処置室に入ると奥の方に
ちんまりと座った主治医が。
「狭くてすみません」と言われましたが
こちらが場所を空けてもらっている身、
むしろすみませんという感じです。
主:「血液検査は問題ないね〜。
白血球が4.4で血小板も上がってます。」
私:「良かったです〜」
主:「あと、CTも!良かったよ〜。
ほとんどの腫瘍が縮小(傾向)だって。
効いているということだね。」
私:「おお、良かったです〜」
主:「ん…ひとつだけ
『腫瘍が大きくなっているように見えます』
だって…。仙骨の前…
どれだ、どれだ…。」
指摘された箇所を、前回の画面も開いて
比較しながらスクロールする主治医。
前回のCTで腫瘍ではないと思うと言われ、
私がイボかな…とうそぶいていたものかと
思われます。
見え方によるんだと思うんだけど…。
(↑他と違って表現が消極的なため)
他は縮小しているし…。」
どちらかというと、あまり気にしなくても
良さそうな口ぶりでした
主:「それで、どうするかだけど…。
最近の流れでは3回や4回でも
ゼジューラに切り替えている
感じだけど…。」
私:「あともう1回だけやってもいいですか
この1回で終わりにして、
6クール目はやらないという感じで…。」
主:「この5クール目で終わりということ」
私:「はい。それに、もうこれから先
ゼジューラが効かなかったとしたら、
TCをすることはないんですよね
それやったら、最後に
あと1回くらいしようかなと…」
主:「ううん、それはむしろTCだよ。
あ、半年以上再発しなかったらだけど。」
私:「え、そうなんですか」
“TC療法が効く”と判断されたため、
いざという時の虎の子、
パクリタキセル&カルボプラチンは
治療法として残ることになりました
それなら4クールで終了しても
良いかなという思いがわきましたが
結局は思い直し…
私:「うーん…。でもやっぱり、
泣いても笑っても
ハゲてるついでに、
もう1回だけ受けます」
主:「ふ…へへへへ。」
よし!笑かしたらこっちの勝ち!(←)
いざというときのために
あの腫瘍マーカーの表を
プリントアウトしていましたが
使わずに済みました(笑)
私:「『大きくなっているように見えます』
っていう今回のやつも、
先生が前に『中身が潰れて嚢胞化
しているのが大きく見えているのかも』と
言っていたやつと同じように、
この1回で小さくなると良いなぁとも
思って…。」
主:「そうだね…。
じゃあ〜、今からということで
がんばりましょう」
私:「あ…ありがとうございます」
あら主張通ったと
半ば驚きながら言いました。
そのあとは、ジーラスタの注射日の予約と
アプレピタントの処方をしてもらい、
5クール目での完遂を目指して
化学療法センターへ向かいました