亀田とJBCの裁判、ネットの声には判決に不服を唱える人もいるようだ。
「正しいものが勝つとは限らない」
理不尽だと思う判決もままあると思うから私もこのフレーズは同意するが、同裁判で問われていることを含め
上記、裁判等の経緯を客観的に見てJBCは裁量権を持つにふさわしい組織とは到底思えない。
我情で処分を決定するまさに私物化、これが許されるならば山根さんや金原さんらスポーツ界の悶着で裁量権を持つ側が社会的制裁を受けて免職したことは不当ということになる。彼らもただ、自らが持つ裁量を行使したに過ぎず、それを世間は私物化と呼び断罪したはずだ。裁量を持つ側の私物化が許されるならば懇意にしている有力者のジムの判定が有利だとかタイムキーパーがタイムを守らないなども当然、許されるはずで、そうした優遇に不当だと盾突き処分されるのも裁量を持つものに逆らうまぬけが悪いということになる。我情で処分を決定するまさに私物化とは「監督不行き届によって混乱を生じさせたのが処分理由」でライセンスを更新しない処分を行ったのだから、その広範となった範囲で黙々と処分するのが公正のある組織というものだ。しかし、ドーピングや体重超過による「監督不行き届によって混乱を生じさせたのが処分理由」が発生しても所属するジムのライセンスを更新させないという話は聞こえてこない。責任の重さにしても知っていたのに言わなかったは、そもそも訂正すれば問題にすらならなかった話(タイトルを管理しているIBFと亀田側に悶着はない)でドーピングや体重超過という公正に関することの監督不行き届きの方が断然、罪は重い。今からでも遅くないのでライセンスの更新をさせない処分を下したなら公正のある組織と認めますが、一方で問題と処分が釣り合っていない不当な処分だとも言います。
判決に不服がある人の中には AIBA 「不明朗運営 財政面の透明性」の統括団体としてのガバナンスや山根さんや金原さんらの私物化は許されないと言いながら同じ口でJBCの処分は不当ではないと口にする。その根拠は「監督不行き届によって混乱を生じさせたのが処分理由」が妥当だと考えているのだろう。なら同時にドーピングや体重超過による「監督不行き届によって混乱を生じさせたのが処分理由」も声高に処分を訴えなければ筋が通らない。そう、そもそも道理などないのだ。兎に角、亀田憎しという理念だけが存在しているのである。
こうした理念を持つ人物が裁量権を持つ組織に所属していたらどうなのということが、この話の正鵠で認定団体とコミッションは事実上のシンジゲートであり(裁判所はそんな表現はしないだろうけど)そこが独裁的に不適当な処分を与えることが問われているのである。
そして理不尽だと思う判決もままあると思うから私もこのフレーズは同意するがゆえにJBCが高裁で敗訴しようが逆転判決が出ても「正しいものが勝つとは限らない」と上記に提示した理由から私はJBCの方に問題があるという考えは変わらない。