仕事はじめ、庁内放送にて小金井市役所職員に伝えたこと | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

1月4日、小金井市役所としての仕事はじめでしたので、庁内放送にて以下のことを職員に伝えました(概要)。 

 

 

<姿勢>

今年も山積する課題に立ち向かうため、社会経済情勢の変化に柔軟に対応し小金井市の魅力を再構築するという姿勢をもって全庁を挙げて取り組まねばならない。

個別課題ではなく、市政の現状から部や課を横断して横串で取り組む課題3点について 

 

 

①地域人材発掘&育成

地域の担い手創出のために、市民とのコミュニケーションの工夫で市政を自分ごと化する働きかけを行い、地域デビューの間口を広げ、交流機会の創出で繋がりが広がる流れを作ろう 

 

 

②市民協働&官民学共創

教育機関、民間企業ともうまく連携・協力して新しい仕組みを仕組みを創りだすことにも積極的に取り組むこと。協働や共創のために職員も一歩踏み出して地域を知る・関わることや人脈を広げることも考えよう

 

 

③仕事のやり方を変える

DXの推進、前例踏襲に囚われないで。やり方を変えることが仕事の質を変え、市民サービスをより良くする。新しいことをするために代わりに何かをやめる。これらが自らの成長、組織の成長にも繋がる。 

 

 

 

 

【全文】===========================

 

皆さん、新年おめでとうございます。市長の白井亨です。

 職員の皆さんにおかれては、ご健勝にて、新年をお迎えのことと思います。

 

 皆さんは年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか。年末年始に業務に従事された職員におかれましては、市民の皆様のためにご尽力いただき、誠にありがとうございました。

 

 皆さんご存じのように1月1日夕方、能登半島地震が発生し、多数の被害が報道により伝わってきています。まずは、被害にあわれた方に心よりお見舞いを申し上げ、一刻も早く平穏な日常が回復することをお祈り申し上げます。

 

 さて、本日1月4日は仕事始めです。昨年に引き続き、小金井市の新しい時代を切り拓くため、「みんなでつくろう いろいろが 彩るまち」をスローガンとして、重要課題の解決に取組むとともに、協働・市民参加と地域資源を活用しつつ、多様性を尊重しあう、子ども、若者、そして高齢者を含む全市民が暮らしやすいまちを目指して全力を尽くしてまいる所存です。

 

 さて、1年の仕事始めに、改めて皆さんに小金井市役所職員として共通認識としてとらえていただきたいことを述べます。小金井市に限らず全国の自治体でも共通の課題として、高齢化と少子化への対策、多様化する市民ニーズへの対応、財源の確保及び施設の更新、人材確保および育成、担い手確保、地域コニュニティの再構築、AIの活用、多様性を認め合う社会の形成、気候変動対策、災害対策、コンプライアンス遵守などなど、未来に向けて課題が山積みです。小金井市としても、この状況に立ち向かっていくために、「社会経済情勢の変化に柔軟に対応し、小金井市の魅力を再構築する」という姿勢をもって全庁を挙げて取り組まねばなりません。

 

 個別の課題についてはここでは割愛いたしますが、現在の社会情勢と市政の現状から、部や課を横断して横串しで取り組む課題について、3点お伝えしたいと思います。

 

①  地域人材発掘&育成 

 まず1つ目は、「地域人材発掘と育成」です。これは今年度の施政方針でも、昨年の年頭挨拶でも述べたことですが、町会、消防団、民生委員、各種市民活動等、小金井市を担うボランティアや活動を継続するための後継者がいないという現状について、本気で変えていかねばなりません。そのためには、まず「自分が住むまちのことを“自分ごと化”できる働きかけ」が必要となります。昨年12月に市の公式LINEアカウントを開設しましたが、これらもうまく活用し市民の皆さんに市政の状況をできるだけ分かりやすく伝えることが重要です。コミュニケーションは受け手がどう捉えるかが肝ですので、市民目線に立って発信を心掛けてください。私も広報力の強化について検討します。

 また、地域人材の発掘には「地域デビューのハードルを下げる」こと、そして「交流や繋がりができる仕掛けづくり」を考えねばなりません。市からの発信によって興味関心が生まれた後にどこにアクションすればいいかがわからないという市民からの声もいただきました。

 市政を自分ごと化する働きかけを行い、地域デビューの間口を広く設け、交流機会の創出で繋がりが広がる、という流れをつくりたいと思います。職員の皆さんのお知恵・お力を貸してください。

 

②  市民協働&官民学共創

 2点目は、市民協働と官民学共創です。

 各分野の専門性を持った団体、企業等とパートナーとなり、お互いの役割分担でそれぞれにとってメリットのある関係性を構築することが求められています。市域面積が小さいにも関わらず多くの教育機関があるのは小金井市の特徴・強味の一つであり、お互いがwin-winで連携できる潜在力はまだまだ高いと感じています。また、委託等のみならず民間企業ともうまく連携・協力して新しい仕組みを創りだすことにも積極的に取り組みましょう。

