訃報。
「巨星墜つ」…この言葉しか思い浮かびません。
5月24日、第1回ウルトラクイズチャンピオンの松尾清三さんがお亡くなりになりました。
享年85歳。
1977年の第1回の時に38歳だったので、1938年生まれですね。
私が中学1年生の時にウルトラクイズが始まり、その内容に夢中になって、「いつか、私もウルトラクイズに参加してニューヨークに行きたい!」と思い続けてきました。
あの頃に知る由もなかったのですが、普通のオジサンに見えた松尾さんは、いろいろな番組で活躍されていたクイズプレイヤー。
決勝で戦った藤原さんも、かなりの実力者…というのは、クイズ関係者の知り合いが増えてから初めて知りました。
でも、番組内では普通に見える社会人や学生が「知力・体力・時の運」で勝ち進んで、優勝しないまでも上位までがんばっている姿というのは、視聴者に勇気をくれました。
「私でも、勝ち進むことができるかも?!」とワクワクできる材料だったわけです。
優勝が決まって、パンナムビルの屋上で飛び跳ねて喜んでいる松尾さんの姿は、今でも目に焼き付いています。
いろいろな方から松尾さんのおちゃめなエピソードなどを聞くたびに、いつかお会いする機会があれば…と思っていましたが、それも、叶わないこととなってしまいました。
実は、ある用事で松尾さんにアポイントをとっていて、近日中におうかがいする予定だったので…本当に残念です。
以前、「クイズ用語辞典」が発売された折に、「本の宣伝に使ってええよ」というコメントと共に、三木さんのTwitterに松尾さんが登場していました。
旧Twitter
こんなふうに本当に気さくな方で、誰にもやさしく接し、決して偉ぶるようなことはなかった、と周りの方からいろいろと話を聞いていました。
すごいレジェンドであるにもかかわらず、お歳を召してからもひょうきんな雰囲気でいらっしゃったそうです。
本当に本当に、残念でたまりません。
いちウルトラファンとしても、松尾さんの訃報はショックです。
それから、これは近しい方からの伝言なのですが、決して弔問などをしないでほしいとのこと。
ご家族もショックを受けている上に、いろいろとお疲れでいらっしゃいます。
弔問と称してお宅を調べたり、訪れることなどは絶対にしないでください!
ファンであるならば、個人的に松尾さんを偲んでいただければ…と思います。
最後に。
中学から自分なりにウルトラクイズを目指してきて、結果あれだけの経験ができました。
松尾さんが優勝した後に、あんなに楽しく踊っていたからです…(笑)。
本当にありがとうございました。
今ごろ、ブッチャーさんや高橋さんとも会えて、楽しく談笑していらっしゃるといいなぁ…。
(写真掲載は許可をいただいています)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240529/23/tortuga1988/9f/22/j/o0960128015445047814.jpg?caw=800)
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