トロントの朝 4月21日(2) 短期賃貸レンタルの条件が強化され、申請が難しくなる

トロントより

おはようございます

あらゆるレベルの政府行政で、支出が膨らんでおり赤字になっています。そのため、増税、手数料引き上げなどを行っています。そうした背景に加え、法律・規則・条例を周知徹底、罰則強化の意味合いから、罰金や登録料などを引き上げる動きもあるようです。

トロント市では、住宅不足解消を狙い、空き家税の導入を行い、２年目の今年、間違って課税通知を大量に発行してしまったという大失態をしました。

もう一つの施策が、２０２１年に導入された短期賃貸レンタル条例。

一定条件下で空き部屋などを短期賃貸に出し、副収入を得ることができるようになっていますが、そのためには市への登録が必要になりました。しかし、この条例を守らない未登録短期賃貸が多く、それに関連した苦情も増えているようで、条件強化を打ち出しました。

ー　申請要件に、従来の運転免許証（住所確認）だけから、さらに電気料金等の請求書など実際にその家に住んでいることを証明する公的書類を追加

ー　随時、検査Inspectionの受け入れと立ち合いの義務化

ー　年間登録料の引き上げ　＄53ー＞＄375

ー　Airbnbなど短期レンタル企業の場合、予約１泊＄1の市への支払いを＄1.50に引き上げ

条件変更としては、かなり大幅なものですが、さて、効果のほどはどうなるでしょうか。

交通ルールの罰金引き上げと同様、取締が強化されなければ効果は期待できないような気もしますね。

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