委員会可決した認可外保育室等入所児童保護者助成の条例、新たな事実が発覚、委員会にて「再審査」に。 | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

昨日の「予備日」では、厚生文教委員会も開かれました。陳情書の採決が「保留」となっていたため、その採決を行うためです。

そこに、別件が舞い込んできました。

9月10日の厚生文教委員会で既に委員会可決された「議員案第15号 小金井市認可外保育室等入所児童保護者助成金の交付に関する条例」についてです。
認可外保護者助成拡充へ一歩前進!学童の大規模化、保育の公民較差など~厚生文教委員会②



この条例案に関して、委員会の冒頭で市長から以下の発言がありました。

市長
『当委員会で可決されているところであります。ただ、この条例が可決されたわけでありますけど、執行にあたって非常に厳しいものがございます。まずは財政的な問題、そして、システムの回収等にかかるスケジュール等から、本条例通りに執行することは不可能という判断をしております。ただこれが、6ヶ月前に議員案で出されたにも関わらず、我々とすれば、この条例が可決された場合に対する対応を怠っていたということで、はじめてこれが委員会で可決された時ということで、可決されてこれが執行に対してどうなんだろうということで、我々も内部でも協議し、議員のみなさまとも話をしてきたところであります。この間のこの対応に関して、議員案とはいいながらも、我々の対応のまずさということで、大変混乱をさせたことに対して、申し訳なく思っております。今後、こういうことがないように、議員案であろうと議案であろうと、きちっとした対応をして参りたいと思いますので、よろしくご配慮願いたいと思います。』

(USTREAMから書き起こし)

<USTREAMー厚生文教委員会での上記市長発言>
http://www.ustream.tv/recorded/73500087
(05:00頃から)

要するに、助成金を所得層3段階で支給していくという負担の軽減を盛り込んだ内容によって、システム改修費が多額に必要になる(約2,200万円と言われています)、ということです。しかも、そのシステム改修に1年かかるということのようです(あくまで市の見解)。

こういう事実が今更出てきた訳ですが、このまま本会議で採決という流れにはできず、一旦この条例案を可決したものの委員会にて「再審査」という運びになりました。この「再審査」の動議には私も賛成せざるを得ません。ということで、そのシステム改修に関する資料要求も入り、改めて「継続審査」扱いとなり、11月の議会で再度審査されることになりました。


議会(委員会)として、審査すべき点を漏らしていたこと、恥ずべきことだと思っており、反省いたします。申し訳ありません。


あとは、当然議員案とはいえ、条例案を作成する上で担当部局側にも確認はいっています。そしてそもそも、この認可と認可外の格差是正はずっと前から指摘されてきて、私が議員になってからも2度も格差是正を求める陳情書が全会一致で採択されているのです。市長側はこの条例案が可決されないと思っていたのでしょうか。仮にそうであっても、情報提供はすべきだし、その点は怠慢であったといえます。

いずれにせよ、申し訳ありません。再度しっかり審査に臨みます。



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