夜の色が
後退していく
空の目覚め
短いサイクルの
命の種をまく
わたしがいただく
小さな植物たちの
大きなエネルギーを
わたしがいただく
自然の
邪魔にならないほどの
そんな生活であれたら
わたしの中に
たしかに
その人は
生きている
わたしの名に
わたしの
生き方を
方向付けるように
その人は希った
気づいたのは
人生の晩秋
いいじゃないか
それでも