5月20日（金）、開催1週間を切った段階で突然連絡が入り、3日前に招集通知が送付され開催されることになった公立保育園廃園の方針を市として確定することを説明・質疑するための全員協議会が開かれました。
前日（19日）の議会運営委員会でも、この乱暴な進め方をする西岡市政のやり方とともに、「定例会前はここしか時間が取れない」という全員協議会開催の市長からの申し出をそのまま鵜呑みにして受けた議長に対して厳しい指摘が相次ぎました。残念ながら、翌日10時の開会まで特段議長から調整の動きも何もなく、そのまま開催する運びに。
しかし
このとんでもない進め方に多数疑義の意見が出て、開会せずに紛糾し調整のため休憩となりました。
【開会直前に多数の会派から問題提起されたこと】
◯突然の全員協議会の開催への複数の会派からの疑義を議長がスルー
→私（小金井をおもしろくする会）、市民と一緒にカエル会、共産党など複数の会派からこの全員協議会開催について、事前について議長に対して疑義が主張されていました（私は開催連絡を5/14に大沢部長から電話をもらってすぐに議長に電話、5/17には議長に対して3会派が申し入れをしています）。しかし、議長はこれらを誰にも相談せずに開催を強行。
◯重要な議題にも関わらず2時間のみの会議時間設定
→昨年7月の廃園方針（案）が突如提案されてから、所管の厚生文教委員会では毎回会議ごとに大きな議題となり、長時間の質疑が繰り広げられてきました。方針（案）を市としての方針へ確定させた段階は大きな転機であり、また、数えきれない指摘に対して市は特段改善することもなくただ単に「（案）」を取ったような方針として示してきたため、どう考えても2時間の会議で終るはずがない
◯資料などの事前説明も一切なし（「対話」とはほど遠い西岡市長）
→西岡市長は何かにつけて「対話」「対話」「対話」と壊れたテープレコーダーみたいに繰り返してきたものの、今回の確定方針について直接事前に何ら説明する機会・そのアプローチも何もなく、ただ資料を配布したのみ。まったく理解してもらおうという姿勢は見られない
◯パブコメ回答結果に誤字・脱字がまだ残っている
◯行革特別委員会でゴマカシの答弁→答弁修正へ
→この全員協議会開催の招集告知が送付された5/17、同日午後の行財政改革推進調査特別委員会の質疑で、平岡保育政策課長は「まだ方針（案）の修正は決まっていない」「理事者一任という状態である」「いつ確定するか目途はない」と答弁しています。しかし、この日の9時から庁議（執行部の意思決定機関）が開かれこの廃園方針について承認を得ています。具体的な事実の言及を避けて特別委員会をやり過ごそうという狙いがあったと想像できます
結局会議にならず日程を再調整となりました。
しかし
「5月20日（金）10時からしか定例会前に時間が取れない」と散々繰り返し説明されたのに、この日会議を開けなかった代替日設定になると、なぜか5月下旬の日程が3つくらい再提案されていました。…これ、工夫したら別日も設定できたということですよね…。この点、私のほうから議長に対して少し厳しく苦言を述べています（こちらは大事な予定もキャンセルしたのに結局はじめから想像できた結果にしかならなかったため）。
市長の狙いは、5/20で説明を終え、「説明は終わった。廃園条例を6/2からの市議会定例会で提案する」という点について5/24の庁議で諮ることだったと想像できます。
…要するに、上記のスケジュールで定例会へ議案を出すために、逆算したスケジュールでいくと、5/20に無理やりうるさい議会への説明をして何を指摘されても「我慢」してやり過ごすという作戦だったのではないかと考えられるということです。
これまで議会で私はただ「反対」というよりは、近隣他市もやっているように有識者や市民を交え当たり前の「公立保育園の在り方」について議論をし、小金井市として公立園の役割の定義の上で、市全体の保育の質を維持・向上させるための方策と公立保育園5園をどのように整理するか考えましょう、という建設的な提案をしています。
