最高裁の違憲判決とするものを少し拝見しましたが、何か違憲の為にする理由付けを感傷的に書いているのを読まされたという感想で、それは社会秩序のある国家を基底にしないなら、憲法13条「幸福追求権」に人権や自由を制約されていることへの非法を顧慮すると大概のことの正当性を認めることは造作もなく、それから他の内科の疾患と違って血液等のデーターからは判断しにくい病気で、うつ病に対する診断に脳血流99mTc-ECD SPECTや薬が作用している生体部位を見たりはしているようだが、面談が一般的で、現在でも診断の困難な内科であり、精神鑑定も医師の知見によってばらつきがあり案外、標準化にするのは難しい。例えば宅間守の精神鑑定は精神疾患は認められない責任能力ありというものだったが、15回の逮捕歴は統合失調症など精神疾患ありと診断され治療も受け不起訴になっている。そしてパニック障害一つにしても90年代は行動療法のようなものは禁止事項の一つだったが今は治療の一つとなっていて、正直、私は安定しているものだと思っていない、それを医療に全幅の信頼を寄せて問題なしとしているところに象牙の塔の住人という印象を持ち、合憲から違憲と決定を変えるにしては説得力に欠ける説明に私は感じた。そういえばアメリカの大学助教授が書いたこうしたことについての小論文的なものにも少し目を通したことがありますが、性的マイノリティを承認している国はGDPが高いという恣意的(俎板に載せられてられている国が)な内容だったので本当にこれでいいのかと驚いたことがある。あと慣れる(時間が解決する)という意見もあって、これはその通りなのだが、私、小中学生のころは梅田が遊び場で高校生ぐらいになるとミナミ(難波)に遊び場がひろがったのですが、その延長としてあいりん辺りもよく行っていたけど、最初のころ路上に血を流して倒れている本当にごみのようになっているおじさんを見て、友人に「血を流して倒れている、事件ちゃうか」と促してみたけど、友人は「いつものこっちゃ、ほっとけ ほっとけ」と返してきて、結構、人通り(日雇い労働者)は多かったけれども誰も振り返ることもなく放置、これが一キロ先の難波なら大騒ぎなんだけど、そんな私も何回か見ているうちに同じように「いつものこっちゃ」になるのに時間はかからなかった。通りがしょんべんくさくて、仕事を求めてきた日雇い労働者のおじさんが路上に唾と痰をはくので大体、横幅4~5メートル縦150M程の道(あいりんセンターの反対側にある道)が足の踏み場がない状態、ホームレスが追いはぎにあうという話まであり、慣れるのはその通りだけどそれでいいのかという是非はあるという話です。それと、慣れは認識であって問われているのは事実であり「トラの模様が描かれている猫が自分はトラだと自認しているからトラにしようといわれても私は猫だと思うし、外見より心が大事といって、その猫自身もその気になってシャアーと威嚇しているから猫をトラということにする」と猫が自分でそう思うのは一向にかまわないし好きにすればいい、しかし国が認定して百科事典にもそのように明記するようなことなら話は別で、理由は後述するが、そうなると明確な証拠(猫が虎だという)が必要になるが見たことがない。トラはネコ科ではあるけれどもあくまでヒョウ属でチンパンジーと人間が違うぐらい遠い。
正当性を認めることは造作もないでいえば、日本人の人権侵害を許さないがいかに欺瞞に満ちているかどうかが試されるのは、毎年、2万人の自殺者が出ている日本、それだけの数の痛々しい無残な手段による自死が行われ、国はそれに至るまで苦しみ続けた本人に最後の瞬間まで無慈悲なのである。医学の進展により毒ニンジンを用いらない眠るような「きれいな死」が存在しているにもかかわらず、死ぬのは自由だが、それを幇助するのは違法とし侵襲を受ける自由を制約されていて、穏やかな尊厳としての死の権利が与えられないでいる。すでに認められている国もあり、政府がいくら自殺しないように対策したところで毎年、2万人近くは自死していることにはかわりなく、有事でもないのに10年間で20万人が親しい人との今生の別れすら果たせず無残な方法で自死しているから、尊厳、安楽を求める方々に「又、来世でな」ができるゆとりのはなむけを提供しても何ら公共の福祉に反するものではない。つまり毎年2万人の人権がないがしろになっている状態であり、国と司法は即刻、ハードルの低い尊厳死と安楽死を認めるのが人権国家というものである。(こうした意見に診断の恣意性とかの問題が出てくるのは同じだということも申し上げておきます。)
「オランダは安楽死が合法化されているが合法化された後も自殺は増えていて、それについて推測できる理由を探せば、自殺の理由は複雑なものがあるだろうが、その期間と失業率が同じ曲線を描いていて示唆するものがある。それから安楽死について、安楽死を希望する人は宗教や地域性でかなり差があるということなのですが、1万6千~1万7千の安楽死要望があっても6千~7千しか安楽死を許可してもらえずその70%はガンの人で精神的に問題のある人は1%程度だということ。」
