その道は

静かに

きらめいていた




あたりは


その明るさをおさえた

心地よい暗闇




頂上に

恋人たちが

愛をたしかめてなど

いませんように





階段を

ゆっくり上り


人気がないてっぺんに

ほっとする





その道は

たどっていくと

あなたの許




わたしの

あこがれだけ


その道に

放った