混とんとして社会が揺れているので、もっと暗澹たる?話をしてみましょうか。
この前、Xにオムロンの創業者たちが1970年に制作した人類×技術の未来予測理論という表を成田悠輔さんが載せていて、その先見性に驚いていたのを急に思い出したので、オムロンのページを覗きに行ってみると、それはサイニック理論と呼ぶらしく、科学はサイバネティクス、バイオネティクスの順にきて、次にサイコネティクス(その次がメタサイコネティクス)が来るということらしい。(機械化社会→自動化社会→情報化社会→最適化社会→自律社会→自然社会2033年~)そして2025年の丁度今、最適化社会が終わり、次の自律社会の入り口だと記してあり、機械化、自動化、情報化が核家族を推進して少子化の現代が最適化ということなら次の自律と自然は結果として原始に先祖返りするということになり、このパイプサイクルは円が正確なものではないのかと思っていると、3Dで見ると螺旋状になっていてサイニック理論の帰結は原始社会に戻っていく。その中にイヴァン・イリイチが提唱したコンヴィヴィアリティ(自立共生的な関係)の話が出てくるのですが、総務省にもコンヴィヴィアリティが紹介されていて、こちらはシンギュラリティを懸念して機械、コンピューターに支配されない程度にとどめて「共生」するというもの
未来予測理論の自律社会→自然社会の自立共生、私の理解では、それってヤマギシ的なものじゃないのというもので、農村時代に生きていくためには共同するしかないに帰るというものです。面白いですね、技術発展と家父長制は女性の権利を害しているとしていたら少子化がでてきて、その帰結として自律社会から自然社会となって助け合わなければ生きていけない村社会へと先祖返りしていくなんて、それは因果でしかなく、社会の方はおおむね未来予測通りに進んでいるように見えるけれども、サイニック理論の三本柱の内の科学と技術はある程度はあるとしても生命倫理学の関係から全然追いついておらず、むしろバイオネティクスの倫理的な制限が自律社会→自然社会を促進されているようにみえます。なのでこの未来予測は少子化になっている西側先進国と呼ばれている国が対象になると考えられます。
社会(機械化社会→自動化社会→情報化社会→最適化社会→自律社会→自然社会)
技術(自動制御技術、電子制御技術、生体制御技術、精神生体技術、超心理技術)
科学(サイバネティクス、バイオネティクス サイコネティクス メタサイコネティクス)
https://www.omron.com/jp/ja/about/corporate/vision/sinic/theory.html
https://www.omron.com/jp/ja/assets/img/about/corporate/vision/sinic/theory/sinic_theory_fig.svg
ノーバートウィナーがオートメーションや1948年にサイバネティクスを発案し原理は同じだとフィードバック制御を通じて人間の精神のコントロールを考えていることであり、確かに原理は単純かつ似ているところがあって
入力→処理→出力
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しかし科学と技術が追い付いていなくても精神、超心理に進展していくことは考えられるというのは、サイコネティクスの精神生体技術、超心理技術程度ではなくても人間社会は既知であるからで、宗教と呼ぶのですけど、そこで今後考えられるのが、宗教の台頭です。宗教の台頭といえばノストラダムスの大予言が流行した時にも、もう人類は終わりかもしれないと存在自体はそれ以前からあるのでしょうけど新興宗教がいろいろと浮上してきた気がしますが、現在のように混とんとしてくると何かにすがりたくなるのでしょうから、行く末の自律社会、自然社会はマッドマックス 怒りのデス・ロードみたいな世界、それも既知でエジプト時代のような世界なのでしょうか?

