ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op73 カラヤン指揮 ウィーンpo (1949) | ~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

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学生時代から断続的に聞いてきたクラシックCD。一言二言で印象を書き留めておきたい。その時の印象を大切に。
ということで始めました。
そして、好きな映画や読書なども時々付け加えて、新たな感動を求めていきたいと思います。

【CDについて】

作曲:ブラームス

曲名:交響曲第2番ニ長調  (41:21)

演奏:カラヤン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1949年10-11月 ウィーン Sofiensaal

CD:CD-7(レーベル:ダイソー、原盤:EMI、発売:ダイソー)

 

【曲に関して】

ブラームスの交響曲は、LPやCDが高かった時代は1番と4番しか買わなかった。その後、全集を買える様になっても、今一つピンとこなかった2番なのだが、このCDを聴いて好きになったという記念碑的なCDなのである(笑)。

 

【演奏についての感想】

ダイソーに売っていたCD。「若き日のカラヤン」というお題目で10種あった。どれも、1946-9年のウィーン・フィルとの録音だと思うが、ダイソーをぶらついていた私は、2枚をとってレジに運んだのである。その中の1枚が、当時あまり熱心に聴いていなかったブラームスの2番だった。そして、どうせ100円のCDという事で時折ぞんざいに聴いていたのだが、いつの間にかこの曲が好きになっていたのである。事もあろうにカラヤンの演奏で…。

ということで、改めて聴いてみたワケですが、第一楽章は全体的にゆったりしていて、よく言えば雄大さを感じさせ、悪く言えばダラ~とした演奏にも感じる。最後に極端にテンポを落として強調するシーンがあったりする。しかし、第二楽章がとても美しく盛り上がって、今更ながらこの曲の魅力の新たな発見がありました。そして、第四楽章は一気に加速、(といっても普通のテンポかな?)して華々しく終わるという演奏でした。

テンポを動かすところとか当時風でもあり、細かな細工や見せ場たっぷりなところは、カラヤン風でもありとも思うのですが、全体的には躍動感もあり、後年の演奏とは少々違った趣があって、けっこう好きです。

 

【録音に関して】

さすがに1949年の録音という感じです。後年リマスターされたCDも出ていますが、これはこれで聴きやすいと思います。立派な機器で聴いたりするといろいろ目立つと思いますが、小さなスピーカーで流している分には十分な音でした。

 

【まとめ】

何か、捨てがたいCDになっている、ダイソーのCDです。リマスターのCDに買い替えるという選択肢もありますが、それはそれで音が変わっていそうで怖いという感じです。買い替えるとすれば、当時出ていた正規CDを探すという事ですかね…。

 

購入:不明、鑑賞:2023/05/12(再聴)