トロントより、おはようございます。
5月も中旬に入り、やっと桜も咲きましたが、まだまだ寒いですね。
今朝も気温は体感5度以下。
預かり孫の野球トーナメントに応援に行きましたが、まあ、寒い!
野球をしている子供たちもさぞや寒かったことでしょう。
風邪、引かないようにね。
今日はこれ!というニュースがなく、細々としたニュースがご紹介します。
カナダの住宅市場が不正資金浄化Money Launderingに利用されているという記事は以前にもご紹介しました。
カナダはかなり以前から資金浄化の国として、その金融システムが悪用されているという話はありました。
現在でも、カナダ全土で47ビリオンもの不正資金が浄化されていると言われています。
都度、対策を講じてきましたが、近年はその手法が住宅市場を使ったものに変化し、最初に住宅バブルとなったBC州(バンクーバー)では、そのために異常な価格高騰に見舞われ、5ビリオンもの資金浄化に悪用されたそうです。
この記事では、トルドー首相がMoney Launderingに国として対策をとると明言しており、資金浄化対策を行うようです。
住宅市場を通じた資金浄化は、現在トロントとモントリオールで起きているようで、なにも対策を取っていないオンタリオ州の姿勢が問われます。
そのオンタリオ州政府の施策が連日、批難を浴びていますが、こんな記事も出ています。
オンタリオ州の労働者の安全衛生を研究調査するプロジェクトの予算が16ミリオンも削減されたそうです。
州認定の訓練や職場の安全を支援する独立した保健安全協会の運営にも影響がでるようです。
しかし、専門家からは、この予算削減は意味がないと指摘されています。
実は、この協会は、税金で運営されているものではなく、予算カットは州の予算削減にまったく貢献しないとのこと。
ただ、運営が厳しくなるだけで、州の労働者の安全を脅かすだけになりそうです。
もうひとつ、ビール販売についてもこんな記事が。
ビール販売を従来寡占していたBeer StoreとLCBOから、街角ストアーCorner Storeでの販売を認可しようとしているオンタリオ州政府の施策に対し、Beer Storeの労働者組合が反対キャンペーンを行うようです。
30秒のラジオ広告を3種作成し、放送を開始するそうです。
To Spend $1billion shutting down the Beer Store
1 ビリオン(850億円相当)の税金を使ってBeer Storeを潰す計画
どうもこのアルコール政策には、裏で暗躍しているコンサルタントがいるようで、記事によると一日1000ドルの報酬を受けているとか。
どうも新政権の施策は、バランスが悪い気がします。
昨日も、労働担当大臣が招かれたコンファレンスに出ましたが、その発言内容も底が浅い気がします。
新政権発足以来、20万人以上の雇用を産んだとアピールしていましたが、それは前政権が巻いた種が実をつけた結果で、新政権の成果ではない。
どうも、新政権は信頼できませんね。
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