土日はPHP総研と構想日本が共催の「現場みらい塾」に参加してきました。
1日目は「これからの未来」について、南は宮古島から北は北海道から、意識の高い自治体職員の皆さんと一緒にワールドカフェや政策についての問題構造分析の実践など。
具体的にある自治体のある事業評価シートをもとに、事業評価をやりました。短時間だったけど、事業を評価するフレームワークに当てはめると、一つの型ができていいのでまたやりたい。本来事業仕分けも職員のこういう訓練になるから是非市でも実施して欲しいものですが、提案するも実現していません。
2日目は山中松阪市長から住民協議会について、午後は元我孫子市長の福嶋浩彦中央学院大学教授から「自治とは何か」を学んできました。
松阪市の山中市長のお話はとても面白かったです。過去に二度ほど別の話を聴いたことありますが、今回は住民協議会について、実際にひとつの住民協議会の会長も同伴して詳しく実態をお話頂いた。地域のことは地域で解決する仕組み、お話する山中市長も会長も同伴した職員もとっても熱いんです。
小金井市は人口密度が日本でもトップクラスです。ゆえに、市域面積が600㎢を超える松阪市とは同等には捉えられませんが、自治の仕組みとして大いに参考になりました。この仕組みを作るときも職員も部長も市長もみんなで必死に汗をかいて実現させたプロセスなども特筆すべきことです。
この仕組みを導入し運用していくことで住民の幸福度はあがったか?という主旨の質問をさせて頂いきましたが、ビフォーアフター比較はできないものの、生活の満足度や住みやすさは松阪市は近隣と比較しても高いという(元々住みやすいということだが)ことです。地域イベントの量と参加者は圧倒的に増えたとのこと。大切なことですよね。
午後からは元我孫子市長であり元消費者庁長官の福嶋浩彦氏からの講義でした。「自治とは何か」というお題で、自治そのものの精神や、これからの人口減少社会との向き合い方、市民合意の作り方など、あるべき自治を目指して我々一人ひとりが取り組むことを総ざらいでお話を聴くことができました。
市民が決める自治の風土をどうつくっていくか、が最大の課題かと感じています。小金井市は市民参加条例が施行され10年が経過していますが、その風土づくりの手間で近年の行政執行状況はどうも先祖返りをしているのではないかと捉えられる事象が幾つもあり、戸惑ってます。今年度の施政方針から「市民参加」という言葉も消えてしまいました。
市民参加はあくまで自治のプロセスの一部に過ぎず、それよりも大切なことは「主権者」としての市民であること。福嶋先生も指摘していたこととしては、最近は行政は<パートナー市民>を色んなフェーズで求めるものの、そもそものこの<主権者市民>のことを忘れている、と。確かに。
この点、今色んな書籍も読んで色々考えさせられてグルグルしてますが・・・。
しかし、懇親会も参加したけど、意識レベルの高い(=スキルも高い)自治体職員との交流はホント勉強になります。
さて、私たちにはどんな未来が待っているのでしょうか?皆さんはどう思われますか?
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