トロントより

おはようございます

6月20日の話題

(1) スクールバスにはねられ6歳の子が死亡

(2) 政府の思惑通り、留学ビサ発給が大きく減少

6月19日の話題

(1) 暑い日が続きます。冷却対策は十分ですか。

(2) Collision 2024に行ってきました。暑かった!

 

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トロントダウンタウンの商業地の中心 ダンダウスクエア。TTCダンダス駅の地上にあり、多くのイベントが開催されるとても賑やかなスペースです。トロント市が所有しており、その借料も結構な値段だそうですが、まああの一等地であれば仕方ないのでしょう。

 

そのダンダススクエアの名称を変更することが市議会で決定されました。

 

発端は、カナダ全土(特に西部)で続々と確認されている先住民の子どもたちを収容した寄宿学校Residential Schoolでの蛮行。(原因、理由はわかりませんが)死亡した子どもたちを極秘裏に埋葬していたということが各所数十人から数百人という規模で行われていたことが明るみになり、その確認作業は今も続けられています。

 

こうしたセンセーショナルな事件が発端となり、先住民の方の尊厳尊重と補償、そしてこうした蛮行を決めた当時の政治家や協力者の氏名が付けられた施設、学校の改名運動がいろいろなところで行われています。既に、寄宿舎の建物の設計に協力した人物として、ライアソン氏が指摘され、その名前を冠していたライアソン大学は、トロントメトロポリタン大学に改名しました。

 

ダンダススクエアの”Dundas”は、奴隷制の廃止に反対し、段階的にすべきだと主張した18世紀後半の政治家Henry Dundas氏の名前からとられたものです。そこで奴隷支持者の名前を排除することとなり、トロント市では改名することを決定、新しい名前は

”Sankofa”

西アフリカの言葉で、自分のたどった道を振り返る鳥をイメージする言葉だそうです。奴隷としてアメリカ、カリビアンに連れてこられた人達のルーツを思い出す言葉が付けられることになります。

 

この改名にあたり、費用は1ミリオンと見積もられています。財政赤字が膨大なトロント市では、どう捻出するのでしょうかね。

 

今後、”Sankofaってなに”と聞かれたら、教えてあげてください。

 

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