いくつかの分岐点で選択を致命的に誤る夫、子供の手術費を教授になるための賄賂に使う、マフィアの薬と金を通報せずに盗み死体遺棄したことで人生最大の危機を引き寄せてしまう。それもこれも教授になれば子供の手術費を賄えるとした家族を養うための責任感と自身の野望が生んだ悲劇。
小学三年生の少女がガンで、それも再発してイタリアでしかできない高度な治療を受けたいが自助で6千万円ほどかかる、両親は助けるために銀行に融資を求めるが却下されたのでクラウドファンディングに活路を求めて8千万円の支援が得られどうやら渡航できるようになったようですがクラウドファンディングで集まらなければ高度な治療はあきらめなければならなかったのでは?、同日に日本の透析を受けているガーナ人が生活保護を求めて県を訴えているという件に目が留まり、この国の社会福祉制度は重大な欠陥があるんじゃないだろうかと考えさせられた。
上記は夢でござる5に書いたものなのですが、この話は模範国家日本の社会保障に関わる重大な問題が明示されているけれども、今回そこは別にして、親という観点から見ると、すべてを投げ出しても子供を救いたいけれども銀行は金を貸してくれないし、国の制度も助けてくれはしない。この件では運よく親切な方々が助けれくれたけれども、もしも厳しい判断を下さないといけない時、偶然にマフィアの死体と金が目の前にあったら判断を誤らない選択ができるのかと言えば、映画ノーカントリーでも、どうしてそこでそんなミスするかな、悪いことをするときには最大限の悪に染まらないと悪とは対峙できないと私は考えるほうなので可能な限り悪には近づかない方が良いという立場ですが、追い込まれたときに悪に手を染めないと断言はできない。英米文学助教授の主人公の夫は、あいつを売ればお前ら家族は助かると迫る相手と、上層部にお前を殺せと命令された、それを理解している主人公の夫に、生き残るんだと言い、あいつを売ればお前ら家族は助かると迫った相手に電話しておびき寄せろ、とする相手のどちらを選ぶかの選択で、ジギルとハイドの生き残るのに強いのは善より悪だという発想から、あいつを売ればお前ら家族は助かると迫った相手をおびき寄せる選択をした。同じ売るでも、主人公の夫はどのみち自身の命が危ういということは知っているから、あいつを売ればお前ら家族は助かるという間接的な悪ではなく、生き残るために積極的に悪になり手を下すことに賭けたのである、もし逆なら売った相手が殺された後で自分たち家族も始末されていただろう、教養が役に立ちいくつかの分岐点の中では正しい選択となった。
ドラマの話で実際の戦争では善や悪の話は勝てば正しいに話を変えられるのですが、アメリカがモンロー主義で世界の警察を降りると、その核の傘で平和を築いていた核兵器を持たない国は、主人公の夫と同様の立場となり、選択(判断)を誤れば最大の危機を引き寄せてしまうかもしれない。そんな時代に内向きの政治しかしてこなかった野党と石破率いる左派自民党という何とも言えない組み合わせで、政権交代の可能性もあり、経験不足が理由の民主党政権の時のように中国詣とアメリカに後ろ脚で砂をかけるようなことをすれば、一体どうなってしまうのであろうか?その時も経験不足を理由にするのだろうか?胡錦濤(コキントウ)と野田の立ち話(公開説教を受けているような)の写真が出回っていたあとで、尖閣を国有化し、反日が中国で吹き荒れたが、胡錦濤(コキントウ)やオバマの別の目的を持っていた時代では今はない。日本の民主党と言えば内政も鳩山の政治と金 赤松の口蹄疫の対応遅れ、松本の書いたら終わるよ、菅直人の原発停止、etcとふがいなかったが、内政でいえば長く与党に君臨している自民党の方がより多くの失態があるけれども、外交となると普天間返還、日米安保再定義や対米貿易摩擦、etcと豊富な経験を持っている、しかし、それが選挙での投票行動になるかと言えばメディアの報道も内向きなので福祉とか綺麗ごとを並べている方が優位になるというのは衆議院選で甘利とかが落選していることからも理解できる。その結果、内向きの政治しか育たない土壌が生まれ、どいつもこいつも多様性、Sdgsというようになる。その内向きの競争で有利に立とうとマイノリティ、外国人様の権利と叫びだして、戦後の道徳教育の成れの果てに影響を受けた1100万人の酔うたような衆には心響くからしているのでしょうけど、元同僚の国民民主党が忘れられた日本人労働者向けに「手取りを増やすと」掲げると、その反響に腰抜かして大慌てで引きずりおろそうとするドタバタ劇を、現在見せられております。いずれにせよ多様性、Sdgs、君が代歌いたくないBy共産党、反米、反政府がやれていたのはアメリカの核の傘に守られているからなのに、戦後の道徳教育の成れの果ては、その理解もなく内向きのマイノリティ向けの政治しかやれないところに政権交代のチャンスがあるなんて何の冗談なのでしょう。労働者に何の助けにもなっていない政党を応援している連合、これも何かの冗談なのでしょうか?一番冗談だと思うのはもう立憲と中身は変わらないように見える自民党&公明が与党だということ。次の経験不足が理由は命取りになりかねませんが、どうせメディアによるしょうもない争点が選挙前に作られるのでしょう。
アメリカのコルビーが求めている防衛費GDPの3%となると約18兆、現在は約8兆7000億円、中国はその約4倍の36兆6千億円、石破首相は防衛費は自分の国で決めるというが・・・どちらを選ぶかの選択において、中国はどこを抱き込んだら良いのか、用間、謀攻に長けているので、その対象ではない国民こそが「生き残るんだと」と言っているのはどちらかを理解しておかなければいけない。一方、トゥルシ・ギャバードが日本の防衛力強化を警戒しており、言いがかりをつけられる可能性があるので、こちらは桂朝丸のように「こいつら悪いやっでっせ」と他に目をむくようにするのも一つの手
自分の身を自分で守れないことからプラザ合意のように日本の製造業にとって煮え湯を飲まされる立場の模範国家日本に内向きの政治しかできないのがたくさん存在しているのだから、核兵器保有国で自分の身を自分で守れるアメリカが内向きにならない理由なんてなく、現保健福祉長官のロバートケネディジュニアもアメリカ大統領選立候補中に「国外にある800の米軍基地を閉鎖し、直ちに米軍を帰還させて、米国を模範的な民主主義国家にすべき」と口にしているように、そういう声があるということを自分の身を自分で守れない模範国家日本は国民も政治家も念頭にとどめておかなければならない。戦後の道徳教育の成れの果てが邪魔だてする中で生き残るための重要な選択で誤った道を進み最大の危機を引き寄せてしまうのでしょうか、それとも・・・
そんな模範国家日本に中国から教えを乞いましょう。
道徳経
天地不仁、以萬物爲芻狗。 聖人不仁、以百姓爲芻狗。 天地之間、其猶槖籥乎。虚而不屈、動而愈出。 多言數窮。不如守中