市長が新年度予算に計上していた「新福祉会館設計予算」は、新年度予算とは別の補正予算（第1回）で同額の減額補正とすることで、事実上の『撤回』となっています。
予算特別委員会では、新年度予算とともに、こちらの補正予算（第1回）は委員会採択となりました。
＜議案第6号 平成27年小金井市一般会計予算＞
「採択」
賛成：11
自民党⑤、公明党③、民主党②、改革連合①
反対：11
共産党④、リベ保②、ネット②、市民自治①、市民会議①、こがおも①
※委員長採択となり、「採択」となりました。
＜議案第31号 平成27年小金井市一般会計補正予算（第1回）＞
「全会一致」
なお、予算特別委員会が開かれた際に、冒頭に市長から福祉会館問題について以下の発言がありました。
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▼市長の発言
『各常任委員会及び予算特別委員会での質疑におきまして、現在の福祉会館の耐震上の問題に関しまして、様々なご意見をいただいたところであります。耐震診断結果が出てから4年以上が経過しており、その間、種々の事情で、対策が遅れておりますことをお詫び申し上げます。
福祉会館を利用していただいている皆様の安全を第一に考え、仮移転や、その他の方策など精査の上、対策を緊急に講じる所存です。なお、現下の財政状況を踏まえ、どのような方策が適切かについては、検討の時間を頂戴したく存じます。方策が固まり次第、議会にも報告申し上げ、改めて意見を頂戴したく存じます。
新たな福祉会館の建設に関しましては、新たな試みとして、法政大学との共同研究を提案させていただきましたが、議会のご議論から更なる精査の必要が生じたため、関連予算はいったん撤回させていただきました。できるだけ早く、どのような形で建設をしていくのか、方向性をお示ししたいと考えております。ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。
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実際は、いわゆる与野党で水面下でこの発言をめぐって交渉があり、4時間にも渡って予算特別委員会が開かれませんでした。以下の発言は重たく受け止めなければなりません。これまで新福祉会館を急ぎで建設することに突っ走ってきましたので、それが「見直し」となってことで、私も昨年から求めてきた「使用中止（＝仮移転）」も現実味を帯びてきました。それ以外の方策も含めて、緊急的に取り組むことに言及されています。現状の福祉会館は、耐震診断結果（概要）をみる限り、とても危険です。
＜参考＞
「意思決定のクオリティ」～人命に関わることを数字指標で示しても精神論で返す市長
なお、新福祉会館や仮移転などを求める各種陳情書は、全て「継続」扱いになりました。そして、まだ正式な手続きは踏んでませんが、その「継続」になった全ての陳情書を4月14日に「連合審査会」を開いて合同で審査することが決まっています。これは20年以上開催されていないやり方だそうで、珍しい会議です。
さて、ただいま3月24日に日付が変わって、1時前ですが、まだ議会運営委員会をやってます。2時前には終わるかな・・・。
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