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トロントより、こんにちわ。
今日、連邦政府保健省から、データモデルのアップデートが発表されました。
今日の発表に使われたグラフをいくつかご紹介します。
まずは、年代別の感染者グラフ。
ピークとなった4月中旬以降、全ての年代で下降傾向が続いています。
カナダ全体でみれば、一波は収束に向かっているといっていいのではないでしょうか。
これは州別の人口100万人当たりの7日平均感染者数(対数表示比較)
ケベック州とオンタリオ州がまだ高いレベルにあることが分かりますね。
これは、実効再生産数。
1人の感染者が何人に感染させるかの指数だそうですが、1を若干下回っているようです。
短期のデータ予測シナリオで6月15日(向こう10日間)までの予測。
感染者数は、97990から107454の間
死亡者数は、7700から9400の間
今日時点の数字が 感染者 93441 死亡者7543ですので、
毎日感染者が1400人程度、死亡者が200人程度でなければなんとか予測の範囲に収まるというレベルです。
規制のレベルによる感染の波モデルです。
強い規制で、感染者が10%以内の場合、この夏場をピークに終息するようです。
規制を市内と、70%~80%が感染し、この夏場に最大のピークを迎え、秋には終息します。
弱い規制では、25%~50%が感染し、秋に向けピークが上がり、終息は2021年冬まで続くようです。
第二波予測モデルでしょうか。
ビジネス、学校の閉鎖、ソーシャルディスタンシングの徹底、感染者の検出と隔離、感染経路の特定などを強化することで、第二波は抑え込むことができるとするのが左のシナリオ。
しかし、それが十分でなく、緩和の方向に動くと、7月以降第二波が起き、第一波以上の感染者がでると予測しているのが右のシナリオ。
今朝のトルドー首相の会見でも、感染が減少しているが、
”まだ森(感染)を抜けたわけではない”
まだまだ、気を緩めることはできません。
この発表を、ビジネス再開を目指すオンタリオ州首相はどう理解するでしょうか。
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