愛する魂の冒険者たちへ

 

 

 

 

今日、パートナーの田宮陽子さんのブログを読んでいたら、

 

涙がにじんできました。

 

彼女の、亡くなったお母さんからの

 

「天国からの手紙」が出てきた話が書いてあったのです。

 

 

●「亡くなった母」が私に残した手紙(田宮さんのブログ記事です)

https://ameblo.jp/tsumakiyoko/entry-12374134115.html

 

 

 

田宮さんからは、お母さんとの間にどんなことがあったのか、

 

病気だった弟さんのこと、

 

ご家族の間でどんなことがあったのか、直接、聞いていました。

 

田宮さんはだいたい、どんなことでも、

 

明るい笑いを交えて話すのですが、

 

それでも、当時の様子や気持ちは、

 

なんとなく伝わってくるものです。

 

 

 

ずっと心のどこかに抱えていた悲しみやわだかまりに、

 

「天国からの手紙」がくるという形で、

 

癒しがもたらされることがあるのかと・・・胸が震えました。

 

 

 

 

また、不思議な形で、田宮さんとご縁のあった僕に、

 

彼女のお母さんが晩年に買った「新品のバッグ」がやってくることになったのです。

 

こういう形で、家族に迎え入れてもらうこともあるのか・・・と、

 

(勝手に)深い感慨を覚えて、ありがたく使わせていただこうと思っています。

 

 

 

 

世の中には、仲のいい親子・家族もたくさんいれば、

 

もう口もききたくない、顔も見たくない、という親子・家族もたくさんいます。

 

考えてみると、

 

「なぜなんだろう? 元々は、みんな、仲良くしたいと思っていたはずなのに・・・」と

 

不思議な気持ちになってきます。

 

人生で最も不幸な気持ちを、家族のことで味わう人も、少なくないようなのです。

 

 

〜〜〜

 

 

ところが、視点をちょっと変えて、

 

「たましい」の視点で見てみたときに、

 

突然、わかってくることがあります。

 

 

 

「全ての親子は、約束して出会っている」らしいのです。

 

なんのために? 

 

 

 

そのことをテーマにしたのが、

 

胎内記憶のある子どもたちから聞いた話を元に書いた、

 

「みことちゃんの物語」です。

 

 

 

今、続きを書いているのですが(時間がかかってごめんなさい)、

 

その前に、「これまでの物語を最初から載せて欲しい」という

 

リクエストをいただきましたので、お応えしたいと思います。

 

(共同創造した、田宮さんからも、強く勧めてもらいました。)

 

最近、新しく読者になってくださった方も増えましたので、

 

お楽しみいただければ幸いです。

 

 

〜〜〜

 

 

また本日から、「ヒマラヤジャパン」という「無料で聴ける音声アプリ」で、

 

(なんと、世界で五億人以上、利用している人がいるそうです)

 

「みことちゃんの物語」の朗読音声を、お聴きいただけるようにしました。

 

無料です。

 

こちらもリクエストがありまして、目の病気のある方や、

 

文字を読むより音声がいい、という方などの、お役に立てれば幸いです。

 

ただし、「プロの朗読ではなく、わたくし西田普が読んでいます」ので、

 

そこは、あらかじめ、なんというか、、、ご了承くださいね(笑)。

 

 

ただ、ある時、田宮さんが、僕の朗読を、目を閉じながら聞いていて、

 

眠っているのかと思ったら、

 

こんなことを言ってくれました。

 

「なんか、朗読を聞いていたら、何かを思い出すような気がする。

 

お空の上にいた時の場面が見えたような気がする・・・」

 

そういうことがあるのかどうかは、わかりませんが、

 

以下に朗読音声のリンクを載せさせていただきますね。

 

●下記リンクをクリックすると、ヒマラヤジャパンのサイトに飛びます。

 

「私、あの人にママになってほしい!」〜みことちゃんの物語1

http://m.himalaya.fm/album/205506/sound/6471122/2/jp

 

 

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それでは、以下に、物語を載せさせていただきます。

 

 



僕は雑誌「ゆほびか」の編集長をやらせてもらっていますが、ライフワークとして、童話や物語も書いています。

僕には5人の子どもたちがいます。

子どもたちが小さかったころ、眠る前に一緒にふとんに入って、小さい手をにぎりながら、

 

