1月4日、小金井市役所、仕事始めでした。通常業務となります。
【この日の公務】
庁内放送→来客→打ち合わせ→（ランチ）→打ち合わせ→関係機関へ年始のご挨拶まわり3件→来客→来客→事務仕事
朝9時より、庁内放送で年頭の挨拶をしました。他の自治体では未だに集まって年頭の挨拶をしたり「仕事始め式」などを行うところもあるようですが、小金井市役所ではそのへんはありません。代わりに庁内放送という方法で仕事をしながら聴いていただくやり方です。動画で流す（職員は各々の都合にあわせて視聴する）手法の自治体もあるようで、そんなやり方も今後の参考にしたいと思います。
以下、挨拶の要点のみ記載しておきます（全文だともっと長いので）。
令和５年 市長年頭挨拶
本年は、小金井市の新しい時代を切り拓くため、「みんなでつくろう いろいろが 彩るまち」をスローガンとして、重要課題の解決に取り組むとともに、協働・市民参加と地域資源を活用しつつ、多様性を尊重しあう、子ども、若者、そして高齢者を含む全市民が暮らしやすいまちを目指して全力を尽くしてまいる所存です。
◯私が掲げた４つの市政の重要課題について
「専決処分による公立保育園の廃園に関する条例の改正」は、議案が否決されたことは残念でありますが、議決を議会意思として受け止めたいと思います。今回の議案が否決されたことを踏まえて、今後の対応については改めて検討・調整してまいります。
「庁舎及び（仮称）新福祉会館建設の早期実現」は、財政上の課題をクリアしたうえで、早期実現を目指してスケジュールを含め調整してまいります。
「東京都に対し、２本の都市計画道路整備の中止を求めること」については、今年の早い段階で対応できるよう調整してまいります。
「感染症及び物価高騰への対策」については、令和４年第４回定例会の補正予算でも提案し着手した部分もありますが、引き続き市民の命と生活を守るため対応してまいりたいと考えています。
これらの重要課題につきましては、非常に困難な課題ではありますが、必要な調整なども踏まえながら、スピード感を持って取り組んでまいります。職員の皆さんのご理解とご協力をお願いします。
◯これまで継続的に取り組んできたことについて
新型コロナウイルスは幾度となく感染拡大を繰り返しており、現在も第８波と言われる感染拡大の中にあります。引き続き感染症への適切な対応を行うとともに、市の最重要事業としてこれまで進めてきたワクチン接種事業につきましても、医師会・薬剤師会・訪問看護連絡会の皆様と緊密に連携しつつ取り組んでまいります。
可燃ごみ処理については、浅川清流環境組合が本格稼働してまもなく３年となります。
施設周辺にお住まいの皆様並びに関係者の皆様に心から御礼と感謝を申し上げます。そして、施設周辺にお住まいの皆様をはじめとした日野市民の皆様および関係者の皆様のご負担を軽減するため、更なるごみの減量と資源化の推進に向けて、一層の分別の徹底の取組みをお願いします。本年もごみゼロタウン小金井を目指し、発生抑制を最優先とした３Ｒの推進に引き続き全庁挙げて取り組んでいただきますようお願いします。
気候非常事態宣言を踏まえ、温室効果ガスの排出削減への積極的な取組も進めてまいりますので、職員の皆さんも職場や身近なところから温室効果ガスの排出削減につながる取り組みをお願いします。
行政運営の観点からは、市の最上位計画である第５次基本構想・前期基本計画の施策を着実に進めていくことをはじめとして、今年度策定した行財政改革２０２５についても３本の柱（自治体ＤＸの推進、公民連携・アウトソーシングの推進、公共施設マネジメントの推進）を中心に着実に進めてまいりますので、全庁挙げての取組をお願いします。
◯「みんなでつくるまち」を一歩ずつ進めていくための３つの心構え（職員向け）
１つ目は、市民の皆様の声を、様々な手段を活用して聞くことに努めていただきたいということです。
私は選挙期間中から、多くの市民の皆様から、市政情報が分かりづらく興味関心を持てないという声を聴いてきました。そこで、私は市民とのコミュニケーションに重点を置きたいと考えています。市民の皆様との意見交換の場の回数を増やしたり、若者の皆様の声を市政に反映する仕組みの整備など、世代問わず市政についてのご意見やご要望、また、日常市民の皆様が感じる不便についてもこれまで以上に声に耳を傾け、「みんなでつくるまち」を一歩ずつ進めたいと思っています。
２つ目は、地域人材の育成に力を入れるため、地域に出て、地域をより知っていただきたいということです。
職員がまちへ出て地域を知り、人と人をつなぎ、地域の課題を市民とともに考える役割が求められていると考えています。市民の力、それこそ“地域力”を集めて、専門性における市役所の苦手な部分を補い、新しい答えを創ることができる市役所を目指していく必要があると考えています。