 今や民間企業も行政と組むために企業がお金を出して共創に取り組む「逆プロポーザル」というサービスもはじまっています。新しいことに取り組むとそこに情報と人が集まります。地域資源を最大限活用して課題を解決する手法を小金井市に根付かせていきたいと思います。

 また、これら協働や共創を進めていくためには、職員の皆さんのファシリテーション能力の向上も必要となってきます。多様な分野の方と交流することや、地域活動を知る・関わることなど、一歩踏み出して人脈を広げることも仕事の幅を広げることに繋がりますので、ぜひ考えてみてください。

 

③  仕事のやり方を変える

 3点目は「仕事のやり方を変える」ということです。

 前例踏襲にとらわれないでください。やり方を変えることが仕事の質を変え、市民サービスをより良くすることと、自らの成長・組織の成長にもつながります。そのためには、DXの徹底した推進が必要です。DXとは単にICTに置き換えるだけではなく、仕事の質・量の変化であり、そこから得られるデータによってサービスが進化することや市民の体験満足度を高めることができます。いずれにせよ、まずはできるところからチャレンジしてみてください。

 また、皆さんの日々の業務は増える一方で、新しいことへ着手するためにも減らす部分がないと行き詰ってしまいます。そこで事業そのものや業務プロセスにおいて、「非効率なやり方を変える」「慣例でやっているものはやめる」など、市民のためになるアクションかどうかという視点に立って思い切って見直してみてください。新しいことを実施するためにも代わりに何かをやめることが大前提です。大切なことなのでもう一度言います。前例踏襲にとらわれないでください。やり方を変えることが仕事の質を変え、市民サービスをより良くすることと、財政規律を守り、そして自らの成長・組織の成長にもつながります。

 

 今年のテーマは「毎日が進化。」です。小金井市役所の仕事の質の進化へ向け、共に取り組んでいきましょう。昨年に引き続き「あたりまえのことを、あたりまえに」取組む市役所を目指し、一つひとつの業務や決断を大切にしてスピード感を持って取組む所存です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 結びに、市民そして職員の皆さんのご健勝とご多幸、本年が小金井市にとって、災害や事故等がなく、平穏無事な年となることを祈念し、年頭の挨拶といたします。

 

 

 

 

市長室前にある市長文庫(通称)、失敗の科学、財政が厳しいってどういうこと?、サニーサイドアップの手取り足取りPR、地方自治体のリスク管理・危機管理、を追加しました。

 

 

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小金井をあたらしくする会 代表 白井亨

 

 

 

 

【小金井市長・白井亨(しらいとおる)Profile】

1975年生まれ/大阪府枚方市出身/関西大学社会学部卒業/民間企業にてコミュニケーション・プランニングや商品開発・企画・マーケティング業務(1999年〜2012年、2016年)/一新塾30期生/小学生と中学生の子育て中/元高校球児(背番号17番の副キャプテン)/Mr.Children好き/得意料理はコロッケ、餃子、メンチカツ/家事担当:毎日の朝ごはんと休日のご飯、洗い物全般、台所周りの掃除/富士山は3回登りました(2回目は登頂手前まで)、最近は毎週日曜日早朝6kmランニング(休止中)/国家資格キャリアコンサルタント

 

小金井をあたらしくする会・代表

元小金井市議会議員(会派:小金井をおもしろくする会・2013年4月~2015年10月迄、2017年4月〜2022年11月2日)

2007年に当時の勤め先の転勤で東京へ。吉祥寺や三鷹に住みたかったが家賃が高くて西へ流れ、小金井市に偶然住むことに。2010年まで政治に無関心市民。息子が産まれたため地域デビュー、小金井市政のごみ問題などがキッカケで市政・市議会に関心を抱き陳情書を提出したり、地方議会に関する勉強会に参加するなどして「地方議会がもっと機能すれば小金井市はいいまちになる」と確信。結局「自分でやったほうが早い」と思い立ち2013年3月、政党無所属、特定の組織・団体からも支援を受けず素人市民のみでチーム(政治団体)を作り、市議会議員選挙に臨み、ギリギリ当選(966票で24人定数/34人立候補/20番目当選)。

 

2015年12月13日の小金井市長選挙において、「他の人に任せておけない」と市議会議員を2年半で辞職。告示まで残り1ヶ月強の段階で急遽記者会見を開き無所属で出馬するも、2,408票差で惜敗。2017年3月市議選、3,709票を得てトップ当選(過去最多得票)し再び市政の最前線へ。2021年市議選では第2位当選(3期目)。2022年11月2日付けで議員辞職し新しい挑戦へ→完全無所属で11月27日の小金井市長選挙で当選(得票率75%)。

 

“日本最大の政策コンテスト”マニフェスト大賞2020年、2021年実行委員長。ローカル・マニフェスト推進連盟共同代表(2020−2022)

 

<活動の特徴>

◯日本一わかりやすい(自称)市政報告会「議会カフェ」「議会ナイト」を定例会前後に開催(←市議時代)

◯住民とのコミュニケーションはPlanning、Design、Contents を大切に

◯情報発信NO.1★ブログ365日更新中 ※2019年1月30日より(市議選投票日を除く)

 

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