あの頃

 

わたしは

浮かれていて

 

配慮がたりなかったよ

 

 

激しく

木々を揺らす

風と

不規則に打ちつける雨音に

 

 

 

あなたに

勘違いさせた

 

あのころの

わたしに

思い至る

 

 

 

古い時間の

断片が

 

雨に交じっ降ってくるのを

感じている

 

いま

 

 

もどかしさに

声を荒げ

 

それが

醜いことだと

 

あなたは知っている

 

そして

わたしも

 

 

空をかきまわす

大風が

 

うかれていた

あの頃の

 

わたしを

夜に連れ出した

 

 

遊ぼう

ぼくと

 

昔のように

 

 

踊ろう

ぼくと

 

嫌なことはすべて忘れて