Xにカナダの安楽死についての新しい記事があるとポストされていたので記事を確認してみた。それはこの記事に対するXのポストには優生思想的なことが書いてあったからで、この前の米山さんの復興ではなく移設という意見に対する反応と同じように想像力を働かせていた意見が多いようですが、カナダは性的マイノリティの先頭を走っているような国で、推進派でもない私のここの内容もあまり人権人権とやっているとこういうのも出てくるぞという趣旨で書いているように、人権人権とやっていれば必然に安楽死も権利として出てくるでしょう。上の記事には3件事例が紹介されていて、私も(こうした意見に診断の恣意性とかの問題が出てくるのは同じだということも申し上げておきます。)と書いているように可能性がないとは思いませんが、折角ですからカナダ事情を少し調べてみると、
2022年MAID、16104件の要請の中13102件が要件を満たしたとして対象になる。その中、77.6%人が緩和ケアを受けていた人で63%の人がガンで心血管疾患(18.8%)その他(14.9%)呼吸器(13.2%)神経(12.6%)で要件を満たすには
MAIDを自発的に要求する。
18歳以上
医療に関する意思決定を行う能力があること
インフォームドコンセントを提供する
カナダで医療サービスを受ける資格がある(つまり自国の人)
重篤で回復不能な症状と診断され、以下の基準を満たさなければならない
重篤で不治の病、疾病、障害、能力の不可逆的な低下の進行した状態
病気、疾病、障害、または能力低下の進行した状態によって引き起こされる永続的な身体的または心理的苦痛を経験し、それは彼らにとって耐え難く、許容できると考える条件下では緩和できません。
2024年3月17日まで、唯一の基礎疾患としての精神疾患は除外されます。
という基準があります。当たり前ですがカナダも国会で決定されて法律に定められています。
緩和ケアというのはがんの場合は文字通り治癒の可能性が低く病状を普段は禁止されているモルヒネや医療大麻で痛みを抑えながらその時を迎えるということで、がんの種類によってはとても苦しく痛いものもあります。あくまで私の感覚ですが胃カメラや大腸の内視鏡をするのに安定剤使いますか?と言われればどうするのかの選択の延長に近いものと感じています。病気の人でも1万6千中3千人は要件を満たしていないので辞退するか却下になっています。カナダといえば医療費はメディアケアで無料(だがほかの無料国と同じく診察のアクセスに時間がかかることが多い)という福祉国家の側面を持っている一方で、憲法によって社会保障などは州に権限があり州ごとに少し違いがあるそうで、その中でも生活保護費が社会復帰して仕事に就く補填としというのが前提にあるようで、2023年の情報では770カナダドルと日本円で8万円ぐらいということです。
一方、バンクーバーは家の値段が世界有数の高額ということで、その背景には投機としてチャイナマネーが入っているようで、もともといるカナダ人が住みにくくなっているようです。
3800万人の人口で2020年の自殺者4153人、2021年3769人、その中で若年層(15歳~24歳)とりわけ先住民の青年自殺率が高いようです。
精神疾患にも解禁されるかもということで、一挙に優生思想まで駆け上がっているようですが、どうでしょう、MAIDの基準と要件を満たした内容を見れば従来の緩和ケアの延長に読み取れるのですが、それから例えばこの件に出てくる事例3は本邦でもあって、小学三年生の少女がガンで、それも再発してイタリアでしかできない高度な治療を受けたいが自助で6千万円ほどかかる、両親は助けるために銀行に融資を求めるが却下されたのでクラウドファンディングに活路を求めて8千万円の支援が得られどうやら渡航できるようになったようですがクラウドファンディングで集まらなければ高度な治療はあきらめなければならなかったのでは?、同日に日本の透析を受けているガーナ人が生活保護を求めて県を訴えているという件に目が留まり、この国の社会福祉制度は重大な欠陥があるんじゃないだろうかと考えさせられた。
カメプロ最低裁判事は最後に
「指定された自死者の苦痛や不利益は、その尊厳と生存(自死は生きようとする最後の証明)に関わる広範な問題を含んでいる。民主主義的なプロセスにおいて、このような進退窮まった者の権利利益が軽んじられてはならない。」と付け加えた、が通るなら政府や司法の人権意識というものも本物なのだろうが、自死の手段が簡単なら相当数増えると思うけども、人権として日本は受け入れられるのだろうか?
