小金井市教育委員会いじめ問題対策委員会の傍聴へ。有識者の皆さんから重要な意見の数々 | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

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第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

1月20日(木)午前中、小金井市教育委員会いじめ問題対策委員会(第2回)を傍聴しました。議題は、①小金井市いじめ防止基本方針の改訂について、②いじめに関するアンケートについて、③いじめに関する研修等について、です。年2回ほどの会議ですが、有識者の皆さんのお話を聴き、学べることがたくさんあります。

 

 

 

 

はじめに、小金井市いじめ防止基本方針の改訂についての議題でした。ある委員からは、四つの宣言が誰目線なのか→「市(教育委員会)」、「子ども」、「保護者」の目線が混合してないか?という指摘もありました。確かにそうですね。

 

 

(引用)小金井市いじめ防止基本方針(現行のもの)

http://www.city.koganei.lg.jp/kosodatekyoiku/gakkou-kyouiku/ijime/ijimetaisaku.files/ijimekihonnhoushinn.pdf

 

 

 

この他、早期対応についてや、未然防止の観点から、現場の経験を踏まえた委員からの意見が飛び交いました。

 

 

いじめに関するアンケートについて。各学校で実施しているアンケートが実態を捉えられるものになっているか?という問題提起があり、教育委員会で調査したということです。中には、あえて「いじめ」という言葉を使わない例もあるといい、委員長からは「その方が実態を把握しやすい」というお話もありました。

 

…アンケートについては難しいですよね。以前、教育委員会がアンケートを実施するという話を聴いたときに「記名で実施する」ということを聴いて、私のほうからは「実態を把握するなら、無記名のほうが実態が出てくるのではないか」と述べた記憶があります。ただ、その場合は誰が書いたのかわからないため聞き取りなど次のアクションを取ることができないデメリットもあります。…アンケートをどのような目的で実施するのかということと、アンケートはあくまで未然防止や早期発見のキッカケに過ぎず、その後の細かい観察や具体的な聞き取りなど、組織的な対応が重要ということですよね。

 

この記事で紹介されている国立政策研究所の調査の件も話題に出てました。 

「小学生80%がいじめ被害 16~18年度、国研調査」 日本経済新聞

 

 

いじめに関して加害者の視点から、ソーシャルボンド理論(社会的絆理論)に触れて発言される方もいらっしゃいました(思わず検索してしまいました)。いわゆる、社会との様々な絆の関係性があるからこそ、人は逸脱行為をしない(逆に言うと、その絆が弱まったり、壊れてしまう時に人は社会的に逸脱した行為をしてしまう恐れがある)という考え方ですね。言い尽くされていますが、地域との繋がりや見守り、サードプレイス、自己肯定感、などがキーワードとして挙げられますが、非常に重要です。理論に基づく現場実践も必要ですよね。

 

興味深かったのは、いわゆる加害者の背景に何があるのか(虐待等)、また、教員が不適切な言動をする背景には組織的な対応の仕組みの欠如などがあるなど、全体を図式化して根源的な問題解決アプローチにつなげる手法を使っている事例なども紹介されていました。

 

…このやり取りを聴いていて、2年ほど前に子どもの権利に関する条例 制定10周年記念事業 講演会「子どもの権利と子どもの育ち」で聴いたことを思い出しました。NPO法人日本子どもソーシャルワーク協会理事長の寺出壽美子氏からの講演メモを振り返ってみました。

大津のいじめ自殺や、神戸の事件などの詳しい要因分析などにも触れ、「子どもは自らひとりで事件を起こすことはできない」とのこと。事件の加害者の子どもたち(当時)は、決して特別な存在ではなく、10歳くらいまでにどういう養育環境にあったのか?ということが重要であるということ。そこには、全く誰も異常を察知する機会がなかった訳ではなく、誰かがそのサインに気づいて何かの対応をしていたら、結果は変わったかもしれません。

 

【関連記事】

小金井市子どもの権利に関する条例、施行10周年記念講演会へ

 

 

小金井市では今年、子どもオンブズパーソン設置に動きます!また詳細はお伝えいたします(現在設置条例審査中)。

 

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【白井亨(しらいとおる)Profile】

1975年生まれ/大阪府枚方市出身/関西大学社会学部卒業/民間企業にてコミュニケーション・プランニングや商品開発・企画・マーケティング業務(1999年〜2012年、2016年)/一新塾30期生/家族は1人の妻と2人の小学生/元高校球児(背番号17番の副キャプテン)/Mr.Children好き/得意料理はコロッケ、餃子/家事担当:毎日の朝ごはんと休日のご飯全部、洗い物全般、台所周りの掃除/富士山は3回登りました(2回目は途中まで)、最近は毎週日曜日早朝6kmランニングを続けています

 

小金井市議会議員(会派:小金井をおもしろくする会・2013年4月~2015年10月迄、2017年4月〜)

2007年に当時の勤め先の転勤で東京へ。吉祥寺や三鷹に住みたかったが家賃が高くて西へ流れ、小金井市に偶然住むことに。2010年まで政治に無関心市民。息子が産まれたため地域デビュー、小金井市政のごみ問題などがキッカケで市政・市議会に関心を抱き陳情書を提出したり、地方議会に関する勉強会に参加するなどして「地方議会がもっと機能すれば小金井市はいいまちになる」と確信。結局「自分でやったほうが早い」と思い立ち2013年3月、政党無所属、特定の組織・団体からも支援を受けず素人市民のみでチーム(政治団体)を作り、市議会議員選挙に臨み、ギリギリ当選(966票で24人定数/34人立候補/20番目当選)。

 

2015年12月13日の小金井市長選挙において、「他の人に任せておけない」と市議会議員を2年半で辞職。告示まで残り1ヶ月強の段階で急遽記者会見を開き無所属で出馬するも、2,408票差で惜敗。2017年3月市議選、3,709票を得てトップ当選(過去最多得票)し再び市政の最前線へ。2021年市議選では第2位当選(現在3期目)。

 

“日本最大の政策コンテスト”マニフェスト大賞2020年、2021年実行委員長。ローカル・マニフェスト推進連盟共同代表(2020−2022)

 

<活動の特徴>

◯日本一わかりやすい(自称)市政報告会「議会カフェ」「議会ナイト」を定例会前後に開催

◯住民とのコミュニケーションはPlanning、Design、Contents を大切に

◯情報発信NO.1★ブログ365日更新中 ※2019年1月30日より(市議選投票日を除く)

 

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