トロントより

おはようございます

 

カナダは移民の国で多くの国からカナダに貢献してくれる優秀な人材を受け入れています。

 

加えて内乱、戦争、民族闘争などで行き場を失った人たちを人道支援として難民として受けれており、一定数の枠を設定しています。

 

さらに、自国では命に係るとして、母国を追われた人を亡命者ASYLUMとして受け入れも行っています。ただ、亡命については慎重な審査が必要で、その認可率は低くなっています。

 

今日の記事で取り上げられた方(匿名)は、メキシコで入国審査官をしていた25歳の方で、父親はメキシコ連邦裁判所の主席管理官だったそうです。メキシコでは犯罪組織が非常に強い勢力を持っており、父親への脅迫などもあり、家族で亡命するためにカナダに来たそうです。

 

本当は、アメリカに入国したかったそうですが、VISA無しでは入国できないため、ビサ無しで入国できるカナダに来たそうです。

こうした人が急増しているようで、メキシコからの亡命申請は2021年は3321件から2023年は25236件となったようです。

 

他国からの亡命申請も増えているようで、現在156000人が申請中でその決定をまっているのだそうです。

 

こうした実状もカナダの移民申請処理を混乱させている要因かもしれません。

 

また、VISA無しでカナダに入国したあと、米国に密入国するケースも増えているようで、米国からも改善を求める声が強くあったようです。

連邦政府は、こうした現状から、メキシコからの入国にはVISAが必要とする制度を復活させ、先週木曜日午後11時30分から施行されました。

 

移民の国、そして陸続きである関係では、いろいろと悩みが多いようです。

 

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<このブログではニュースをご紹介していますが、筆者が紹介したいと思うものを選んでおり、全ての記事を公平平等にご紹介しているものではありません。文中意見は筆者個人のものであり、同意できない方と議論するつもりはありません> 

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