トロントより、おはようございます。
曇り空の土曜日です。
寒いですね。
今、午後4時半ですが、気温2度 体感マイナス3度です。
月曜日は雪の予報となっています。
どれだけ積もるでしょうか。
今日の新聞は、昨日もご紹介した水道水の記事が特集されています。
今回の事態は、カナダ全土でみられる現象。
昨日はトロントのお話をしましたが、地方都市でも状況は同じ、いやむしろ悪いかもしれません。
写真はオンタリオ州北部のThunder Bay.
5大胡で最大のスぺリアル湖に面する都市で、水は澄んできれいな印象がありますね。
確かに水自体は大変きれいではないかと思いますが、問題は上水道を家庭に届ける配水管。
40年、50年前に設置された鉛のパイプが使われており、その鉛が水道水に混入するというのが問題になっています。
写真で浄水器Britaを使って水をコップについでいるのは、なんとThunder Bayの水道システムの水質管理マネージャー。
その彼が、ご両親の自宅では、浄水器Britaを使って水道水をフィルターしてから、高齢のご両親に提供しているそうです。
水道水への鉛混入を改善するには、鉛パイプの撤去・入れ替えしかありませんが、問題はそのコスト。
平均では、家庭配管の交換には、$5000ほどかかるのだそうです。加えて、家に引きこむまでの配管については、市町村が責任をもっており、その費用は同じく$5000とか。
写真下に写る女性は、2012年に以前所有していた家の配管交換をしたそうですが、前庭を12フィートも掘り下げることになり、かかった費用は$9000。
今は、とてもそんな費用を出せる状況ではないとあきらめているそうです。
市町村も鉛配管の交換については、住民に薦めており、トロント近郊のグエルフ市では、配管交換に対して$2000の援助を出しているそうです。
ただ、インフラが古く鉛配管がそのままとなっている地方都市では、高齢者で年金生活者も多く、多くの負担は非常に難しいのが現状のようです。
当面は、Britaなど浄水器で濾過して飲むのがいいようですね。
浄水器を使うと、ほとんどの鉛成分は除去されるのだそうです。
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