トロントより、おはようございます。

 

雨の金曜日です。

4月は雨の多い月ですが、やはりこの時期、心配は洪水。

今、オンタリオ州内は大変な事態になっています。

トロントの北200キロほどにある別荘地帯MUSKOKA

湖が多く、コテージを持っている人もたくさんいます。

釣り好きにはたまらない場所です。

しかし、そのMUSKOKAでいま大洪水が起きています。

かつて記録したことがないほど水位が上がっており、さらのこの数日に降る雨で住人に避難命令が出ています。

 

カナダの首都オタワも大変な事態です。

こちらは、すでに非常事態宣言をだしています。

ダムが決壊する可能性があるとの情報もあり予断を許しません。

明日、安倍首相、麻生財務大臣がオタワ入する予定ですが、大丈夫でしょうかね。

 

当地では、子供たちの通学にスクールバスが活用されています。

交通規則では、スクールバスが子供たちの乗り降り時に、赤のストップランプを点滅し、ストップサインを出しているときには、中央分離帯がない限り、何車線あろうとも、両方向とも、車両は20メートル以上離れて停止しなくてはいけません。

違反すると2000ドルの罰金となり、違反罰点6がつきます。

 

しかし、実態は停止せず、スクールバスの横を通過していく車が多数あります。

そうした悪質運転手を取り締まり、子供たちの安全を守るために、数年前より、スクールバスにカメラを搭載し、そのビデオに写った違反車両の所有者に罰金請求と交通違反罰点を課すべきとの提案が出されていました。

 

その提案が具体化しそうです。

昨日、オンタリオ州交通担大臣が新しい規則を発表し、スクールバスへの不注意・悪質な運転の証拠として、搭載されたカメラに映るビデオを裁判での証拠として認め、現場を見た証人がなくても罰則を適用できるようにすると述べました。

 

現在、オンタリオ州では約837,000人の子供たちが毎日スクールバスを利用しており、ミシサガ市の調査では、毎日バス1台あたり2.5件の違反が発生しているそうです。

 

早期に法案化されることを願います。

違反車によって子供たちが交通事故の犠牲になる前に。

 

今日の話題は、昨日につづき住宅市場。

 

バンクバー住宅市場の次はトロントでは?

 

と昨日紹介しましたが、今日のコラムにこのように書いている人がいます。

以前、カナダの住宅市場異常高騰は、マネーロンダリングに利用され、価格を吊り上げることで浄化資金総額を増やしていることが原因の一つとご紹介したことがあります。

その件数、トロント地区だけで50,000戸(コンドミニアム含む)と言われています。

 

先にこうした異常高騰を経験したバンクーバーがあるBC州の財務担当大臣は、そうした状況について以下のようにコメントを出しています。

 

マネーロンダリングをする人にとって、州がどこであろうと関係がない。資金浄化ができるところを探しているだけ。

BC州のように防御策を行えば、彼らは他の場所を探すだけ。

 

実際に、BC州は、カナダ国内でもっとも住宅登記に厳しい規則を実施しており、購入者(資金提供者)を開示を徹底しています。

住宅購入資金ルートに隠された不審な企業や個人がある場合、その購入・登記を認めない規則が導入されます。

 

バンクバーでは、麻薬関連の不正な資金が住宅購入という隠れ蓑に流れていると言われており、加えて海外からの投機・不正資金も流れこんでおり、そのルートを断ち切ることが大きな課題となっていました。

今回の新規則でそうした資金が住宅市場に入ってこなくなり、市場が安定することが期待されています。

 

では、そうした資金はどこに流れ、資金浄化が行われるのか。

 

トロントでしょう。

 

この10年間でトロント地区での住宅購入資金でその資金源が解明できていないものが20ビリオン(約1兆6千億)あるのだそうです。

 

今後も、こうした資金浄化マネーロンダリングを厳しく追求していかないとトロントの住宅市場は一向に正常化しないでしょう。

 

この問題に、オンタリオ州政府は本気で取り組むでしょうか。

大きな関心があります。

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