僕が作った物語を話していると、みんなとても喜んで、毎日、楽しみにしてくれていました。

お話しているうちに、いつの間にか、すやすや眠っていた、あの手の小ささ、暖かさ、確かさは忘れません。


そして、ふだん、子どもたちと話していると、時々、「意外なこと」を教えてくれることがありました。

「すごいなあ!」「僕より、ずっと魂が成長しているんじゃないか」と、ハッとさせられることも、多々あったのです。

彼らが教えてくれた「意外なこと」をもとに、一緒にお話を創っていったこともありました。  



その中に「胎内記憶」をテーマにして作った話があります。

胎内記憶というのは、子どもが生まれる前のことを覚えていて、それを話してくれるんですよね。

例えば、こんな具合に。



「パパとママを選んだんだよ。ずっと、待っていたんだよ」

「ママとパパの声が聞こえたよ。パパ、ぞうさん歌ってたよ」

「ママに、大好き!って言うために生まれたよ」

この胎内記憶について、医師の池川明先生に取材したことがあります。



池川先生は、胎内記憶についての大規模な調査を行っています

(2002年の調査。長野県諏訪市の保育園や幼稚園で838人、長野県塩尻市の保育園で、782人など) 。



池川先生は、こんな調査結果を教えてくれました。

・幼児の30%に、胎内記憶(お母さんのおなかのなかにいたときの記憶)がある

・20%に、誕生記憶(生まれてきたときの記憶)がある

・20%に、中間生記憶(お空の上にいたときの記憶)がある

 

 


実は僕の子どもたちも、生まれる前の記憶を聞かせてくれたことがあります。

「お空の上でぴょんぴょん飛び跳ねていた」

「天使だった」と。


子どもたちが、話してくれたエピソードを元に、こんなお話を作ってみました。

子どものために作ったお話なので、つたないところもありますが、今日はちょっとだけ、のせてみたいと思います。



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「私、あの人にママになってほしい!」〜みことちゃんの物語1

 


みことちゃんは、10歳の女の子です。

漫画が大好きで、絵を描くのが大好きで、ご飯とお味噌汁が大好きで、宿題が嫌いな、普通の女の子です。

でも、みことちゃんには、誰にも言えない秘密がありました。

実は、みことちゃんは、「お空の上にいる、白いヒゲのおじさん」と、内緒話ができるのです。

そして、みことちゃんは、「生まれる前のこと」を覚えているのでした。

今も時々、みことちゃんは、自分が生まれる前のことを思い出します。

みことちゃんは生まれる前、お空の上にいたのです。

そのことを思い出すだけで、みことちゃんは胸が暖かくなり、目に映る全部が、輝いて見え出すのでした。



~~~



さて、お空の上にいた時、みことちゃんは、

 

薄いピンク色の雲の上で、ピョンピョン跳ねたり、

 

小鳥たちや花たちとお話したりして遊んでいました。



ある時、雲の下を見ると、 みことちゃんは、とてもきれいで、笑顔がステキな、大人の女の人を見つけました。

しかし、その女の人は、ときどき、どうしようもなく悲しい気持ちになって、

 

誰にも逢いたくなくて、ふとんの中で泣いていたのです。



みことちゃんは、女の人に、いままで何があったのかを、見ていきました。

みことちゃんは、その人の心に光をあてることで、過去に何があったのかが見えるのです。



この女の人が小さかったころ。

女の人の、お父さんは、とても働き者でしたが、おうちの中ではイバリンボ。お酒を飲んでは怒鳴っていました。

女の人の、お母さんはいつも体調がわるく、夫婦げんかばかりしていたのです。

小さい女の子が、自分も泣きたいのに、涙を一生懸命こらえながら、泣いている小さい弟を慰めている…。

 



そんな、この女の人の過去を見て、みことちゃんの胸はズキズキ痛みました。



お空のうえから、みことちゃんは、この女の人に応援を送りました。

「がんばってきたんだね。とってもえらいね! わたし、あなたのこと大好き! 応援してるからね!」



やがて、女の人は、優しそうな目をした男の人と出会って、結婚しました。



「わあー! おめでとう! よかったねえ」

みことちゃんは嬉しくて、ぴょんぴょん飛び跳ねました。



ところが、見ていると、なんだか、雲行きがあやしいのです。

 



男の人は、夜遅くまで帰ってきません。

とても忙しいお仕事で、徹夜でお仕事を仕上げることもあり、お家に帰ってこないことがたびたびありました。

 



家の中で、女の人は、ため息をついて、時々、いっぱい食べたりしては、吐いていました。

女の人が何かのビンや錠剤を戸棚にかくしていることを、みことちゃんは知っていました。





この女の人を助けたい! みことちゃんは、いてもたってもいられなくなりました。


すると、突然、白いヒゲをはやしたおじさんが目の前に現れました。


びっくりしている、みことちゃんに、白いヒゲのおじさんは言いました。


「みことちゃん。あの、女の人の、子どもになりたいかい?」


みことちゃんは「うん、なりたい! あの人が、わたしのママになってほしい!」と答えました。



すると、白いヒゲのおじさんは言いました。


「みことちゃんは、これまでの人生で、いいことをいっぱいしてきた。

だから次は、どんなところでも、好きなコースを選べるんだがね…。

もちろん、あの女の人のところに生まれてもいいんだけど、大変かもしれないよ。

なぜなら、あの女の人には“光の使命”がある。

 

そして、あの男の人もそうなんだ。

あのママとパパのところに生まれる、

 

みことちゃんも、 “光の使命” の道を歩むことになるだろう。

大変だと思うことや、悲しいと思うこと、寂しいと思うこともあるかもしれない。

でも、そのことで、みことちゃんの魂は大きく成長していくよ。

どう、覚悟はできたかな? 」


「うん! わたし、なんでもやるよ! あの人がわたしの、ママになるのね! わーい!」


「そういうと思ったよ。わかった。では、みことちゃん、この宝箱を持っていきなさい」

というと、白いヒゲのおじさんは、光り輝く箱をいくつか並べました。


「わあ、きれい! これ、もらっていいんですか? もう生まれていいですか?」

みことちゃんはぴょんぴょん飛び跳ねます。



「時が満ちるまで待ちなさい。この中から、3つのプレゼントを選べるからね。じっくり選ぶといいよ」

白いヒゲのおじさんはそう言いました。

みことちゃんは、すぐにでも飛んでいきたかったのですが、お空の上で、おじさんのOKが出るまで、待つことにしました。