性的マイノリティが人権によって手術しなくても性別が変更できる権利が与えられるのなら、生まれる権利と当然、死ぬ権利もあり、こちらの方がよほど自然の摂理にもかなっていて普遍、それを眠るような「きれいな死」があるのに映画ミッドサマーなどのような自死の方法しか選択できないのを黙認しているのは明らかに変態であり人権侵害なのですが、社会秩序のある国家というものを基底にすれば簡単に受け入れられるものではなくなり、国家というのはこうした様々な抑圧を受けながら成立しているということを忘れてはいけない。(人権を広げていくと必ず国家として譲れない二律背反に出くわし二重基準をとるようになる。)何のことかわからない人向けに、処罰より支援、治療という観点からすでにハードドラッグ所持を非犯罪化している国もあり、その上位観念に「body autonomy」というものがあり、この身体の自由の観念は今回の違憲判決にも影響を与えていると考えられるが、一方、アメリカのフェニルピペリジン関連の合成オピオイドの一種フェンタニルによって直立不動の中毒者が話題になっているけど、アメリカで年間7万人が死んでいるとされるあの直立不動の対応が進まないのは、人の勝手でしょうの「body autonomy」が無関係ではなくて、日本はもちろんこの鎮痛薬オピオイドは禁止されているけど、これも人権として突き詰めれば侵襲を受ける自由の制約であって、医療大麻がどうのこうの言っている時点で人権侵害なのである。他にも売春、ギャンブル、チケットの転売等あらゆるところで人権が軽んじられているのに特定イデオロギーに偏向した救済こそ差別そのものなのだが、差別はいけないを根拠の一つとしている方々は、これにどう向き合うのであろうか。だからと言って人権侵害は許されないと許していたら留まることを知らなくなり荒廃した社会になる予測もしておかないといけない、入れ墨の話で何かしらのパラダイムシフトが起きて規範が守られなくなる状況というのは、こういうことです。象牙の塔の人や政治家は道徳的な社会は当たり前だと思っているようだけど、暴力団はスーパーのポイントカードすら作れないようにしたりして時間をかけて規律のある安全な社会を目指す為に様々な欲心を制限してきたことを忘れたのでしょうか。(上記に書いた納得のいく明確な説明が必要とはこのことです。)そこでリヴァイアサンと社会契約をという解釈が出てくるのですが、基本的人権や公共の福祉の規定をその国の裁量で決めるから、そもそも国という存在は人権を侵害しいているものなのである。この基本を利害関係の調整役の政治家が理解しないで人気取りの為に特定のイデオロギーに寄り添った人権救済をやっているとパンドラの箱を開けてしまうことになる。いや、もう開いてしまったのかもしれない。
再度、アイゼンハワーに登場してもらう。アイゼンハワーの宇宙人と密約をして誘拐を看過しているという陰謀論をパート1に紹介しましたが、軍産複合体という言葉もございまして、これはただ大統領退任時、国民へのあいさつで軍産複合体と述べただけなのですが、その内容は確か、軍産複合体は官民一体になって軍事を手掛けていて、当然、その研究に関わっている大学、企業などに莫大な予算がついて権限も強くなるが、社会主義は信用ならない危険な国なので油断大敵だが、あまり権限等が強くなり政治的に影響力をもちすぎるのもよくない、バランスが大事というような感じだと記憶するが、この軍産複合の中にはもちろん国民の感情も入っていて、それは9.11を見れば理解できるでしょうし、誤った情報と感情で大量破壊兵器があると言って他国に攻撃してしまうという取り返しのつかない失態まで起こしている。予算もイラクへの攻撃に3兆ドル、9.11後の2003年度国土安全保障省の設置だけで442億ドル、20年間テロ戦争で8兆ドルの戦費という報道もある。つまり陰謀論などではなく政治形態として存在していてアメリカを超大国として知らしめている。こうしたことが意に染まない方々の疑念が軍産複合体が闇の勢力で世界の紛争の陰にいて金儲けしているや世界を支配しているなど一部事実に強い情念が尾ひれをつけて陰謀論を生み出したりしている。
