新庁舎&新福祉会館建設に関する市民説明会(第4回目@一小体育館)の様子 | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

秋は催し・イベントが本当に多いですね…。その合間を縫って、11月10日(土)19時から開催された第一小学校体育館での新庁舎及び(仮称)新福祉会館建設についての説明会に参加してきました。参加者は35〜6名くらいだったかと思います。

 

 

 

【関連記事】※11月7日の市民説明会(第1回目@貫井南センター)

小金井市、新庁舎建設の市民説明会シリーズスタート。「これのどこが複合化なの?」などの意見も

 

 

 

 

この説明会に参加できない方のために、市役所HPで説明資料が公開されています。以下のリンクからご覧ください。

https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/seisakukeikaku/sintyosyakanren/shinchosha/shiminetsumeikai.html

 

 

◯今回の新たな配置案(C-3)と従来の最有力な配置案(Cre-2)の比較について

 

 

基本設計に入る前段階で、何を優先すべきか?という視点が重要になってきます。従来の最有力な配置案(Cre-2)では「清掃関連施設の敷地内仮移設にかかるコスト1.6億円はもったいない」「福祉会館を優先整備すべきだ(早期機能回復を)」「緑地保全、災害発生時の対応のためにも広場・空き地が活用ができる配置を」という意見もあり、市議会の多数からの要望も受け、新しい配置案が検討され(C-3)今回比較提示されています。

 

 

▶初期工事中

▶新庁舎竣工時

▶清掃関連施設移設後

 

 

 

あまり変わらない配置図ですが、従来の最有力な配置案(Cre-2)は1つの建物として建築します。新たな配置案(C-3)は2つの建物(渡り廊下でジョイントするなどして登記上は1建築物とするらしいですが)です。また、広場と緑地の広さも異なります。ここに記載はありませんが、「将来施設」として同一敷地内に建てられる施設の床面積は、従来の最有力な配置案(Cre-2)→5,000㎡、新たな配置案(C-3)→〜3,600㎡(場所による)という違いもあったりします。

 

 

 

 

 

 

スケジュールは、大きく異なってきます。

・従来の最有力な配置案(Cre-2)→庁舎と福祉会館を同時竣工<2023年3月末>

・新たな配置案(C-3)→庁舎<2023年8月末>、福祉会館<2022年7月末>

 

新たな配置案(C-3)は福祉会館の早期回復、ということです。

 

 

 

 

 

ここは一見すると新たな配置案(C-3)のほうが2.7億円割安に見えるのですが、新たな配置案(C-3)は福祉会館が「耐震構造」となっていますが、市長も「免震構造が望ましい」と言っていることもあり(ここは基本設計で判断するらしいですが)、その1.3億円と「既存施設解体費用(Cre-2では竣工後に実施するため上記表に含まれていない)」1.0億円を加味すると、0.4億円のメリットしか出なくなります。

 

 

 

また、欄外に記載のある清掃関連施設移設後の外構工事費用は新たな配置案(C-3)のほうが1.2億円高いので、最終的に全ての工事が終了した段階で(C-3)のほうが0.8億円高くなるということになります。

 

さらに、ランニングコストが出されていません(施設維持管理経費)。これはまだ中間報告であり、最終的な報告書では盛り込まれるということで、その結論を待ちたいと思います。

 

※あくまで現段階での試算によると、ということですが。

 

 

 

 

 

さて、市では既に今後の整備方針を明確にしており、以下のことが提示されています。

 

 

 

要するに、市としては配置案を「これ」と決めこまず、これまでの調査や検討そして市議会多数からの条件提示を受けて基本設計で調整するということかと思います。

 

 

 

 

 

 

◯質疑メモ◯ 

※正確な議事録ではなく質疑の主旨をメモしたものです。ご了承ください。

 

 

Q.考え方を聴きたい。C-3では福祉会館を耐震にするというが、理解できない。コスト面から?

