愛する魂の冒険者たちへ

 

 



スタジオジブリの作品が大好きなんです。

 

子どもたちと、また、ひとりでも、

 

いったい何回みたかわかりません。

 

 

 

 

以前、宮崎駿監督と、

 

「ぐりとぐら」の作家・中川李枝子さんの対談を取材させていただいたことがあります。


創作の秘密や、願いなど、貴重なお話を聴くことができました。

 

 



中川さんの「ぐりとぐら」は、シリーズ累計の発行部数が

 

ななんと2000万部以上(!)。

 

世界じゅうの子どもたちに愛されています。





宮崎監督は、現代を代表する表現者のお一人ですが、


宮崎監督は以前から「中川さんは別格のかた」と、

 

中川さんの大ファンであることを公言されています。

 

 

 


「となりのトトロ」のテーマソング「さんぽ」の歌詞は、

 

中川さんによるものです。



そんなお二人が、ニコニコしながら、ユーモラスに語りあうあいだじゅう

 

とてもあたたかく、至福の空気が漂っていました。

 

 



きっと、お二人とも、作品を作り上げるときは、

 

きびしく、きびしく、自分に向き合うことをされてきたのだと思うのです。

 

(宮崎駿監督が「めんどくさい、ああめんどくさい」と言いながら、

 

アニメーションを作っている場面、何かで見て、

 

すごいなあーと思ったことがあります)

 

 



お二人のお話からはひたすら、子どもたちへの愛情が感じられてきました。

中川さんの発言で印象に残った言葉。

「私、作家になるつもりはなかったんですよ。


日本一の保母さんになるつもりだったんです。


日本一の楽しい保育園を作ろうっていう思いでいたんです




保母さんをされていた時、子どもたちがかわいくてたまらなかったのだそうです。

「目の前にいる子どもたちが、もうかわいくて、かわいくて、かわいくて」


その目の前にいる子どもを、ワーッと喜ばせたい一心で、


その気持ちが、「ぐりとぐら」などの傑作を生んだとのこと。

「ぐりとぐら」は、子どもたちとの共作なんだそうです。

とても刺激を受けました。

 

 

中川さんが「これを守ってください!」とおっしゃっていた、

 

『児童憲章』3原則を聴いたときには胸が震えました。

 

児童は、人として尊ばれる。


児童は、社会の一員として重んぜられる。

 

児童は、よい環境のなかで育てられる。

 

 


この対談は、ゆほびかに掲載させていただいたんですが、写真は作業中のゲラ刷り(*^^*)

 

この時のイベントの模様が、以下のWEBサイトに出ています。

https://casabrutus.com/culture/476

 

宮崎駿監督の幸せそうな笑顔が胸にのこっています。

 

 

 

 

 

中川さんの子育て本。

 

 

宮崎駿さんインタビュー集。渋谷陽一さんの傑作です。

 

 

 

 

~~

 

 

高畑勲監督が亡くなりました。

 

残念ながら、遺作となってしまいましたが、

 

「かぐや姫の物語」は、ほんとうに大傑作でした。

 

心からご冥福をお祈りします。

 

 

 

近所の竹林にて。

 

{D341F4EE-D401-4371-B652-5A95E6EAA0E0}

 

 

 

タケノコが元気よく伸びています。

 

 

{ED639552-B489-41B8-B07A-FD430127D7B8}

 

 

 

 

 

 

今日も命にありがとうございます。

西田普

にしだあまね