

上記のようなことを

 

あらためて感じたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

では引き続きすてきなゆうべをおすごしくださいね。

 

 

 

今日も命にありがとうございます。

西田普

にしだあまね