亀田次男に一年にも及ぶライセンスの停止処分を言い渡したJBCが今度は自ら不正経理の問題を抱えたようだ。大体、このような案件には独自調査委員会が発足するがJBCも例外なく調査委員会を立ちあげ第三者を含む６人の委員を選出している。愛人話は扨措き、もし不正が事実ならば横領による刑事告訴となる事案も珍しくない事を考えれば、あの程度の反則（素行に関するものも含む）に厳しい処分を課したJBCは自らの問題と釣り合いを取る為にも独自調査委員会はすべて外部から招集して解散を念頭に置いた問責の話しがあってもいいのではないだろうか？他人には厳しく自らには厳格ではないというのでは体裁が悪い。解散する場合には理事など４分の３以上の同意が必要で文部大臣の許可を得られなければなりませんけど、横領という刑事罰の対象ということにでもなれば公益法人として襟を正さなければならない、それには調査が重要で第３５条の９の２には収入支出に関する帳簿及び証拠書類は１０年以上保存するとありますので調査も十分に可能でしょう、管理していればの話ですが
また、個人を処する動きのようですが理事長や監事は財産を管理しているはずで何も知らないでは通らない上司として任命責任が必要でしょう。きりっ
とでも書けば清廉潔白で良いのかもしれないが
数千万とか億とか不正経理によくあるような横領という話ではなく
今のところ飲食業に従事する女性をあわせた４人との飲食代に
１万７千１８０円を経費として使ったという話が出ているだけで
それでレシートが公益通報されて背任という事なんですが
これはどうなのでしょう。
女性添いの元で業務上（ボクシング）の話し合いが行われたとか言われたら、
つまり業務上の経費（接待交際費 打合会議費）だと
主張されればこれを反証できるのか？
それと何についての背任なのか？事務局長という立場で経費として
使用した事が自己や第三者の利益を図った事となり業務上の
背任になるのか、それとも飲食業勤務の女性らと食事を経費で落としたことが
任務に背く行為となり権限濫用になるのか？よくわからないが
昔にあった財務省のノーパンしゃぶしゃぶの時には
収賄で逮捕者が出ているけど背任や横領ではないので
場合によると経費で落とせるということなのかな
スポーツ紙の記事では詳細が書かれていないので判らないのだが
経費のレシートは誰が処理したものなのか、自身かそれとも他者が
処理したのか、これによっても状況はかわってくるでしょう。
冒頭で挙げたように一年の資格停止というのはアメリカならドーピング違反と
同等の厳しい処分で、それがルールに基づいて他の選手らにも実施されて
いるのならまだ理解はできるがメディアが作り上げた趨勢による感情論を
先行させ処分をしたのだから、その基準で判断すれば僅か１万円で
コミッション解散となっても辻褄が合わない話ではない。
厳しい処分の基準が世論を気にした組織の体裁であるのならなおさらである。
ちなみにJBCには世界共通のルールに即してゆく基本方針とういうのが
ありますがWOWOW見ていても判るけど、あの処分基準に当てはまれば
相当数の世界のボクサーが一年の資格停止処分の対象となるという
馬鹿馬鹿しいもので、たしか先週の放送だけでもマイダナは
モラレスに悪質な頭突きを食らわしていたし
マイケル・カティディスはゲレロを投げ飛ばしていたが
世界の基準では彼らは一年の資格停止なのであろうか。
責任というのは明確にその範囲の限界を設けるべきで
それで無ければ気に食わないという感情論だけが先行して
個人の責任の範囲をはるかに超える可能性もある。
今回の場合にもたとえ一円でも処分となれば感情的には
満足でるのかもしれないが、それが適正な処分といえるのだろうか。
もしそれが適正というなら今後、一円の事例が起きる度に
処分しなければ矛盾だらけになってしまい
嘘で固めなければ存在する事は不可能になるだろう。
確かに一円でも盗めば窃盗になる法治国家なので
アウトレージを許るすまじという気持ちはわかりますけど
個人的にはこの方がどういう人でどの様な役割を担っていたのか知りませんが
もし、いわれている事が事実で問題があったとしても
悪人正機の視点で捉えればこの事務局長が日本ボクシング界にとって
重要な存在であり担い手であったのか又はなかったのかの方が
比重でいえば大きく、功利的にもしもメリットの方があるのなら
事を大きくするよりボクシングに貢献してもらった方が良いのではなかろうか
地震時に任務を放棄して一人逃げたという話は確かに
痛すぎる事なので、これで担い手なのかといわれれば
返す言葉も見つからないのだが
こういう話が出てきているという事は組織の弱体化が
表面化しているということでもあるので
中央集権的な組織が必要だとはまったく思わないけど
興行など業界がこれから迎える苦難を考えれば仲違いしている場合では
なく一本化する方がいい。この業界にこういった組織が
必要ならという前提に立てばであるが