9月10日(土)午後、小金井市公立保育園運営協議会の傍聴に行ってきました。
※ここで取り上げる各種発言はあくまで発言趣旨を捉えたメモであり、一字一句正確な発言ではありません。
父母等の「当事者や専門家を交えての協議がないまま議会へ条例を提案しないで」という要望を無視して、西岡市長は条例提案を済ませました。9月12日の厚生文教委員会で審議することになります。
このタイミングで公立保育園運営協議会となりました。前回(7月)の運営協議会では、議題にあげられていなかったことも議会で指摘し、今回は最初からこの条例の説明・質疑が想定されていました。
…結果的に、この日の運営協議会は20時15分くらいまでかかり(スタートが15:30、終了予定は17:30だった)、保護者がご家庭の事情等で途中抜けしていく中で、ようやく保護者が聴きたい疑問や意見を述べる機会となりました(しかし、ごく一部ですけどね…)。
◯保護者独自にアンケート、8割以上が「賛同しない」
保護者委員資料として、父母会独自で利用者に取ったアンケートの結果が提出されています。市の進め方にについては、81.6%が「あまり賛同しない」、「賛同しない」という結果でした。
賛同側のコメントで「市政に関する自治体の進め方について、賛同も何もないのではないか」という声に、お上意識、お任せ主義の側面が見えて残念です…。そういう認識を植え付けている市政ってどうなのでしょうか…。
「賛同しない」方々のご意見の数々…。委員からの補足説明としては、プロセスがひどいという声が多かったと解説がありました。
これに対し、廃園についてのプロセスについては市から「方針案を修正できるものは修正したし、意見シート、説明会、パブリックコメントを重ねてきたのでプロセス花にも問題ない」という趣旨の回答。…あくまで踏んできたプロセスのみを強調して「市はちゃんとやってきた」と主張する、対話とはほど遠い小金井市の本領発揮ですね。
「市はちゃんとやってきた」という市に対して、『市役所がそう考えていても、保護者はそう思っていない。保護者アンケートでは「内容も含めて理解できていない」という結果であり、「賛同しない」が多い。賛同しない理由は「プロセスが問題」である。これが保護者の意見です』との厳しいご意見が委員から出されていました。
保護者委員からは『9割以上の反対のパブリックコメント意見や、今回の保護者アンケートでも8割が賛同しないという結果。この状況でないがしろにするというのは一般的におかしいのではないか』という声も寄せられていました。当然ですよね。
◯「保育の質は定義するべきではない」「感覚的に評価されるもの」という市の見解
保護者委員
「保育の質って何だと思われますか?」
担当課長
「保育の質は定義するべきではないと思っている。定量的に評価するものではなく、感覚的に評価されるものだと思っている。人によって受け止めが違う。子どもの接し方、保育士や保育園の考え方。親御方の受け止め方、相性などもある。一概に線引するのはおかしい」
17時30分の終了時刻を過ぎて、まだこの廃園問題について質疑が続いているので10分間の休憩を入れ、再開。写真は休憩中の様子。今回はオンラインとのハイブリッド開催です。
◯専門家の意見も聞かずに巡回指導チーム、「園児への影響が最も少ない」を担当課の感覚のみで判断
この日の運営協議会では、巡回指導チームについてはまだアイディアベースで現場とも十分すり合わせができていないことがわかりました。また、段階的縮小での子どもへの影響も含めこの一連の大きな廃園に関する組み立てにあたり、専門家等にも相談も意見も聴いていません。保育の質を「定義すべきではない」という役所内だけで考えたことに、どれだけの説得力があるというのでしょうか…。
「段階的縮小のち廃園が子どもへの影響を専門家等の意見も聴いた上での検証も何もない。逆に影響が大きいかもしれないですよね。廃園ありきですべて後付けの論拠という印象を受けた。組み立ての順序が逆ではないか。まずは条例を撤回してほしい」という意見まで保護者委員から出されています。…いや、至極まっとうな意見ですね。
担当課の発言の大体は議会で聴いてきた内容ですが、とても残念な内容ばかり。5時間弱の会議が終わったら月が綺麗に見えていました。気持ちよく、月を眺める日が来ることを祈ります。
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【白井亨(しらいとおる)Profile】
1975年生まれ/大阪府枚方市出身/関西大学社会学部卒業/民間企業にてコミュニケーション・プランニングや商品開発・企画・マーケティング業務(1999年〜2012年、2016年)/一新塾30期生/家族は1人の妻と2人の小学生/元高校球児(背番号17番の副キャプテン)/Mr.Children好き/得意料理はコロッケ、餃子、メンチカツ/家事担当:毎日の朝ごはんと休日のご飯全部、洗い物全般、台所周りの掃除/富士山は3回登りました(2回目は登頂手前まで)、最近は毎週日曜日早朝6kmランニングを続けています(夏はサボりぎみ)/国家資格キャリアコンサルタント試験合格(第20回/2022年7月試験)→現在登録申請中
小金井市議会議員(会派:小金井をおもしろくする会・2013年4月~2015年10月迄、2017年4月〜)
2007年に当時の勤め先の転勤で東京へ。吉祥寺や三鷹に住みたかったが家賃が高くて西へ流れ、小金井市に偶然住むことに。2010年まで政治に無関心市民。息子が産まれたため地域デビュー、小金井市政のごみ問題などがキッカケで市政・市議会に関心を抱き陳情書を提出したり、地方議会に関する勉強会に参加するなどして「地方議会がもっと機能すれば小金井市はいいまちになる」と確信。結局「自分でやったほうが早い」と思い立ち2013年3月、政党無所属、特定の組織・団体からも支援を受けず素人市民のみでチーム(政治団体)を作り、市議会議員選挙に臨み、ギリギリ当選(966票で24人定数/34人立候補/20番目当選)。
2015年12月13日の小金井市長選挙において、「他の人に任せておけない」と市議会議員を2年半で辞職。告示まで残り1ヶ月強の段階で急遽記者会見を開き無所属で出馬するも、2,408票差で惜敗。2017年3月市議選、3,709票を得てトップ当選(過去最多得票)し再び市政の最前線へ。2021年市議選では第2位当選(現在3期目)。
“日本最大の政策コンテスト”マニフェスト大賞2020年、2021年実行委員長。ローカル・マニフェスト推進連盟共同代表(2020−2022)
<活動の特徴>
◯日本一わかりやすい(自称)市政報告会「議会カフェ」「議会ナイト」を定例会前後に開催
◯住民とのコミュニケーションはPlanning、Design、Contents を大切に
◯情報発信NO.1★ブログ365日更新中 ※2019年1月30日より(市議選投票日を除く)
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