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愛する魂の冒険者たちへ

 

 

 

「人は誰もが冒険し、見えない山を登っている」と、

 

登山家の、栗城 史多(くりきのぶかず)さんは、

 

取材時に、輝く目で語ってくれました。

 

 

栗城さんは、8000m峰単独・無酸素登頂の様子を、

 

インターネットでライブ中継されたりしています。

 

「都会にも山がある。その山のほうが険しいんです」とおっしゃっていました。

 

 

 

「人生という山を登っている

 

すべての人を力づけたい、

 

そのために、成功も、失敗も、挫折も、

 

ありのままに共有します」

 

そんなふうにさわやかに語る栗城さんはカッコよかった!!!

 

 

 

 

 

僕も実は、、、マッターホルンに登ったことがあるんです。

 

 

 

 

「会津のマッターホルン」に(#^^#)。

 

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「会津のマッターホルン」と呼ばれる

 

蒲生岳(がもうだけ)はとても美しい山。

 

ヨガの師匠とともに「山行」(やまぎょう)をしたんです。

 

その時に気づいたことを

 

シェアさせていただきますね。

 

 

 

蒲生岳ってピラミッドのような、すてきな形をしていて、

 

僕が登っている間にも、

 

仙台、埼玉、名古屋から

 

わざわざ来たという登山者に会いました。

 

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僕は今生では登山といえば

 

高尾山、とか、大菩薩峠越えマラソンとか、そのくらいですが、、、

 

どこかの過去生でヒマラヤにいたことがあるようです(;'∀')

 

 

 

 

 

 

 

今から山に入らせていただきます。よろしくお願いします。

 

山の神様や、木々、動物たちに拝んでから入ります。

 

 

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「ジョギング感覚で登れます。

 

駆け上って、駆け下りたこともありますよ」と、

 

佐藤松義先生(イタリア政府公認沖ヨガ総合自由大学教授)。

 

 

 

 

へーそうなのか。

 

 

 

ところが登ってみたら、

 

 

 

それは鍛え抜かれた

 

ヨガ超人だからできる

 

のだとわかりました(・_・;)

 

 

 

 

途中までは、色づき始めた紅葉や、

 

落ちている栗、

 

ぶなの姿も楽しく、

 

見下ろすと、里が小さく見えて

 

川が輝いています。

 

 

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ただし途中から、、、

 

どこからどう見ても崖!

 

 

 

 

ロープや鎖がはってあって、

 

それをつかんで登ったり、

 

伝い歩きをしないと、

 

まっさかさまに落ちるだろうという急斜面・・・

 

それを何か所も越えないと、

 

登れなくなるのです。

 

 

 

 

足ががくがくぷるぷる

 

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最初は、土があるのですが

 

途中からは岩盤が多くなります。

 

 

 

 

岩盤が隆起してできた独立峰なのだそうです。

 

 

 

 

「鼻毛通し」というすごい名前の岩の穴。

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ここは「風穴」。

 

地元の人が30m下まで潜ったそうです。

 

「それから下はどうなっているかわからない」と書いてある。

 

どうなってるんだろう。

 

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崖を登っていると足がすべって

 

手は鎖をつかむのに必死。

 

 

 

「転んで血まみれになった人もいます。

 

どう注意しても、転ぶ人は転ぶんですよ。

 

カルマなんですかね~

(佐藤先生)

 

 

転びたくね~!!!!

 

そういうところでは写真を撮っているとアブナイ。

 

ちょっと気を抜いたら

 

冗談抜きで、落っこちて死んでしまいます。

 

 

 

 

全身全霊で、自分の命を守らないと!

 

というと大げさですが、

 

そういう気持ち、そういう状態になってきて、

 

命のほうでも、自分にそうさせてくれるような感じです。

 

 

 

 

 

 

 

この命で生き切るんだ!

 

 

燃えるような命の力が

 

自分のなかにあって

 

常に自分を生かしてくれている。

 

 

 

それが強烈に、体験として身体と心に刻まれます。

 

 

 

 

 

最初は、世間話したり、

 

山の話をしたりする余裕がありましたが

 

しだいに無言になって、

 

呼吸の音と、岩や土をふみしめる音だけになります。

 

 

 

自然と、全身で呼吸し、山の生命力が全身にしみわたってくるし、

 

汗がにじみ出てきて

 

足と腰と肚(はら)に

 

重心がいきます。

 

よけいなことを考える余裕がなくなります。

 

 

 

というか、よけいなことではないんだけど、

 

「ここで考える必要がないことを、たくさん考えている自分」

 

に気が付きます。

 

 

 

 

仕事のことがけっこう浮かんでくる!!!

 

それはそれでいいけど、

 

山で、仕事に気を取られていると、本気であぶない。

 

 

 

 

命が先です。

 

踏みしめろ!

 

枝つかめ!

 

勝手に、目の前に集中する

 

「マインドフルネス」の状態になります。

 

 

 

 

行者さんたちが山に入る理由が肌身でわかりました。

 

 

 

 

マインドフルネスは

 

「今ここ」に集中することと言われていますが

 

それは、自分の命、

 

「与えられた時間を全活用する」ことなのかもしれません。

 

 

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本来は日常でも、都会でも同じことですね。 

 

みんなそれぞれ人生の山を登っているっていうのは本当だと思います。

 

 

 

 

自分は背中に、現代医学では原因不明という

 

デスモイド腫瘍があったので、

 

一つには、その治療のために、只見でヨガ生活しました。

 

 

 

 

マッサージを受けたり、食事を変えたり、

 

生活習慣を変えたり

 

滝に打たれたりして

 

なにより、その前提となるような

 

自分が必ず生き抜くという覚悟と言うか、

 

肚から湧き出るような気力がわきました。

 

 

 

 

そもそも

 

登山中は、コブを意識しているひまがありません。

 

そういう状態では「病識」(病気の意識)が自然と消える。

 

そして、

 

「病識」が消えるときは、病気が治るとき

 

なのだそうです。

 

コブ取りじいさんの話と一緒ですね。

 

 

 

 

そもそも、こうして素晴らしい山を登ることができるのですからから、それだけで感謝です。

 

 

 

 

 

 

山頂についてホッとひといき。

 

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登山歴50年、沖ヨガの坂本知忠先生、

 

佐藤松義先生と。

 

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少しのことにも、先達はあらまほしきことなり

 

と言いますが

 

お二人がいなければ、無事に登山も下山もできなかったと思います。

 

感謝します。

 

 

 

 

 

秘密の瞑想スポットを教えてもらいました。

 

切り立った崖に座ると、

 

800メートル下が美しく見えます。

 

自分が鳥になったような景色です。

 

お空の上から見ているような景色です。
 

地上はとても美しい、生きるに値する場所なんだと、

 

言葉にならない感覚がありました。

 

 

 

 

それでですね、、、

 

けっきょく別の日に、山で、僕はずどどどど、と転げ落ちたんですよ。

 

そのときの「失敗体験」。。。

 

参考になるかもしれないので、あらためて書かせていただきます。

 

 

 

 

あなたの人生の山登りを応援しています。

 

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今日も命にありがとうございます。

西田普

にしだあまね