A.市議会から4項目に沿った検討をすべきという要望があり、追加調査をおこなったもの。その結果中間報告として受け取ったものであり、法的にも成立することがわかった。今後の防災機能を考えると福祉会館は医療の拠点にもなる場所なので、私としては両方とも免震構造が望ましいと考えている。最終的な決定は建物の施設の構造で何を採用するか、基本設計の中で考えていくもの。

Q.いまのコスト比較をみると「C-3のほうがいいよね」とみえてしまう。あくまで今出されているものは1つの試算であると認識している。

A.ご意見受け止めさせていただきます。

 

 

Q.63Pの整備方針は良くなったと思う。1.6億円を無駄にすることがなくなるのはよい。福祉会館機能の早期回復も切実な希望である。広場は保育園の幼児達が何十人と遊んでいる。広場の確保、緑地の確保というのは必要だと思っている。その他色々…(要望)

 

 

Q.C-3、Cre-2 どちらかで基本設計に進めていく、という認識でよいのですね?

A.どちらかの案で決めるというのではなく、これまでの検討結果を踏まえ、P.63の整備方針をもって基本設計に入っていく

 

 

Q.清掃関連施設の再整備計画は現在どのような状況か

A.(P.34の通り説明)

 

 

Q.C-3案というのは「複合化施設」なんですよね?

A.複合施設として整備することでスケールメリットを追求する。複合のあり方については今後の設計の中で詳細が決まってくる。

 

 

Q.この説明会の主旨を知りたい。

A.市の方で色んな施設配置案を検討してきた。何を優先するか、どこを優先するかで建て方やコストのかけ方は変わってくる。今回の説明会は63Pの整備方針を理解いただきたい、ということ。

 

 

Q.私は単体で福祉会館を建てた方がいいと思う。できるだけ駐輪場は建物に近いところで配置してほしい。

A.ご意見受け止めさせていただきます。

 

 

Q.「何を重点に事業を進めるか」が大切、と書いてあるが、やはり清掃関連施設が動かなかった場合のことが懸念されるが…。

A.(私としては)清掃関連施設の移転が遅れてしまうと、最終的な状況が遅れてしまう。そうならないために清掃関連施設の再整備の計画を立てた。しっかりと進めていく。

 

 

 

Q.蛇の目の広場にはらっぱで遊んでいる乳幼児は150人くらいいる。遊ぶ場所がない。幼児はともかく、乳児は腹ばいして遊ぶため、上之原公園にはいけない。

A.最終的には広場が使えるようにする。普段から園庭のない保育園が増えたことによる遊び場・公園・ひろばの要望を聴いているので考えていきたい。

 

 

 

Q.将来施設を考え蛇の目跡地はどうするのか。新庁舎と福祉会館のみで終わるのか?

A.かなり大幅な集約化になる。その結果生み出される未利用となる土地は、どのように有効活用するか検討していく。道路、橋、下水道、学校の老朽化対策に対応しなければならない。有効活用のあり方については、これからの検討になる。残置面積は当面、いまのところ、具体的な考えを持っていない。何十年後かに施設を建てることはあるかもしれない。その可能性を残している。

 

 

Q.第2庁舎の契約状況は?

A.交渉中

 

 

 

さて、市民説明会もあと明日(13日・火曜日)の東センター(18:00〜)を残すのみとなります。まだ意見を伝えていない方は、是非ご参加ください。

 

 

 

【ご意見・お問い合わせなどなど】
■Twitter= https://twitter.com/shirai106
■mail= kogaomo@gmail.com
■白井とおるホットライン= 080-4004−5927
■こがおもWebサイト= http://kogaomo.com/
■facebookページ= http://www.facebook.com/kogaomo
■facebook= http://www.facebook.com/shirai106
■事務所= 〒184-0011 東京都小金井市東町4-38-27-201

※facebookの「友達申請」は基本的にリアルにお会いした方を対象としておりますが、その限りではありません。ご面識のない方でも併せてメッセージを頂ければ幸いです。よろしくお願いします。