夕方から東村山へ議会報告会に参加してきました。
ここは毎定例会ごと（年4回）に平日夜と土日昼間にこの議会報告会を開催しています。小金井市議会では条例で「年1回以上」を規定しているものの、とりあえず現在は年1回の開催。色んな議会の取り組みを参考にしないといけません…。
チラシもできるだけ親しみやすく感じられるように作成されてますね。市のキャラ「ひがっしー」を使って硬さを緩和してる点はいいですね。ただでさえ「市議会」というだけで引いてしまう人が多いので、こういう取り組みは参考になります。
毎回趣向を凝らしているようで、今回のアジェンダとしては、議会報告を前後半に分けてます。「3月議会について」と「29年度予算について」で分けて報告→質疑を受けるやり方に。いつも後半はテーブルごとの意見交換の場にすることが多かったようですが、最後までスクール形式で説明→質疑というある意味オーソドックスなスタイルです。
「3月議会について」では、第1回定例会の中でも特に議論になった議案をクローズアップしての審議の概要（論点の紹介、賛否それぞれの意見）紹介→それらについての質問タイム。どの議案を選び、どう両論併記して説明するか、それを参加者に分かりやすく説明できるか、質問について誰がどこまで分かりやすく答えるか、などが課題だと感じました。
「29年度予算について」では、予算の概要を説明したのちに、各会派からの平成29年度一般会計予算と特別会計予算についての賛否の表明と特に一般会計への態度説明。ただ、これ聴いているほうはちょっとつらかったかもです。
ちなみに、予算審査といっても、市議会ごとでそのやり方は異なってきます。東村山市議会は小金井と同じく全議員で、日程は4日間…小金井市議会は6日間なんですよね。大会派から質疑するのか…。うちはフリーに手挙げ方式で結構自由闊達な点が特徴的なんですが…。
予算審査の説明→質疑中。なぜ、一般会計にかける時間が3日半に対して、特別会計4つには半日という短い時間なのか？という質問というか意見が出てました。ウチも何日やっても大体特別会計は半日。それについて（特に国保や後期高齢者特別会計）、ちゃんと議論してるのか？と厳しいご意見をいただいたこともありますので、他人事とは思えません。
何がびっくりしたって、東村山市は平成28年度は補正予算が3回しか組まれてないことです。小金井市は8回まで組まれてる。毎年そんな感じ。多い年度では10回くらいいくことも。小金井市が多いのか？どの辺が一般的なのでしょうか。この回数の違いはどういう差を表しているのでしょうか…。
これから議会報告会をつくっていく立場としては、とっても参考になりました。行列ができる議会報告会をつくるには、それ相応の努力と工夫がどうしても必要です。そして今開催している他の市議会のそれに参加して学びの機会にすることが重要です。ホント現場って大事ですね。
以下、配布資料です。
議員一覧表。これいいですね。
あと、東村山市議会について、議会の仕組みについて（議会の仕事、議案審議のながれ、市民・市長・市議会の関係、東村山市議会基本条例などなど）の資料。
小金井市議会でもこれからの議会報告会について、協議を進めていきたいと思います。
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