トロントの朝 12月21日(2) ダンダススクエア改名決定過程に異議あり

＜　このブログではニュースをご紹介していますが、筆者が紹介したいと思うものを選んでおり、全ての記事を公平平等にご紹介しているものではありません。また文中意見は筆者個人のものであり、同意できない方と議論するつもりはありません＞　

トロントより

おはようございます

先住民への黒歴史に関わったとされる１８世紀のスコットランド人Henry Dundasの名前をトロント市の施設などから削除しようという動きがあり、先日トロント市議会は、繁華街中心にあるヤング―ダンダス・スクエアの名称をSankofa Squareに変更することを決議、発表しました。

しかし、この決定過程に異議を持ち、その要職を辞任した人がいます。

Mike Fenton氏

ヤング―ダンダス・スクエアの管理委員会会長を務めていた方です。

今回の決定過程にあたり、それを推進してきた要人ですが、４つの名前に絞り込まれた後、それについて公聴会を開くでもなく、管理委員会の意見を聞くこともなく、諮問員会が名前を選び、その直後に議会で決定したに異議を申し立てています。

こうした経過を聞くと、確かに決定プロセスに透明性がなく、関係者の理解が得られているとは思えないですね。

それぞれの立場の人がいるので事情や理由があるのでしょうが、財政難のトロント市が税金を使って行うことなのでもっと透明性ある決定過程であるべきだと思います。

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