トロントより
おはようございます
カナダは、移民国家、多民族国家と言われ、さらにLGBTQ2など多様性に寛容な国と言われています。また、少数グループ（マイノリティー）や、被雇用者など弱者を守るため、様々な面で平等・対等という概念が取り込まれています。
ビジネスにおいても、同一労働、同一報酬という考え方が取り入れられており、男女の格差などは厳しく制限されます。
しかし、現実にはまだまだ男女平等というレベルには至っていません。
最近、HSBCカナダのCEOとして３年務めた女性が、RBCに売却されたことを契機に退職しました。これにより、カナダの大手銀行では女性CEOを一人失うことになりました。
カナダの銀行など金融機関大手では、女性の経営陣は非常に少なく、人事、法務でのオフィサーの割合は７０％を超えるものの、トップとなると圧倒的に男性が占めています。
男性だから、女性だから、と言うこと自体が差別的な判断・見方とも言え、その職をまっとうできる優秀な人材であれば男女は関係ないのですが、バランスを見るとやはり偏っているといえるかもしれません。
カナダの多様性は、まだまだ改善する余地があるようです。
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