~~~


「3つのプレゼント」を選び終わったみことちゃんは、お空の上でブランコに乗っていました。

すると、二人の子どもが近寄ってきました。その顔は、光り輝いています。

みことちゃんは二人を見て、とても懐かしく感じました。

「あ! あなたたち!」

「やあ、みことちゃん。今回は、僕たちがお姉ちゃんとお兄ちゃんになるよ。先に行って待ってるからね」


(続く)



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このお話には、続きがあるのですが、今日はここまでにしますね。

さて、物語の中で、みことちゃんが選んだ「3つのプレゼント」とは、なんだったのでしょうか?



一つめのプレゼントは、「試練」と呼ばれるものです。

みことちゃんが選んだ試練は、「病気」と「両親の離婚」でした。

人生では、うれしいことも楽しいこともたくさんありますが、

苦しいことも、悲しいことも、たくさん体験します。

のたうち回るようなつらいこと、身も心もちぎれてしまうのではないかという苦しみ……。

もしかしたら、今、そのただなかにいるかたもいらっしゃるかもしれません。

僕も、「自分など死んでしまったほうがいい」、「自分さえ死ねばみんなが助かるんだ」、そう思っていた時期があります。

 

離婚を経験し、子どもたちと離れて暮らす選択をした時は、特にそうでした。

そうした体験すべては、実は、自分で選んできたもの…そんな考え方は、なかなか受け入れがたいものです。

けれども、どうやら、そうらしいのです。

 

 


白いひげのおじさんがくれた、二つ目のプレゼントは、「 自分の中になぜか湧いてくる、ワクワクする気持ち 」です。


そして、三つ目のプレゼントは、「ソウルメイトとの出会い」です。



では、そもそもなぜ、こうした3つのプレゼントをたずさえて、子どもたちは、この世に生まれてくるのでしょうか。



胎内記憶をもつ子どもたちは、次のように語っています。

●子どもが、この世界に生まれてくる理由

1)子どもは、親を選んで生まれてくる。親を助けるために生まれてくる (特に母親を助けるために)

2)子どもは、マイナスの連鎖を終わらせるために生まれてくる(闇を光に変えるために)

3)子どもは、自分自身の人生の目的を達成するために生まれてくる。親だけでなく、みんなを幸せにするために生まれてくる(地球を愛で包むために)





この物語の続きは、またこのブログで発表していきますね。

 

音声もアップさせていただきます。

僕は、かなり気長なたちで、テレもあるので、物語を書きためていても、

 

なかなか発表していくチャンスを自分から作りませんでした。

でも、物語や童話を書くことは、僕の大きな人生の目的の一つなんです。


奇跡的に出逢ってくれた、現在のパートナーの田宮陽子さんが励ましてくれて、

 

また、一緒に考え、書いてくれたおかげで、このお話をこうしてブログに出していくことができました。

田宮さん、本当にありがとう。

 

 



もしあなたが、自分がやりたいことがあるのだとしたら、それは、あなたがお空の上で決めてきたことです。

僕はそれを全身全霊で応援しています。

すべての息子たち、娘たちが、自分自身の道を歩めますように。

 

 

今日も命にありがとうございます。

 

西田普

にしだあまね