この~複合体の社会人文学版が昨今のme toやWokeなどの動きだと私は思っていて、大学、woke capitalism、アメリカ民主党政権を巻き込んで社会に浸透している。価値観のアップグレードというらしいですが、前回も書いたように社会主義の家父長制の脱却やビート・ジェネレーションからの1960年代のラブ&ピース ドラッグ、フリーセックス、反体制運動のヒッピーの焼き直しで古いもの、おまけに若い時にかかりがちな熱病にすぎず(なぜって?結局、裕福な生活を捨てきれないから長続きせずほとんどの人が時間がたてば熱が冷め、次の世代には受けないがまた時間がたてば形を変えて出てくる。)ヒッピー暴動がBlack Lives Matterに、カウンターカルチャーがキャンセルカルチャーに、フリーラブとコミューンがトランスジェンダーに変わっただけです。ただしアップグレードという点では以前は反体制運動だったものが政府の中枢にまで入り込んで価値判断をねじ込めているわけですからやり口は上達していて、それは昨今は大人が絡んでいるからで、昔はヒッピーとか学生運動とか道徳性に問題があったので当時の多くの大人たちからは冷ややかな視線を送られていたようですが、昨今は政府企業大学が一体となって~複合体となっている。おそらく2009年のティーパーティ運動を利用した共和党に対抗するためにオバマ民主党と持ちつ持たれつになったのが、こうした運動体でありバイデンにも受け継がれている。同じ~複合体でも軍産は少なくともアメリカが超大国としての威厳を保つ役割になっているけれども、こちらの~複合体はなにかあるのでしょうか?混乱を生んでいるだけに私には見える。
そして、このWoke、ally(意識高い)=啓蒙思想を隠れ蓑にした支配に対する民衆の敵愾心が陰謀論の黒幕であり、イルミナティ、フリーメイソンのメンバーの中の人やロスチャイルド家に議員や金持ちの有力者がいて「お前らは野蛮でバカな民衆なんだから、我々のような賢いエリートが何が良い事か光を照らしてやんよ」という態度で社会に強い影響力もって様々なことを決定していったというのは紛れもない事実であり、アッパークラスの有力者は今もそうなのですが、この啓蒙主義はかつてはキリスト教的世界観や絶対王政の封建的思想に対する批判をコーヒーハウスなどで議論し合い人間性の解放を目ざしたもの、ヒッピーも反資本主義や反体制運動といった解放を主体にしていたが(全共闘は資本社会に対する自己否定)、昨今は自らがその権力者となったり息がかかった者になって、思いついた価値判断を他人に強制して自己満足はするが、その責任は他の国民が持てよというまさに大衆の反逆という態度でとにかく要求するだけの空虚なもの、民主党支持のアッパークラスがそれにこびへつらうので「お前らは野蛮でバカな民衆なんだから、我々のような野蛮でバカな民衆が、何が良い事か光を照らしてやんよ」になって社会に混乱をもたらしているというのは(大衆の反逆)を甘やかしていたらProp47の影響でBlack Lives Matter運動に賛同し募金もしていた企業の店舗が略奪にあい撤退に追い込まれ。あまりにも多くの不法移民が押し寄せるので国境の壁の建設をバイデンは承認したり、そうした社会の荒廃により運動に対する反動の波が押し寄せて、イスラエルとパレスチナの問題等、大統領としての威容かリベラリストとしての体面か、その無矛盾性が問われ苦境に立たされている。「多様性は力なり」の欧米リベラル?パレスチナのあれ(遠くのベトナムではなく庭先でやられたら)自国が標的にされたら「ぶち殺せ」に豹変する国というのはラブ&ピースと言っていたヒッピー世代を含め9・11でブッシュの支持率が90%になりイラク攻撃でも70%になる国と言えばわかるでしょう。アフガニスタン紛争だけで4万6千人の民間人が死んだといわれている。だから私は差別の件も同様に自分自身のそういう面を知ろうともしない人の賢く良い人に見られたい発言に共感することはない。
岸田政権の不人気ぶりが話題になっていて分析しているものもあるけど、私からすると欧米で大変な事になっていて折り返し地点にもなっている状況から、性的マイノリティや難民の政策は軋轢や問題が残るとわかりきっていることを、これから推進しようとしているようだが、問題となった時の対策もありもしないのに国会で紙に書かれている「共生」を棒読みしている。小泉純一郎は車を暴走させ警察官に襲い掛かってきた男に背中を見せて逃げた警察官のことを取り上げ国民を守る人間が逃げてどうするんだと激高して警視庁長官が謝罪する事体にまで発展したが、岸田総理は埼玉県でクルド人のことが問題になっているけど、懸念する人に対し全力で対応し国民の財産と生命を守るということすらいえない。政治家が国民に国民を守る気がないと思われたら、政治家としてはそこで終わりじゃないかな。この人は周りにすすめられた政策にYESと言っているだけで何にも考えていないと、そういう頼りないところが見え透いているのが不人気の理由じゃないのかと私は見ている。もし次、トランプが勝利したら福音派の意向どおり日本も中絶禁止で進化論は嘘で神が天地を作ったということにするのか?鳩山さんの、同じ理由がいまだにある政党に付きまとい影を落としていることを考えると不穏な状況としかいえない。近衛や東条は本当にろくでもないな、国民もいったい何をしていたんだと78年後の私が感じていることを100年後の人も同じように、こいつら馬鹿だなどうしてそうなるんだよ、どうして引き返さないんだよと考えるのでしょうね。




