遠い日に


点っていた




ランプの光





無性に

懐かしい色





しとしと

静かに降る雨は






遠い日の

記憶を

敷き詰める





寝転んで

小さくなって


わたしを

包むのは




揃いのやさしい

ブランケット



痛みを包む

心は治る


体を包む


からだは





ランプの光

いつでも

灯る


いつでも点り

いつでも灯る