ハリウッドを代表する演技コーチ、イヴァナ・チャバックさんに

昨年お目にかかりました。

 

とてつもない人でした。

 

ハリウッドでも尊敬を集めているイヴァナさんは、

ブラッド・ピット、

ハル・ベリー、

シャーリーズ・セロン、

など著名なアクターに演技指導を行っています。

ビヨンセにも!

 

☆☆☆

「イヴァナ・チャバックは21世紀最高の演技コーチです。

彼女が持つ人間の状態に関する鋭敏な知識、

そして生徒に対する洞察力は驚きです。

”イヴァナの指導のもとで、私のキャリアも、私の演技の深みも劇的に変化しました。“ 
−オスカー女優 ハル・ベリー


「イヴァナは、私が感銘を与えられる俳優になるために、

どうやって感情と自分の人生で起こったことすべてを使うかを教えてくれました。”
−オスカー女優 シャーリーズ・セロン

(以上イヴァナ・チャバック公式サイトより引用)

☆☆☆

 

 

イヴァナさんがすごいのは、

彼ら名だたる俳優を、

その俳優としてのキャリアにおいて飛躍させただけでなく、

独特の演技メソッドを指南する過程において

「人生までも好転させている」ことです。

 

あのスピルバーグ監督も、イヴァナさんを称賛しているそうです。

 

会ってみた印象は、

とにかく目力がすごい。

声の力がすごい。

胆力がすごい。

もちろん、知識や知恵、実行力の部分でもすごい。

世界でも一流のアクターの、先生ならではの

コミットメントのすごさ、

「情熱と実力」の積み重ねを肌で感じました。

 

そんなイヴァナさんの演技指導の一つの特徴は

「自分のトラウマ」(過去の心の傷)を、

演技のパワーに変えること。

生きるパワーに変えること。

 

演じるときに、

その役柄のなかに、

自分が人生で味わった、

もっとも感情的に深い出来事を

織り込むのです。

 

例えば悲しい体験だったとしたら、、、

 

人がどんなときに傷つき、

どうやって、それを乗り越えるか。

それは、どんな時代であっても

どんな時代であっても、

変わることはありません。

 

病気、

親の不仲、

貧困、

失恋、

離婚、

別離…

 

人間の悩みや苦しみは共通しています。

あなたと私の悲しみは、とてもよく似ているのです。

 

だから、私たちは、

誰かが、勇気をもって試練に立ち向かい、

それを乗り越えていく姿に、

言い知れぬ感動を覚えるのですね。

 

イヴァナさんは、アクターたちに、

「人生の試練」の

真の意味に気づくように仕向けます。

試練をパワーに変えて、

アクターとして、

真に人に感動を与えることができるよう、

成長を促すのです。

 

その結果、

アクターは、スクリーンにおいては

生身の人間の持つ真のパワーで

深い感動と共感を呼び起こし、

人生においては、トラウマを克服し、

自分の人生を受け入れて、

力強く進むことができるのですね。

 

(映画ファンのかたならご存知と思いますが

ハリウッドのアクターには、

すさまじい人生経験を持つ人も少なくありません)

 

 

これは私ごとですが、

小さなころから病気がちでした。

健康関連の仕事に関心をもったことと、

本を好きになったのは、それも理由の一つです。

長期間、入院したり、

食べたいものを食べられなかったあの日々、

遠足に行けなかったりして、つらかったし、

親に迷惑をかけたという気持ちもありますが

あれこそが、人生の贈り物だった、と見ることもできます。

 

 

 

バラバラに見える人生の出来事、

その一つ、一つにどんな意味があるのかは、

自分自身が決めることができます。

そして、点と点がつながれば線になり

その線を束ねると

そこに光の道が現れます。

 

あなたが歩んできた、歩いていく、光の道です。

それを完成させることができるのは

ほかの誰でもありません。

 

~~~~

 

さてイヴァナさんが今年も来日して、ワークショップを行うそうです。

詳細はこちら公式ページ

友人の真弓さおりさんから誘っていただきました。感謝です。

あいにく、山籠もり中なので参加できないのですが、

次回はいきたいなあ~~!

 

チャバックさんのインタビューを掲載した、ゆほびかバックナンバー。

 

 

縁をつないでくださった、松本同弘さん。

イヴァナさんのメソッドを日本で指導する白石哲也さん。感謝です。

白石さんが翻訳した、イヴァナさんの本。

 

 

 

 

 

 

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