今後のまちづくりにおいて、私は「地域人材の育成」が重要であると考えています。そのためには、私自身を含め職員もさらなる協働意識の向上に努め、市民の皆様をはじめとしたあらゆる方々の意見や知見、スキルを活用させていただく機会の創出に取り組んでいく必要があります。
地域においては、「後継者がいない」「今後活動が継続できない」などの声をよく耳にします。そのような状況を踏まえ、私は、本年を「地域人材育成元年」と位置づけ、これまで以上に地域活動を担っていただく市民の皆様、まちづくりに一緒に関わっていただく市民の皆様を増やすことを目指していきたいと思っています。
３つ目は、さまざまな発想で積極的にチャレンジしていただきたいということです。
繰り返し続く感染症拡大や物価高騰、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻など、国内外で先行きが不透明、不確実な時代となっています。これらの難局を乗り切るためには、多様性を尊重しつつ、時には思い切った決断を行うこと、柔軟な発想とアイデアを持ち寄って答えを創り出すなど、あらゆる手法を駆使して取組むことが重要と考えています。この厳しいコロナ禍だからこそ、ピンチをチャンスへとつなげていけるようなチャレンジを期待しています。
これまで市政に関わっていただいた皆様のお力添えにより、今の小金井市が築かれてきました。それをしっかり受け継ぎ、さらに磨きをかけていくことを念頭に、将来課題にもしっかり向き合いつつ皆様と一緒に新しい小金井を目指して歩みたいと思います。
皆様とともに新しい小金井をつくるために、「あたりまえのことを、あたりまえに」取り組む市役所を目指し、一つひとつの業務や決断を大切にしてスピード感を持って取り組む所存です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
結びに、市民そして職員の皆さんのご健勝とご多幸、本年が小金井市にとって、災害や事故等がなく、平穏無事な年となることを祈念し、年頭の挨拶といたします。
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【小金井市長・白井亨（しらいとおる）Profile】
1975年生まれ／大阪府枚方市出身／関西大学社会学部卒業／民間企業にてコミュニケーション・プランニングや商品開発・企画・マーケティング業務（1999年〜2012年、2016年）／一新塾30期生／家族は妻と2人の小学生／元高校球児（背番号17番の副キャプテン）／Mr.Children好き／得意料理はコロッケ、餃子、メンチカツ／家事担当：毎日の朝ごはんと休日のご飯全部、洗い物全般、台所周りの掃除／富士山は3回登りました（2回目は登頂手前まで）、最近は毎週日曜日早朝6kmランニングを続けています（サボりぎみ）／国家資格キャリアコンサルタント
小金井をあたらしくする会・代表
元小金井市議会議員（会派：小金井をおもしろくする会・2013年4月～2015年10月迄、2017年4月〜2022年11月2日）
2007年に当時の勤め先の転勤で東京へ。吉祥寺や三鷹に住みたかったが家賃が高くて西へ流れ、小金井市に偶然住むことに。2010年まで政治に無関心市民。息子が産まれたため地域デビュー、小金井市政のごみ問題などがキッカケで市政・市議会に関心を抱き陳情書を提出したり、地方議会に関する勉強会に参加するなどして「地方議会がもっと機能すれば小金井市はいいまちになる」と確信。結局「自分でやったほうが早い」と思い立ち2013年3月、政党無所属、特定の組織・団体からも支援を受けず素人市民のみでチーム（政治団体）を作り、市議会議員選挙に臨み、ギリギリ当選（966票で24人定数／34人立候補／20番目当選）。
2015年12月13日の小金井市長選挙において、「他の人に任せておけない」と市議会議員を2年半で辞職。告示まで残り1ヶ月強の段階で急遽記者会見を開き無所属で出馬するも、2,408票差で惜敗。2017年3月市議選、3,709票を得てトップ当選（過去最多得票）し再び市政の最前線へ。2021年市議選では第2位当選（3期目）。2022年11月2日付けで議員辞職し新しい挑戦へ→完全無所属で11月27日の小金井市長選挙で当選（得票率75％）。
“日本最大の政策コンテスト”マニフェスト大賞2020年、2021年実行委員長。ローカル・マニフェスト推進連盟共同代表（2020−2022）
＜活動の特徴＞
◯日本一わかりやすい（自称）市政報告会「議会カフェ」「議会ナイト」を定例会前後に開催（←市議時代）
◯住民とのコミュニケーションはPlanning、Design、Contents を大切に
◯情報発信NO.1★ブログ365日更新中 ※2019年1月30日より（市議選投票日を除く）
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