昨年開催された利用者向けや市民向けの説明会では、西岡市長および保育課の説明に対して「納得できない」「理屈的におかしい」「子どものことを第一ではなく人件費や運営経費削減が最優先だよね」などなど、数々の指摘をされてきました。
また、廃園条例（案）に対するパブリックコメントでは、過去5年間で最大の565件の意見が寄せられ、そのほとんど（96.3％）が「反対」「見直し」「納得できない内容である」「改善が必要」「論点がずれている」「子どものためにならない」という意見でした。
しかしながら、残念なことに西岡市長は今年に入ってからも「市長として総合的な判断」とか「（保育園の）経営主体の長である私が」とか繰り返して述べているので、指摘されていることやある意味真っ当なプロセスを踏んでの政策形成については頭にない感じですかね。とても残念でなりません。
【次回の公立保育園廃園に関する全員協議会】
①6月3日（金）13:00〜を予定
②①が17:00迄で終わらなければ6月6日（月）にその続き
西岡市政を見ていると、心がどんどん荒んでいくような気がしています…。西岡市長を筆頭に市の保育課がやっていることが余りにもおかしすぎて、どうやったらこんな理解不能な行政執行ができるのか全く理解できないでいる。私がおかしいのか？とも思ってしまいます…（頭の中がかつてない混乱中）。
その日の夕方、心を落ち着かせるため、公園で四つ葉のクローバー探しをしてきました。
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【白井亨（しらいとおる）Profile】
1975年生まれ／大阪府枚方市出身／関西大学社会学部卒業／民間企業にてコミュニケーション・プランニングや商品開発・企画・マーケティング業務（1999年〜2012年、2016年）／一新塾30期生／家族は1人の妻と2人の小学生／元高校球児（背番号17番の副キャプテン）／Mr.Children好き／得意料理はコロッケ、餃子／家事担当：毎日の朝ごはんと休日のご飯全部、洗い物全般、台所周りの掃除／富士山は3回登りました（2回目は途中まで）、最近は毎週日曜日早朝6kmランニングを続けています（最近サボりぎみですが…）
小金井市議会議員（会派：小金井をおもしろくする会・2013年4月～2015年10月迄、2017年4月〜）
2007年に当時の勤め先の転勤で東京へ。吉祥寺や三鷹に住みたかったが家賃が高くて西へ流れ、小金井市に偶然住むことに。2010年まで政治に無関心市民。息子が産まれたため地域デビュー、小金井市政のごみ問題などがキッカケで市政・市議会に関心を抱き陳情書を提出したり、地方議会に関する勉強会に参加するなどして「地方議会がもっと機能すれば小金井市はいいまちになる」と確信。結局「自分でやったほうが早い」と思い立ち2013年3月、政党無所属、特定の組織・団体からも支援を受けず素人市民のみでチーム（政治団体）を作り、市議会議員選挙に臨み、ギリギリ当選（966票で24人定数／34人立候補／20番目当選）。
2015年12月13日の小金井市長選挙において、「他の人に任せておけない」と市議会議員を2年半で辞職。告示まで残り1ヶ月強の段階で急遽記者会見を開き無所属で出馬するも、2,408票差で惜敗。2017年3月市議選、3,709票を得てトップ当選（過去最多得票）し再び市政の最前線へ。2021年市議選では第2位当選（現在3期目）。
“日本最大の政策コンテスト”マニフェスト大賞2020年、2021年実行委員長。ローカル・マニフェスト推進連盟共同代表（2020−2022）
＜活動の特徴＞
◯日本一わかりやすい（自称）市政報告会「議会カフェ」「議会ナイト」を定例会前後に開催
◯住民とのコミュニケーションはPlanning、Design、Contents を大切に
◯情報発信NO.1★ブログ365日更新中 ※2019年1月30日より（市議選投票日を除く）
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