トロントより
おはようございます
バブル状態が20年近く続いており、異常なレベルになっているトロントの住宅市場。販売市場だけでなく、賃貸市場も異常なレベルになっています。
異常なレベルとなった住宅を購入した家主は、そのコストを回収するために高い賃貸料金を設定することと、移民難民の流入などによる人口増によって、住宅需要が高まる一方、人材不足や物資価格の高騰、高金利などにより、住宅建設は進まず、供給が増えないことから、賃貸価格は上昇しています。
しかし、バベルが永遠に上がり続けることはなく、どこかでバランスがとられピークをつけます。その後急激に下がるかどうかは状況次第ですが、徐々に下げっていき、そしてどこかのレベルで下げ止まります。
トロントの賃貸住宅市場もまさに今この途中過程にあるようです。
賃貸価格は昨年の11月にピークをつけた後、冬場と言う季節性もあり、下がってきています。
4月の賃貸住宅価格が発表になりました。
ワンベッドルーム月額平均$2459(3月から0.5%減、昨年4月から2.7%減)
ツーベッドルーム月額平均$3224(3月から0.7%減、昨年4月から2.0%減)
このレベルは、ピークをつけた昨年11月と比較すると、約月$150下がっていることになりますが、依然として高いレベルでのこと。これらの部屋を賃貸するには、家計所得として、それぞれ$99000、$129000が必要です。
賃金上昇、最低賃金が上がっているとはいえ、このレベルの収入を得ている人はほんの一握りです。
トロントの最大の課題は、中間所得世帯が購入、賃貸できる住宅の不足。高額な住宅やコンドミニアムは問題解消に役立ちません。Affordable Housingという言葉は良く聞きますが、そうした苦労をしたことがない政府関係者、デベロッパーは、本質的な部分で、分かっていない気がします。
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