トロントより
おはようございます
電動バイクの普及が急速に進んでいます。
しかし、ルールを守らずに歩道を滑走する人もおり、歩行者にはとても邪魔で危険な存在でもあります。
その電動バイクには、電気自動車、パソコン、タブレット、スマホなどにも使われているリチウムイオンバッテリーが搭載されています。
リチウムイオンバッテリーは発火の危険性も指摘されており、実際に発火による火災事故が起きています。
昨年大晦日には、地下鉄車内で発火し、火災が発生。炎が広がる地下鉄の映像はショッキングなものでした。幸い、けが人は１名だけでしたが、バッテリー発火による火災の恐ろしさを感じました。
トロント市内でもリチウムイオンバッテリー発火による火災通報が増えているようです。
２０２２年 ２９件
２０２３年 ５５件
となっており、そのほとんどが電動バイクや電動スクーターのバッテリーだそうです。昨年１０月には高層住宅内で電動バイクのバッテリーから発火し、２人が病院に運ばれる事件も起きています。
そうした状況を受け、中距離交通網を運行するメトロリンクスでは、Go Train車両内に持ち込める電動バイクにつき、北米・カナダの安全基準であるUL/CEの認証があるものに限定することを決定し、４月９日から適用になります。
市内を走るTTCでは地下鉄・路面電車への持ち込みについてこうした条件つけは行っておらず、時間帯制限だけとなっています。
持ち込めない時間帯は、
平日 通勤ピーク時間
午前６時３０分～１０時
午後３時３０分～７時
こうした安全規制が必要ということは、安全認証を受けていない無認可バッテリーが多いということかもしれません。
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