新庁舎建設における「小金井らしさ」とは?そこに「人」「暮らし」の視点を<一般質問報告②> | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

2月28日の私の一般質問報告の続きです。都市計画道路のほかに、新庁舎(&福祉会館)建設についても少し取り上げました。3月末迄に基本設計業者選定をおこない、4月から基本設計に入っていきます。これまで議会では配置案、複合の形についてに目を奪われがちだった議論が続いたのですが、これから設計→建設に入っていくにあたり、常に頭の片隅に入れておいていただきたいことを提案しました。

 

 

 

 

 

新庁舎建設基本計画(H25年)には、『小金井市の象徴である「サクラ」や「ケヤキ」、「黄金井(水)」などを大切に、小金井らしい印象的な施設として計画します。』と書かれてあります。西岡市長のこれまでの答弁を振り返ると、(議事録で何度も出て来るのが)新庁舎建設においての考え方は「シンプル、長持ち、頑丈」そして「小金井らしさ」と繰り返し述べられています。しかしその中身については自ら言及はされていません。

 

 

一般的に「小金井らしさ」というと皆さんがイメージするのはやはり「緑と水、自然」だと思います。都市計画マスタープランにも「小金井らしさを代表する豊かな水やみどり」とあります。そういえば、第4次基本構想のキャッチフレーズは「みどりが萌える・子どもが育つ・きずなを結ぶ」でしたね。しかし、実は「緑」「自然」「水」は結構多くの自治体も使ってるんですよね。

 

 

 

 

いずれにせよ、緑と水が小金井市を印象づけ、景観などにおいて随所に反映されることを期待しています。

 

そこに、もう一つ加えていただきたいエッセンスがあるんですよね。

 

 

 

◯小金井市に住む「人」がどのような「暮らし」を望んでいるかに立脚した視点を

 

 

このまちに住む「人」に立脚した、そしてこのまちに「暮らす」人たちが、どのような暮らしを望んでいるのか。こういう視点も大切かと思います。ここに「たまらび」という雑誌があります。2014年発行の82号は小金井市の特集でした。私これとても好きなんですよね。「ともだちができるまち」という編集方針で企画されたものです。

 

 

(引用)https://keyaki-s.co.jp/detail/lavie82/

 

 

 

都心から近いのにほどよく静か・落ち着いた住環境で都会じみていない。外から移住してきた人も、昔から住んでいる人となじんで、交流ができるまち。「何もない」まちだから、逆に自分のペースで新しいことをはじめたりできる。そしてまた繋がりができる。そういうまちが気に入っている、というインタビューが紹介されています。こういう視点で、「人」と「暮らし」にフォーカスして、小金井市の新庁舎&福祉会館という複合施設の建設について考える視点も持っていただきたいと思います。

 

→これについては、以前提案した「市民参加」とともに、大切にしたい視点である旨の答弁をもらっています。

(これ、概念的すぎるので伝わりづらかったかもですが…)

 

 

 

◯このまちで最も長く生きる子どもたちが、建設に直接関わるような仕掛けを

 

具体には設計段階や建設段階でも色々アレンジが効く部分かと思いますが、子どもたちが実際にこの庁舎&福祉会館を建てることに直接参加できる仕組みを、ということです。

 

 

 

 

ボトルを回す、ということや、絵を描く、オブジェを創る、「この部分はぼくたち・私たちが造ったよね」という体験をすれば、この街に対する想いというか捉え方もまた違ってくるのかと。建設段階でスケジュールに影響を与えない範囲かと思いますが、全小学生の子どもを対象に何か建設行為に関わる、自分達がつくった部分、みたいなことを記憶として残し形に残る部分を設定する、とか。

 

 

→提案いただいたことを参考にして、子どもたちが関わっていくやり方について考えていきたい、という答弁をいただきました。※市でも若手職員を中心とした検討会でもこれらと同様のことが話題になったとのこと。

 

 

小金井市の中心に位置することになる、新庁舎&福祉会館。できるだけいいカタチで市民にとって親しまれるものにしていきたいですね。

 

 

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