窓を開けて

遠くの山並みを


眺める

目を細めて

目を凝らして



春はどの空か


愛しむそれは

この時間

22度




うらはらに


この隅に

グレーのシミが存在感を増して


初めの色を

変えて捩れて



困らせる


疲れる

だるい

感情が

押しつぶす


捩れて

反り返って

思いもかけない反応で

飛び跳ねて


心に平穏を

しずかに

書きたいのに


乱れて

乱されて


流れて

流されて


眉間にしわがよる


開放して


引き寄せてしまう

自分が悪い